HGUC アッガイ 試作格闘兵装ミョルニル装備型

アッガイに指をつけるならサイズ的にゾゴック→アームパンチって原理よくわからないし、イマイチ痛くなさそう→パイルバンカーの原理で炸薬で打ち出そう！となりました。

上腕に増設したハッチから給弾→腕内を通して前腕に炸薬を装填→ロック解除→爆発による拳撃→伸びたシャフトから廃莢→戻して次弾装填の設定です。

ちょうどオリ武器企画も始まったので、地味な内蔵兵器ですが、参加させていただきます。

本体のアッガイはスジ彫欲を刺激するスペースに満ち溢れていますが、殆どの外装パーツが合わせ目無しの一体整形！耐圧殻を意識したバンダイさんの心意気と解釈し、スジ彫は断念。代わりにメタルパーツとデカール、ラインの塗り分けで情報量を補いました。

ゾゴックのハンドパーツなので、ヒートソードとグレネードも流用しています。　正直ミョルニルよりコッチの方がカッコイイですねw

試作兵器という事で、603技術試験隊に評価試験名目で持ち込まれた失敗品…過去に試験したザクの上腕が反作用で崩壊、不採用になったものをアッガイに乗せ替えただけという妄想設定です。

通常機体にペイントされる番号は機体識別番号だと思いますが、603に持ち込まれる機体は正式配備ではないし、象徴的な番号も思い付かないので、そのまま603にしてしまいました。

ちなみにモノアイはHアイズに蛍光レッド塗装したものをプラパイプに嵌め、ネオジム磁石固定にしました。　バイザーはクリアブラックでスモークしています。

ここからは評価試験中に陸ジム2機のパトロールに遭遇、隠密性を活かして接近し…の体です。　背景やエフェクトパーツを作成した上で、PhotoRoomでデジタル演出してみました。

一気に間合いを詰めヒートソードで強襲！ 敵機に食い込んだ剣を捨て、防御を固める2機目にお構い無しの右ミョルニル一閃！

シールドを引っ剥がされて体制を崩す敵に、追い打ちの左ミョルニル！ 踏み倒して余裕の右腕次弾装填(上腕から前腕への装填の為肘を伸ばす必要アリ)

試作内蔵格闘兵装ミョルニル技術試験報告書

地上における評価試験の最中、連邦のMS2機との遭遇戦に突入。 オプション兵装のヒートソードによる白兵戦、並びにミョルニル3弾を放てり。その威力抜群にして、終始敵機を圧倒、2機を破壊せしむ。 しかれども右腕ミョルニルのシャフトを破損、試験続行を断念す。アッガイの厚い耐圧殻はミョルニルの反作用をよく受け止めたが、その分ミョルニル自身が受ける衝撃が増加したものと愚行する。

この出来事ののちアッガイは現地配備となったが、ミョルニルが使用されることはなかったと聞く…

制作工程です。

ミキシングは腕部のみ。 外装は上からアッガイの上腕→肘周りにアッガイのフレキシブルアーム増設パーツ→ロック機構から前腕の円柱がモビルワーカー→プラ板で蓋をして、ハンドパーツにゾゴックの武器持ち手です。

腕部パーツは内部を全てくり抜き、内部シャフトをエコプラガンタンクの腕と、ボールの胴体と腕をつなぐ円柱状パーツで作成しました。

シャフトは付け外しではなく、腕内に収めて伸縮します。 伸/縮それぞれの状態で固定できるようネオジム磁石を仕込みました。

シャフト内の炸薬はプラパイプとプラ板で作成、排莢孔は元々ボールのパーツに開いている胴体との接続穴をそのまま利用したものです。

過去のミキシングで余ったパーツの組み合わせから、新しい作品が組み上がると気持ち良いですね！

モノアイはプラパイプに2mmのネオジム磁石を嵌めたものを底に、蛍光塗料を塗ったHアイズを乗せ、一回り大きいプラパイプで囲みました。

モノアイレール内側にもネオジム磁石を入れレールを挟んでペタ留めしているだけなので、気軽に位置を変えられます。

GUNSTAに投稿された多くのロービジ機体がどれもカッコいいので、本体は濃いグレーにするつもりだったのですが、メカサフヘビーを吹いてから気分が変わり、上からミッドナイトブルーを立ち上げ塗装。 グレー部はメカサフライト、この後艶消しでトップコートしました。

ミョルニルはメカサフヘビーからクリアコート、デカールの雰囲気も変えて異物感を演出しています。

知人からお土産に頂いたワンフェスイエローを使ってみたくて差し色に拳に使用しました。 隠蔽力の高いややオレンジ寄りのイエローで使い勝手が良かったです。 この場を借りて感謝を。

頑張って塗り分けたこだわりの足裏は、この後のウェザリングで台無しになりました。

やられ役の陸ジムも全塗装です。 特にディテールアップはせず普通に組みましたが、気軽に組めて不満点もない量産機の鑑です。  装備で差をつけ、一人二役をこなしてもらいました。

背景はTOMYTEC戦場の大地 湿地をベースに、一部粘土で薄く土を盛り、木と草を配置して作成。

MS2機が格闘するとはみ出るサイズなので、デジタル的に増やして霞がかった森にしたてました。

エフェクト各種です。

マズルフラッシュと爆発は、綿はヘタるし、パテは重いので、楽をしたい気持ちもありバンダイの公式パーツを塗装して利用しましたが…イマイチでしたね。 今後使いまわせればと思ったのですが、次は作るかもしれないです。

ヒートソードの切断面は、プラ板のエッジにパテを盛ったものを蛍光塗装し、剣と重ねて装甲の隙間に挟んでいるだけです。 陸ジムは今後も脇役に使用したいので、穴を空けるのは避けました。

以上、制作工程でした。

個人的にはミョルニルなんて洒落た名前より、ハンマーパンチとかの方がしっくりくる世代なのですが、不採用兵器にしようかと考えた時点から脳内がIGLOOまみれになり、だったら北欧神話にしなきゃ！となりました。

最後は某技術中尉の名乗りで終わらせたかったのですが、妄想で勝手に名前を使うのは避けておきました。 好きな方は脳内で補ってくれたものと思いますw

以上、長文にお付き合いいただけた方、本当にありがとうございました。

今後はもう少し文章量減らします…