漆黒の後継機　『イクシードレイブン』

『イクシードレイブン』

型式番号:不明

『プロジェクトレイブン』が阻止された後、その計画を復活させようと企む議会軍の一部の過激派部隊が極秘裏に無人兵器『MW(モビルウェポン)』を大量生産。古い機体ばかり生産する一方で、計画の象徴であり核とも言える存在が必要だった。それがレイブンの後継機。レイブンの意志を受け継いだ最強を超える究極の機体とも言える。

使用したガンプラですが、HGバウ、HGストライク、HGレジェンドガンダム、HGインパルスガンダム、コレクションキット・プロヴィデンス、コレクションキット・デスティニー、ギャラクシーブースター…になります。まだ他のガンプラのモノを使っているかもしれませんが、過去に製作した為忘れてしまいました。申し訳ございません。

そもそも、レイブンとは何か？知らない方にも説明します。ゲームをしていない、もしくはこれからするという方にはネタバレが含まれますのでご注意ください。

レイブン

型式番号:CAMS-15

映画の一年後を描いたゲーム版『G-SAVIOUR』に登場するセツルメント国家議会軍の最強MSにして『プロジェクト・レイブン』の核となる漆黒の機体。武器は腰部ビーム砲とビームサーベル・ビームシールドの兼用兵装。飛行形態に変型して機体前面にビームバリアーを張った状態で高速飛行で体当たりを行う。可変MSとのことだが、実はただのMSではない……？

パイロットはグレムリーシープ隊隊長『ライシス』。ゲーム版の主人公『リード・フォックス』の親友『レイス・パトリック』と同じ操縦を行い、更にリードを知っているかのような素振りをしたりと不可解な点が多い謎のパイロット。その正体はレイスを元にしたMW(モビルウェポン)のシステム上の人格、もしくはAI……なのかどうかは未だ詳しい真相は不明。ただ分かっているのは、劇中にリードはその状況を見て『MWレイブン』と呼んでいた。

「楽しませてくれたがお別れだGセイバー！」

chapter2にて初登場。ステージはオーストラリアにあるコロニーの残骸内部でGセイバーを大破に追い込んだ時に言ったライシスの台詞。ここのシーンも好きで、更に撤退する際にレイブンが変形するシーンも好きです。

イクシードレイブンの話に戻ります。攻撃や防御、機動性もレイブンを上回る性能。ウイングもレイブンより多くなっていることもそうだが、バックパックのキャノンっぽい先端部分に驚異的な加速を生み出す装着が組み込まれている。キャノンっぽいと言いましたが、この部分には砲撃兵装は装備されていません。可変もでき、更にはゲームでのレイブンと同じビームシールド展開した状態での体当たりも可能。

本来のレイブンは短時間しか可変による飛行ができないという設定だった為、このイクシードレイブンのバックパックはブースターユニットの役割もあり長時間による飛行が可能となった。バックパックの取り外しも可能で、ジャスティスのファトゥムのように特攻兵装として使える。だが、その間の本機は機動性の低下はもちろん、飛行形態に変形ができなくなってしまう。その為、このバックパックがイクシードレイブンの唯一の弱点とも言える。

加速を生み出す装置ですが、コレクションキットのデスティニーのウイングパーツを使用しました。『ヴォワチュール・リュミエール』と同じ性能で、しかも残像も生み出せる…という設定で製作当時はそう考えていました。

武装を紹介。

高出力腰部ビーム砲×2

レイブンと同様で2門のビーム砲をサイドアーマーに装備されており、計4門のビーム砲を同時に発射。高出力で、しかも連射も可能。一発だけで相手のビームシールドを破壊する程の威力を持つ。

これはコレクションキットのプロヴィデンスのモノを使いました。コレクションキットですと、腰のドラグーンが分離できないので自分はレイブンのビーム砲になるのでは？と閃き、使用しました。

複合兵装防盾システム

右腕に装備された対ビームコーティングされたシールドに大型ビームサーベルと両脇に2門のビーム砲を内蔵した複合兵装。

これもコレクションキットのプロヴィデンスのモノを使いました。

回転式ビームサーベル兼ビームシールド×2

レイブンと言ったら、回転するビームシールド！！本来は腕に内蔵されているそうで、ビームサーベルを回転したかのような防ぎ方を行い、発振したビームを一点に集めて大型ビームサーベルにしたりと2つの機能を持つ武装なのですが、イクシードレイブンでの武装は持ち手武器に。ちゃんと2つの機能を持っている。横に4本のビームを出して高速回転。そのまま攻撃を防ぐ以外にも、その状態で敵を攻撃することも可能。また分離することができ、その場合ビームが3本出せるビームサーベルに。画像で本来のレイブンと比較してください。

バックパックのキャノンっぽい先端部分に常に装着されており、変形時でも回転式ビームシールドを展開可能。ゲームと同様にそのまま体当たりもできる。

これはビルダーズパーツのモノを2個購入し、使用しました。

隠しビームサーベル

これは変形時に使える武装になります。気づいた方もいらっしゃるかとは思いますが、バックパックのとある部分にビームサーベルが内蔵。変形時による体当たりで、敵が回避した瞬間にビームサーベルのビーム展開して攻撃…といった戦法になるモノになります。

