『機動戦士ガンダム水星の魔女』に登場するMS・GUND-ARMの一体。パイロットはエラン・ケレス。
ペイル・テクノロジーズ系特有の、空間戦闘を重視した細身の体型が特徴。関節など各部位は同社が生産しているザウォートと同じ構造が散見され、初見のセセリア・ドートからも「黒いザウォート」と誤認されている。
両肩には可動式の大型スラスター「ブラストブースター」を持ち、普段は装甲で覆われているが前方へ噴射するノズルもあるため、後方移動にも対応可能。
また、GUNDによる姿勢制御の高次化によって飛行性能が向上しており、重力下においても宇宙と同等の機動性を発揮することが可能。
本機のパイロットのエランはベネリットグループ御三家の一角「ペイル・テクノロジーズ」がGUNDフォーマットの適合手術を施術し擁立した強化人士であり、本機の開発主任はかつてプロスペラの後輩であったベルメリア・ウィンストンが担当している。そのためか用いられているGUNDフォーマットはルブリス同様にパイロットへのパーメットの逆流を引き起こす旧態然としたもの(エラン曰く「脳に手を突っ込まれるようなざらついた感覚」)が用いられており、エアリアルのようにノーリスクで機体の思考操作をできるものではない模様。
一方でパーメットスコア上昇時におけるパイロットへの激しい負荷はエランには見られないため、パーメットの流入を防ぐよう機体側を調整したエアリアルに対し、パイロット側をデータストームに耐えられるよう改造して克服したのがファラクトであると思われる。
AIによる自立思考機能が搭載されているのかは不明だが、エランは自身への負担による不快感もあってか、スレッタがエアリアルに対して持つような愛着をファラクトには持てておらず、仮に在ったとしてもエランとのコミュニケーションは取れていないようである。
AIによる自立思考機能が搭載されているのかは不明だが、エランは自身への負担による不快感もあってか、スレッタがエアリアルに対して持つような愛着をファラクトには持てておらず、仮に在ったとしてもエランとのコミュニケーションは取れていないようである。
ペイル社CEOニューゲンが、ベネリットグループの審問会にてエアリアル開発元の「シン・セー開発公社」代表プロスペラから『エアリアルの技術情報供与の約束』を取り付けていたのは、このファラクトに技術をフィードバックする目的もあるのではと視聴者の間では考察されている。
ビームアルケビュース
ファラクトの専用武装として採用された、マガジン式のロングバレルビームライフル。
安定性を重視した設計で、GUNDフォーマットと連動した知覚リンクによって高い狙撃能力を有する。
コラキ
両肩アーマー裏に搭載しているGUNDビット。
射出すると2基に分離して挟み込むように展開し、触れた部位をスタンさせる電磁ビームを照射する。物理破壊力は皆無に等しくMS本体に当てなければ効果は発揮されないが、オールレンジ武装としての特性を活かした全天攻撃やトラップ的運用によって敵を行動不能に追い込み、本体による狙撃で確実に仕留める運用を確立させている。
ビーム砲
脚部ユニット「ビークフット」に搭載されており、爪先を折りたたんで発射する。
ビームサーベル
ザウォート系列と同様の近接武器。装備箇所は両前腕下部へのマウント方式から装甲内部への格納方式に変更されており、使用時には装甲が展開しグリップを排出してからビームを発振する。
劇中での活躍
グエルが搭乗したラウダ専用のディランザ戦では、当初は接戦を繰り広げていたが電磁ビット「コラキ」を活用し、拘束されたディランザをいたぶるように破壊し観戦者を唖然とさせた。
スレッタの駆るエアリアルとの決闘で機体は大破したがその後修復され、GUND-ARM開発の咎で解体される運びとなったペイル・テクノロジーズのガンダム・ファラクト開発部門はミオリネによるGUND-ARM Inc.の設立時に買収されたため、受け入れ態勢が整い次第、開発チームとファラクトはGUND-ARM Inc.に譲渡される予定。
……となってはいるが、ファラクトを社外に出すということはペイル社の暗部たる強化人士について表沙汰になると同義であるため、受け入れ態勢云々はファラクトを渡さないための方便であり、表向きは「調整中のため譲渡は出来ない」という扱いである。
コメント
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相変わらず、素晴らしい塗装とクオリティでしたよ(gandam-hand2)
ありがとうございます。
いつもご覧頂き大変恐縮です。
基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
HG.RG.MGが中心です。
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