ガンダム・ルブリス・エオル

【妄想】
◆ヴァナディース襲撃から逃れたオックスアース地球本社の残党のひとつが作り上げたルブリスタイプのGUND-ARM。

◆本機の特徴はバックパックから伸びる「ワイヤーアンカービット」と腰裏に接続された「フレキシブルダガー」であるが、これらの本質は「武器・兵装」では無く、あくまでもルブリスの「第五肢」「第六肢」であると言う事だ。

◆戦災孤児の一卵性の双子の姉妹がいた。
姉は、メルデ・ステッフェン。
妹は、シィル・ステッフェン。
メルデは明るく快活で、難しい事は妹に任せてまず動くタイプ。
シィルは穏やかに見えるが、その実姉を盾に周囲を観察して見に回る。
共通しているのは、互いに助け、互いを思いやり、互いを守ること。
◆なお妹のシィルは幼少期に戦災で両腕を肩と肘の半ばから失っており、GUND義手を付けている。
その縁で姉妹はこのオックスアース残党組織に所属している。
◆ある日、研究者が「複座式にして複数人でデータストームの負担を分散できないか」と思いついた。
そしてステッフェン姉妹が専属パイロットに選ばれた。

【武装】
◆携行武装としてコンパクトビームガンをリアスカートに帯びている。
小型ゆえコンデンサーとバッテリーは脆弱だが、掌から直結してエネルギーを供給している。

◆内蔵兵器としてヒザのスラスターからビームトーチを発生できる。
オリジナルルブリスのレシーバーガンの「光弾→刃」のように、「推力を結束できないか」という所から開発した試作品で、結束率も長さもビームサーベルには及ばなかったが、蹴り技武器としては有用だった。

【アンカービット】
◆バックパックから射出されるワイヤーアンカービットは、リールによる回転と、アンカービットに内蔵された推力偏向ノズルのほか、ワイヤー自身に編み込まれた形状記憶ファイバーによって蛇のように自由自在に動き回ることが可能。
◆アンカービットの先端はビームサーベルと同じ力場で覆われ、ビット本体の表面にも防護フィールドを纏っており、攻防に優れている。

【フレキシブルダガー】
◆リアスカートから伸びるフレキシブルダガーはアンカービットと同じワイヤーで接続された刃の列。
これら全ての部品がビームサーベルと同じ力場を纏い、自由自在に動かすことができる。

【その本質・守りに優れた機体】
◆パイロットシートを複座式に改装し、前席にはメルデ、後席にシィルが搭乗する。
メインパイロットはメルデであり、シィルはその他の管制と、「第五肢」「第六肢」の制御を担当する。
◆ルブリスエオルのコンセプトは「複座式によるデータストームの軽減の検証」と、「架空の支持肢をGUNDで操る」こと。
◆データストームの分散については、遺伝子的に同一である二人の場合の可能性の検証のため、
そして、幼少期に両腕を失ったシィルであれば、ヒトの腕ではない架空の支持肢をも先入観無く操れるのではないか、との構想からステッフェン姉妹が専属パイロットとして選出された。

【ツーマンセルパイロット】
◆主に攻撃・機動をメルデが担当し、シィルがアンカービットとフレキシブルダガーをまるで両腕のように動かして機体の動作の補助をし、または機体を、自分たちを守る。
◆アンカービットを高所に突き刺してぶら下がったり、フレキシブルダガーでモノを絡め取り持ち運ぶこともできる。
◆特にシィルにとっては本来の自分の身体の一部のような感覚で、AIの姿勢制御よりも直感的にフレキシブルダガーを尻尾のように地面に当てて機体を支える、重心バランスを取るなど従来のMSには不可能な挙動をこなして見せた。

◆この組織の人々は比較的良心的であり、姉妹も無碍にこそされないが、組織全体が追われる立場である以上、生き残るためのシビアな世界と対峙しなければならない──

◆なお、この組織には他の鹵獲MSのほか、落ち延びたザウォートフェザーが僚機として使われている。
パイロットは作戦当時に乗っていた人物で、ザウォートフェザーが不要になるにつれ機体ごとアーシアン側に転身してきた。
……という裏話。

【制作ウラ話】
塗りが汚いので拡大したくないんですが…
ルブリスジウがコンセプトということで、GBNガードフレームの頭部の下地をくり抜いて、別のガンダムフェイスを苦労して削って埋め込んだのですが、
クリアパーツに塗ったクリアカラーが濃すぎて中身が見えなくなりました。
よっっっく目を凝らして見ると、うっっすらとガンダムフェイスが見えるような。
悲しい。

※その証拠。アゴ裏からフェイスパーツが垣間見えます。
クリアパーツは塗膜のせいか外せなくなりました……

※なお、ルーン文字の「EOLH」には「防御、仲間、信頼」といった意味があるそうです。

【追記】
顔面のクリアパーツは、半透明素材の何らかのセンサーなのかなと解釈しています。