この記録はUC.0082、ジオニック社を吸収したアナハイム・エレクトロニクス社が、一年戦争中の自社、他社の過去の資料や文献の調査を実施、調査の中でこれまで未確認だったMSの存在や戦果をを公表していくプロジェクトの中、ジオニック社の資料と共に発見された。
「MS-06A/C Re F ZAKU Ⅱ Tactical Nuclear Weapon type(戦術核装備)」とは、一年戦争初期に、ジオン軍から大量にキャンセルされたザクⅡのA型、C型をF型に改修し先行納入された機体を使用し戦術核攻撃の戦果向上を目的に開発、テストされた機体である。
ジオニック社はジオン公国軍より一年戦争開戦以前にMS-06Aに、対放射能処理をした機体の生産を依頼され、MS-06Cを開発。このC型に戦術核装備させた。この時点でジオン公国軍がジオニック社の依頼した生産数は500機。しかし、UC,0079、1月31日の「南極条約締結」で攻撃目的での核装備の凍結を機に、対放射能が売りのC型の需要はなくなり半数がキャンセル、急遽C型から対放射能遮断材を取り除いた、いわゆるA型に戻す形で生産ライン上の機体をロールアウトさせた。後のF型となるこの仕様だが、この時点での形式は暫定的に「MS-06A/C」とされ生産が続行された。
時期を前後し、C型での戦術核攻撃で多大な戦果を上げたジオン公国軍は更なる核攻撃の可能性を模索し、それまではH&L社製SB25K/280MMA-P(通称ザク・バズーカ)で小型の核弾頭を使用していたが、それよりも大型の核弾頭を使用出来る装備の開発を行っていた。
テスト用に用意されていた機体は当然MS-06Cであったが、南極条約締結を機にテスト機もA/C型に切り替わったわけだが、核開発という点から対放射能材はそのままに、新しいラインで新規に製造された正式なF型のパーツに換装され、ハイブリッド的な高性能テスト機となった。
テストはMSそのものの稼動テストも含めキシリア・ザビ大佐(当時)の指揮下、月のグラナダで行われ、核弾頭発射実験こそ無かったが、ダミーの核弾頭(重量など合わせたモノ)を搭載、爆心地からの機体ダメージなどをシュミレートした。
UC.0082現在、この戦術核装備(バズーカ)の開発に携わった者の名がアナハイム・エレクトロニクスの技術者名簿に存在する・・・
なお、この機体の実戦データは残っていない。
幻の機体!戦術核装備のザク!
コメント
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これは、いい‼色々と真似したくなるアイデアや工作技術がとても良いです。
(*^O^*)
コメントありがとうございます。
どんどん真似て頂いて結構ですd(^^ )
楽しんで製作してくださ~い!
設定の面白さと工作の素晴らしさがいいバランスでマッチしていて素晴らしいです! バズーカはもちろんですがオレンジのマーキングとミラーシールドがスパイス効いてますね。
コメントありがとうございます。
ワンポイントはこの手の特殊な機体には効果的ですよね。「やり過ぎない」を目指しています(^^)
ザク愛を感じる作品ですね!
ザク系msを作る際に参考にしたいです笑
GP02似の核バズーカも、「後にGP用の核バズーカ開発の参考にされた」とか解釈できそうです笑
使用キットはhg量産型ザクだけなんかな?
コメントありがとうございます。
使用キットは基本HGザクで一部スカート周りにHG旧ザクも使っています。核バズはHG・GP02を改造しています。
GP02開発にはジオン系の技術者も多数参加している設定なので、その辺も考慮してのif設定です。
冒頭の設定がツボです🎵
大戦中、色々なテスト機体やバリエーション機体が有ったであろう中、現実味の高い機体ですよね😃
各関節等の改修など、参考になります❗
フォローさせて頂きます🙏
コメントありがとうございます。
設定ありきの製作だったので、そこをお褒め頂けて嬉しいです。
フォローもありがとうございます!(^^)
宇宙世紀モノが大好物!
ファースト〜ナラティブまでがメインで、世界観を大事にし、設定重視で製作しています!作風を固定せず様々な手法に挑戦しています。宇宙世紀の隙間を埋める作品を作っていきたいです!どうぞよろしくお願いします。
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