デミバーディングガンダム

クワイエット・ゼロから時は進み、世界は宇宙開拓に注力を注ぎ始めていましたが、大きな懸念点がありました。
「小惑星の集まり」の中での探索や「唐突な隕石」による多発事故です。

そんな折、過去にプロスペラお母さんから提供された情報を元に、ブリオン社はようやく、小惑星、隕石に対抗できる火力を兼ね添えた新たなるデミシリーズ、デミバーディングガンダムの開発を完了させました。

GUNDフォーマットによる操作性の向上、加えてビームライフルプラスと２門のビームキャノンは、OSをGUND-ARMベースにすることによって更なる安定性、出力調整が可能となりました。
バオリパックの独立機構も健在で、そこにGUNDフォーマットが加わったことで探索に大きく貢献することとなりました。

ただ、バオリパックを独立させた場合の狙撃角度の応用は無限大で非常に難しく、有線ながらいちパイロットが上手く使いこなすには不可能に近いところがありました。しかし、それを可能にしたのが「とあるパイロットの青年」です。

同僚A「いやぁ、奴はもともとメカニック科だったんだけどなぁ、仕組みが分かってたら操作できるのも道理、なんて、ワケわかんねぇ理屈で扱っちまいやがるのよ」

同僚B「普段は何考えてるかよくわからないヒトなんですけどね、まぁ、悪いヒトではないです。とにかく、危ない隕石やら何やらをいち早く破壊してくれるので、助かってますよ」

同僚C「えっ！？ハロに独立回路を持たせて自由にバオリパックを使いこなす"ロウジ先輩"ですよねっ！？カッコイイですよねーっ///」

今日も「あの人」から譲り受けたフライトユニットを大事に整備する、青年の名は、ロウジ・チャンテ。機械整備に通じておりガンダムをも乗りこなす、天才メカニックパイロットであるー…