【HGUC】ガンダムmk-III 【Z-MSV】

ガンダムmk-IIIの元ネタの一つに「エルガイムmk-II」があるという話を聞き、そっち寄りのカラーリングにすべく、赤い部分をエルガイムmk-II的オレンジに置き換える部分塗装を施しました。
エルガイムmk-IIといえばバスターランチャーが印象的なのでソレっぽくメガランチャーを持たせてみました。
間接部は真鍮色風の塗装にして「ヘビーメタル」っぽさを狙ってみました。
また、G.F.F.版ガンダムmk-IIIを参考にディテールアップや差し色を加えています。

ガンダムmk-IIIはそもそもZガンダム本放送時にティターンズ用MSとして登場する予定の機体だったそうですが、「ガンダム出過ぎじゃね？」と言う理由で没になったとのこと。
平成以降のガンダム作品では敵も味方もガンダムだらけですから、当時はストイックだったようですｗ
その後、Z-MSVの展開時にエゥーゴ側MSとして再設定され世に送り出されました。
ティターンズより奪取したmk-IIのムーバルフレーム技術を解析し、より洗練されたムーバルフレームの試験開発機だったそうで、非可変機ながらフレーム以外の装備の換装を容易にし兵装・推進システムなどを作戦ごとに換装できるMSを目指して開発されたようです。
mk-IIIの8号機はクワトロ大尉機として赤く塗装されたとのことですから、少なくとも8機は製造されたようです。

ということで、この機体は8機の試作機の内の3号機で、ムーバルフレームのさらなる研究のため、新素材にてフレームを作成した機体というというオラ設定です。
作製後は評価試験を兼ね実戦に投入され、そこそこの戦果を残したと言うことにしました。
反地球連邦組織であるエゥーゴが「ガンダムタイプ」を開発するというのは、その性能に期待するのと同時に1年戦争の連邦勝利のアイコンである「ガンダム」を戦線に投入することに寄り「義は我に有り」と言うことを示す「プロパガンダ」なのでは無いかと思います。
そういう意味で試作ガンダムはホイホイと現場に投下されたのでは無いでしょうかと。
パイロット受けは良さそうですが、規格外のＭＳを受け持たされる現場整備担当は迷惑だったでしょうね笑。

スマートで女性的な正面側のイメージとは対照的な重厚な男性的デザインの背面の意匠は、空間戦を意識したと思われるロングアーム姿勢制御ノズル付きのバックパックによるところが大きいです。
ガンダムタイプはそれに続く量産型MSの試験体と言う役割もあると思います。
ご存じmk-Iたる78シリーズはGMシリーズへ
mk-IIはGMIIの強化プランであるGMIIIの試験体やバーザムへ
mk-IVはmk-Vへつながりドーベンウルフへと
それぞれ繋がっているのにmk-IIIにはその子孫がおらず、進化の袋小路へ陥った機体にも見えます。

整備士「ちょっ、コラー！センサーを持ち手にすんなってっ何回も言ってんでしょ！？アライメント狂ったら、再調整面倒くさいんだからね!!まったく、あんたときたら...」
と言うツンデレ整備士の怒号が響きそうなメガランチャーの持ち方ですｗ

シールドはビーム吸収型コーティング仕様としました。
運が良ければビームが直撃してもソレを吸収して自機のエネルギーとしてチャージ出来る...かもしれない感じです。
イメージソースはHMです。

ビームライフルはデルタガンダムよりいただいてきました。
キット付属のライフルは2丁とも出所不明の謎デザインなので(テルティウム由来ですが)
デザイン的にはゼータ系の細いライフルが似合います。
スネにG.F.F.を参考にスラスターを追加しました。

バックパックの下部スイングアームの先端にはG.F.F.を参考にスラスターを追加しました。

デカールを貼り終えトップコート直前の様子。
試作機っぽくノーウェザリングで綺麗に仕上げても良かったかもしれないです。
でも、ウォッシングでグレートーンを載せることによりオレンジの発色が抑えられ、落ち着いた感じになったのでコレで良かったのだと思います。

ところで、mk-IIIはアナハイム・エレクトロニクス社製ですが、私はこの時期のエゥーゴ機にはAEマークは付け無いようにしています。
エゥーゴは、いっても非合法？組織な訳ですから建前上はAE社からのMS提供は公に出来ないはず。
エゥーゴのMSにAEマークが付けられるのは、早くてもダカールでのシャアの演説以降だと思うので、それ以降の開発MSだとするとＺＺ？ぐらいだと思うんです、AEマークが付けられるMSは。

というわけで私的には久しぶりのガンダムタイプ作成となりましたが、ガンダムタイプは、やっぱり華がありますね。

手ぶらになったデルタガンダムはどうしよう。