【HG】ザク ウォーリア【筆塗り】

ZGMF-1000　ZAKU WORRIOR

　ガンダムSEEDで、まさかのZAKU！ザク！？ 機体情報がリリースされた時、それはもう盛大に盛り上がりました。悪い意味で(笑)
　いくらSEEDが２１世紀のファーストガンダムだからって、「ザクはないだろザクは！」 と私の友人などはキレ散らかしておりました。先輩であるジンが、SEEDの世界観によくマッチしていただけに、「ザクは無いだろザクは！」運動に私も参戦していました。

　しかし・・・。いざアニメが始まってみると、一瞬で手の平を返しました。カッチョエ～！！！　だって、いきなりアスランがカガリを守るために王子様乗りするんだもん。なんか急に乗りこなして、普通にガンダムより強いんだもん。正直、デバフの嵐だったDESTINYで、アスランが最も輝いていたのは、この機体に乗っていた頃だったと思います。

こんなところで、君を死なせる訳にいくか！！

ところでZAKUとは一体・・・・
Zaft
Armed
Keeper  of
Unity

 の略称となっており、「装甲に身を固めたザフト統一の守護者」を意味します。一応ちゃんと設定は練られていますね(笑)　いつも思うのですが、この手の略語ってカッコ良くて好きだけど、「of」はどこ行ったねん！
無くしてええんか⁉と思ってしまうのは、私だけでしょうか。

　もちろん、初代「機動戦士ガンダム」に登場する伝説のMS・ザクを
パクｔ・・オマージュした機体です。ザクもザクウォーリアも、どちらも大河原先生がデザインを手掛けられています。あれほど、ＭＳとして完成しきったザクをリファインするのは、大先生と言えど、さぞ勇気がいったことでしょうね。

　初代のザクはビームが使えませんでしたが、ザクウォーリアはビーム兵器の使用が可能であり、画像で構えたライフルは、「MMI-M633ビーム突撃銃」と名付けられています。なにそのカッコいい名前。

手榴弾（ハンドグレネード）

　ザクの腰部左右に装備されたばくだん。炸裂弾や焼夷弾など、様々な爆発物を持ち運ぶことが可能です。

　また、シールド裏にはビーム突撃銃の予備マガジンが２つホールドされています。それだけじゃなく、このシールドにはもう１つ武器が隠されていて・・・

ビームトマホーク

　ザクと言えばヒートホークですが、ここはSEEDの世界線。斧だってビームです。このトマホークは通常時“シールド内”に格納されており、必要になるとジャキッと飛び出してきます。アスランが、そりゃもうカッコよく斧を引き抜くもんだから参った。もうこの時には、ザクウォーリアのこと、好きになってたんだと思う。

　このトマホークは、斬撃以外にも投擲武器としても使えます。敵機に接近を許したくないときなど、「こっちくんなトマホーク」として活用されました。レイよりも、ルナマリアがよく使っていた印象。

　ここまででも、十分にザクウォーリアの性能の高さはご理解頂けたかと思います。

　　　　　　　　しかし・・・

SEEDのザクの真価は、ここから発揮されます。

ブレイズウィザード装備

　ザクウォーリアは、インパルス（シルエットシステム）の先行機体とも言えるモビルスーツです。つまり、インパルスのように戦況に応じてシルエットを換装し、状況に合った装備で戦闘を行うことが出来るのです。

　このブレイズウィザードを装備したザクは、「ブレイズザクウォーリア」と呼ばれます。ブレイズザクウォーリアは、背中に高機動戦闘用に
大型スラスター２基と誘導弾ミサイルポッドを擁しています。

　この形態でも、これまで紹介してきた武装類は使用することが可能であり、フォースシルエットのような汎用性に優れた形態であると言えると思います。

　SEED DESTINY劇中では、レイ・ザ・バレルの乗るザクファントムが、この装備を使用することが多かったです。

ガナーウィザード装備

　大型のビーム砲と大容量エネルギータンクを装備した、砲撃戦に特化した本形態は「ガナーザクウォーリア」と呼ばれます。ご覧の通り、
でっけぇビーム砲でぶっといビームをブッ放って、敵機を蹴散らします。

　SEED DESTINYの劇中では、ルナマリアのザクがこの形態で数多くの戦場に出撃しました。なお戦果は・・・(笑)

スラッシュウィザード装備

　格闘用の巨斧を装備し、近接戦に特化した本形態は「スラッシュザクウォーリア」と呼ばれます。これも見て分かると通り、でっかい斧で
「斬って斬って斬りまくる！」をコンセプトとしています。

　SEED DESTINY劇中では、イザーク・ジュールの専用機が本装備を纏って活躍をしました。

　ザフトが、ジンに代わる新たなる主戦力として生み出した傑作機、　「汎用性の獣」ことザクウォーリア。カタログスペックにおいては、
前大戦のGAT‐Xシリーズを凌駕する程の性能を秘めています。

　様々な形態のウィザードシステムに換装することで、戦局に柔軟に対応できる点も、本機体ならではの面白い設定です。

　アニメ放送前にこそ、ザクアレルギーを発症した方も多かったですが、今では概ね好感を得ている機体であるのではないでしょうか。

　このザクに続き、グフ、ドムと続く非常に高度な訓練を施されていった私たちは、SEED FREEDOMで当然のようにゲルググやギャンが
登場しても、なんの動揺も致しませんでした。そりゃ出るよね、と。
あっ、でもあの赤い機体にだけは度肝を抜かれました(笑)

　私はアニメ１話の時点で虜になっておりましたが（チョロい）、　今でも大好きな機体の一つです。皆さんはこのザク、好きですか？？

　最後までご覧頂き、ありがとうございました！(*^^*)