このビームサーベルはHGレジェンドガンダムのビームジャベリンを使用しました。

レイブンストライカー

取り外し可能なバックパックのことです。イクシードレイブンの力の源でもあるこのバックパックは長時間飛行が可能とする程のエネルギーを十分に詰んだブースターユニットの役割もあり、ビームサーベル兼ビームシールドを常に装備しているストライカーパック。前にも説明がありましたが、ジャスティスのファトゥムみたいに敵に特攻する武器にもなり、遠隔操作によってビームサーベル兼ビームシールドを展開することが可能。無論、隠しビームサーベルも出せる。

これを失ったら、イクシードレイブンは変形はもちろん機体性能も一般の量産MS並みに低下してしまう。その為、このストライカーの取り外しは滅多にしない…という設定です。

〜ここからストーリーに入ります〜

せっかくなので、主役機である『Gセイバー』との共演です。

宇宙世紀225年。

『プロジェクト・レイブン』の阻止を終えた後、小さな戦闘があちこちで起きるも、大きな戦争は起きない世界へと少しずつ変わっていた…。

イルミナーティのライトニング部隊のメンバー『リード・フォックス』も戦いの後、オペレーターの『アサカ』にプロポーズをしたことで2人はもうじき結婚を控えようとしていた。

だが、平和は突然と消えてしまう。

世界のあちこちにMWが現れ、町や施設などを無差別に攻撃。突如として起きた戦乱中、リードは組織が予備で開発していたGセイバーで対抗する。

「リード・フォックス！Gセイバー、出る！」

この戦闘は長引く、誰もがそう思った時だった。敵MW部隊がその場から撤退し、リードが駆るGセイバーだけがその場に残る。

「何だ？一斉に敵が引き返した？どういうことだ？」

違和感を感じるリード。すると、その場に新たなMSが出現。

そのMS…いや、MWの姿にリードは言葉を失う。

「あれはレイブン！？まさか……」

現れたのは１年前、リードが倒したMWレイブンの後継機。

となると、そのパイロットはあの男である……。

「久しぶりだな、リード。もう一人の私を倒したようだな？」

「その声、やはりレイス！もう一人？どういうことだ？」

「レイスではない、我が名はライシス。貴様が倒した私は7人の内の一人に過ぎない」

システム上の存在であるライシスは議会軍が『レイス・パトリック』の人格をコピーしたモノ。実はその人格コピーは7体存在していたのだ。

残るライシスは6人。そう、このイクシードレイブンは全部で6体も存在するのだ。

「MWの開発、レイブン、そして7人のレイス…。そうか！『プロジェクト・レイブン』とは、優秀なパイロットの人格を植え付けたMW…いや、生きたMSの大部隊を創ることだったのか」

「存分に味わうがいい、我が力を」

「俺はまた戦わなければならないのか、レイス？…いや、ライシス！俺はお前達を止める！」

リードのGセイバーはビームサーベルを構える。

ライシスとの再戦、そして新たな戦いに彼は再び戦う。

皆の為、世界の為、何よりもアサカとの未来の為にも……。

果たして、リードとGセイバーはライシスとイクシードレイブンを倒すことができるだろうか？

Gセイバーの物語は終わらない。まだ、始まったばかりなのだからーーーー

と、ストーリーは以上になります。

この後はどうなるのか？どんな展開になるかは皆さんのご想像に任せます。

ライシスが7人で、イクシードレイブンが6機も量産されている。とあるガンダム作品に似た設定ではありますが、数が違ったりといろいろ脚色はしています。

ストーリーにもありましたが、リードとアサカとの関係は自分が考えたモノになります。ゲームでのその後はどうなったのかは気になってはいますが、その後どうなったかは語られていません。自分は婚約関係になって欲しい…と考え、このストーリーに加えました。

それにストーリーの最後にも書きましたが、Gセイバーの物語は終わりではありません。まだ始まったばかりなのです、Gセイバーは！なので、終わらないと思います。…たぶん。

ゲームのGセイバーですが、いろいろファンサービスがあるのをご存知ですか？

宇宙世紀0079年にオーストラリアに落ちたコロニーやキリマンジャロ基地、更にはエンジェル・ハイロゥの残骸といった場所がステージとして登場。他にもステージ内にズゴックやアッガイの頭に似たオブジェがあったりと…ファンが盛り上がる要素があります。

プレイをしていない方は是非ともGセイバーを体感して欲しいです。

最後に。せっかくなので記念撮影。

Gセイバーのプラモですが、現在無重力使用のGセイバーしか販売していません。お店で見かけた瞬間、即買ったのを今でも覚えています。

箱に『GS-01』と書かれており、Gセイバーシリーズのプラモは続々と出るのでは！？と高まっていたのですが、それ以降全く出ないことに今でもショックを受けています。

是非とも、Gセイバーの他の機体もプラモ化して欲しいです。特に、レイブンを……。

それでは、今回はここまで。次の投稿も宜しくお願いします。