妄想戦線
今ではなく此処ではない何処かにおいて・・・とある山奥、だれからも忘れられた神社があった。
神社である以上そこにはご神体が存在するはずだが、それすらも時の流れの中で失われていった。
ある時とある考古学者が神社の存在に気づき、それを調べ始めるまでは・・・。
考古学者が調べた所、昔には神社の近くには小さな村があり、その村人が信仰していたのが件の神社ということが分かった。
田舎によくある形だが、村長が神主を兼任し、村民が信者、村そのものが宗教団体ようなものであったようだ。
考古学者が苦労して神社と村の歴史を調べた結果、その発端に黄金の半獣神の存在があったということが分かった。
端的に言うと昔、空から鳥のような形をした悪心が降臨、田畑を焼き、人を殺し、眷属を作り出して悪行の限りを尽くした。
それを追いかけて降臨したのが黄金の半獣神である。
神は悪神に一騎打ちを挑み、これを降した。
数日に及ぶ激戦の果て、悪神は倒れ半獣神は力尽きたのか姿を消した。
その後、付近の村の人間が決戦の地となった山に恐る恐る踏み入ると、行き倒れになった一人の少年を見つけた。
彼らが少年を保護し、村に連れ帰って看病したところ二日後目を覚ました少年は自分が半獣神の使いだと語った。
少年が語るには悪神は半獣神が倒したものの、破壊にまでは至らず、半獣神も己を封印のかなめとする形で山の奥で眠りについた。
悪神を封じるためにも神の眠りは守らなければならない。
少年はそう語り、自らは神の眠りを守る神職の初代となったというのが伝えられていた神話だった。
この半獣神が神社のご神体であり、悪神を封じるため、御山のどこかで眠りについているが、再び悪神が目覚めるとき、ふさわしき主を得て神もまた目覚めるであろう。
そう伝承は締めくくられていた。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
バルバタウロスが品薄でなかったので作りました。
コメント
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設定含め、迫力満点なミキシングでしたよ(金色が神々しい)(gandam-hand2)
コメありがとうございます。
最初に組んだ時、カラーリングで大分悩んだのですが、ちょうどガロのTVがあっていていっそ金ぴかでもいいかと考えました。
しがないプラモ好きですが、頑張って作ったのでよかったら見て行ってください。
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タイトルにある言葉がすべてです。