私はいわゆる美プラの新製品争奪戦に血眼になる事があまりないのですが、
(私が惚れ込む子は大抵売れないというジンクスがあるので慌てずとも買えるのてす。
たまに人気ある子を絵に描く時に実物がなくて困るのですが…)
割と珍しい例外がこのサラちゃんです。
発売時には中々入手が難しかったのですが、
行きつけのお店でサンプルがてら飾ってもらう為に
数軒回って2つ購入しました。
一応どちらもELダイバーモードで組んでいます。
こちらはその店頭展示品と手持ちをニコイチしてレストアしたものです。
それまでとは一線を画するクオリティを有するサラちゃんですが、
個人的に気になった点はいくつかあります。
1つ目は顎が尖っていて頬骨が張っており、
頬の面構成が平面的になっている事。
2つ目は頬から顎へのラインが思いの外張っていて
正面からだとやや下膨れに見える事。
3つ目は顎の引き角が足りず顔も取付角度の都合で顎が突き出ていて
横から見るとお面のように見えてしまう事。
それらを解消するため、ヤスリ片手にバトルスタート。
(写真の上側がキット状態、下が加工後です)
まずは目の下、頬骨の出っ張りをヤスリで削り、顎を丸めます。
同時に顎の骨の裏側からもヤスリを当ててエラの張り出しを抑え、
平面的だった頬全体を曲面中心のやわらかほっぺに整え直します。
流行りのトキントキンな顎と殆ど肉のないほっぺたは個人的には好きではないし、
劇中のサラちゃんも下膨れとまでは行かずとも割とほっぺたぷっぷくぷーなので、
パッケージを見ながら削りすぎないよう適度に調整してやります。
更に顔の接続面も削り込んでアタリを変え、
顔の全体を少し後退させつつ顎を少し引いた感じで装着できるようにして
お面っぽさとしゃくれ顎を緩和。
これで顎はここまで引けるので、
ちょっと上目遣いな感じもこの通り。
あとは全体的に肌の血色が悪いのでリアルタッチマーカーのイエローで肌の色を整え、
ピンクでリップと口のライン入れを行い、
100均コスメのチーク(本物)を入れてお化粧。
ボディ自体は無塗装です。
こちらは何かと顔の問題が取り沙汰される
ガールガンレディのアリス。
私はガールガン信者(笑)なので
ビアンカ以降のキットは発売日に全て購入しましたが、
アリスにもサラちゃんの問題点はそっくり受け継がれています。
なので頬骨を削り顎を丸め、顔の取付角度と深さを変更。
コンボイ司令官みたいな面取りだった顔を
曲面主体のやわらかほっぺに変えてあげれば、
キットの中身だけでここまで化けます。
アリスに限らずバンダイ系にはこの問題が散見されるようなので、
バンダイの美プラは30MS以外可愛くない!等と言わず、
愛情込めて直してあげてみては。
(追加)顔の取付は横から見るとこんな感じ。
ほんの少し加工後が後退しているのがお分かり頂けるかと思います。
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