「指揮官自らが己を危険に曝すというのは、大昔の発想です」
「悪いな、ミガキ。私は生憎と古い人間なんだよ」
ゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』より、闇夜のフェンリル隊隊長、ゲラート・シュマイザー少佐専用ザクをつくりました。
ゲーム下手な私がクリアボーナスであるこの機体を拝めたはずもなく……しかし、当時スニーカー文庫より出版されていた小説版にドハマリしており、今も「ガンダムを倒した旧ザク」として有名なこのザクの活躍は大変思い出深く、時を越えてこのように形にできたこと、誠に感無量であります。
まずは小説版イメージ。
本文中の「肩口にはバズーカが固定兵装で装備されていた他、煙幕弾の発射器も増設されているのが見て取れた。」との記述を参考に、ショートバレルのバズーカをビルダーズパーツから、バズーカ基部を旧MG量産型ゲルググ付属のキャノンパックから(不要な穴を埋めたり等しています)、スモークディスチャージャーをオリジンHGザクキャノンテストタイプから(肉抜き穴埋めし)持ってきて、それぞれ旧ザクのランドセルに元々あるハードポイントへ、3㎜ランナーを介して接続しました。
バズーカは、写真のように基部から折りたたむことができます。
原作ゲーム『ジオニックフロント』イメージ。
シールドのマーキングはPS2版に倣いました。
ヒートサーベルは旧HGUCグフより不使用時/発熱時で二振り用意し、発熱時のものは蛍光オレンジ/蛍光レッドでグラデーション塗装をしてブラックライトで発光するようにしました。
バトオペ?風イメージ。
最近のゲーム画面で見た武装盛り盛り風。
バズはHGUCドムトローペンのラケーテンバズを拝借。
腰の物は、旧HGUCザクのヒートホークホルダーにおゆまるでヒートサーベルを固定(着脱可能)、(たぶん)HGUCケンプファーのシュツルムファウストをその下に真鍮線で無理矢理ぶら下げています。
重装仕様?
折角つくった腰の物も気に入っているので、この状態で飾ろうかと思います。笑
モノアイは磁石でオンオフできるLEDを仕込み、キットの可動機構を活かして視線を動かすことができます。ハセガワさんのクリアースモークフィニッシュシートを貼っているので、消灯時は黒いスクリーン状になりますし、点灯時は劇中のようなスクリーン越しの雰囲気もあるので気に入っています。モノアイ表現はこれまでも試行錯誤してきましたが、オリジンザクにおいては今回で随分満足いくものになりました。
オリジンザクの文脈の中でPS2版に寄せたかったので、両腕を、手首に段のあるシャアザクから移植、また前腕アーマーは肘アーマーのないザクキャノンの余剰パーツを使用。
両肩を丸いショルダーアーマーにし、肩幅が広すぎるように感じたので、アーマーの接続軸を移動。
シールドは旧HGUCグフ。アンテナはザクハーフキャノンの余剰パーツ。
最近のゲーム等だと胸のデザインがラルザクなどと同じになっていますが、あくまでPS2版リスペクトで08小隊版のデザインに寄せました。エポパテです。
使用塗料備忘録。
本体グレー:FS36440ライトガルグレー
ボディー:FS34102グリーン
胸部装甲/ランドセル/シュツルムファウスト:FS34079ダークグリーン
関節:GXメタルブラック
本体グレー:ファントムグレー
銃器/サーベル柄:メカサフスーパーヘヴィー
サーベル刃:メタルカラーダークアイアン
バズーカ基部:ガンメタル
シールドグレー:ダグラムカラーライトグレー
シールド中央:グラファイトブラック
といった具合に近似色も細かく使い分けてみました。
本体はペンキを塗り直したと想定して、コーションマーク類もなし、フェンリルの紋章だけ入れて、とは言え現地改修機らしくピカピカすぎてもナンなのでグランドブラウンで墨入れ兼キレイめのウォッシング。関節はあまり拭き取らずオイリーなイメージに。
武装類は他からの流用と想定して比較的汚く、コーションも少し入れてみました。
トップ画。エイガー少尉視点で、煙幕に映し出されたブロッケンの幽霊……でしょうか?笑
ご覧いただき、ありがとうございました。
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ジオンもジムも武者も好き。牛歩で積み崩し。
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