大人になると変わるもの

『逆襲のシャア』よりHG サザビーだった。

時の流れとは人の好みまで変えてしまうんやな～としみじみ思った。

最初に選んだのは選択肢が少なかったとはいえ、数種類ある中からHG シナンジュ…

2個目にHG サザビーだったら無意識の内に赤いの好んでるやんって思った。

昔はガンダム系の主人公機ばかりつくって飾ってたのに、大人になってからあれ好きだな～って思うデザイン、ほとんどジオン系だったww

特にこのサザビーは下半身のどっしり感と顔の造りがもう…

これもとりあえず１作目で作ったシナンジュの反省を生かしながら…

とりあえずの素組み…なんかコレジャナイ感ハンパナイ。

股下のバーニアも別パーツじゃなく赤い成型色だし、何もしてないとはいえ全体的にプラスチッキー丸出し。

幼少期はこれでもうある程度満足してたし、投資も限界だったけど、今はあの頃に比べたら少しは立派な大人。

ちょっとしたガンダムマーカーとかで部分塗装するくらいなら設備もいらないし、これはいよいよやってみるときが来たのではないかと思い始めた。

初めてガンプラに色を乗せてみたけど、意外と綺麗に塗り分けられるもんだなと。

ついでにブラウンでスミイレも。

これくらいの投資と手入れ程度でこんだけ満足感得られたなら大人の今ならまだもう少し投資も出来るな…と。

今はネットでいろいろと調べられるから失敗しにくく手軽に色んなことにチャレンジ出来るいい時代になったなと思う。

色んなもの試して『あれダメだった、これはよかった』とかした方が自身の経験になるのだろうけど、ある程度時間も予算も決まった中からチョイスするとなると出来るだけ『あれはダメだった』は省きたい。

水性カラーを数色見繕ってバーニア外と内で塗り分けてみたりしたが…

なんとなくしっくりはこない印象。

瓶生ではバーニアの外側のグレーもバーニアの内部のイエローも不自然に明るすぎたため、外側のグレーはブラックを混合して調色。(瓶生っちゅう言葉も今回色々勉強して初めて知りましたww)

バーニア内部はゴールドで上塗りしてみると意外といい感じに馴染んで落ち着いた。

全体にタミヤのウェザリングマスターで汚しつつ、ツヤなしのスプレーで定着。

モノアイも別パーツを発注し、取り付けし、額のセンサーもガンダムマーカーの何とかグリーンで大まかに塗り込んではみ出た所をデザインナイフでカンナがけ。

このカンナがけも今回のガンプラ製作で初めて知った技法だったww

最初は『そんなバカな～そんなんで綺麗になるはずないや～ん!』とか思ってたけど、普通に技術不足で、慣れてくると綺麗にこそぎ落とせて、成型色で仕上げる人にとっては凄く優れた技法なんだなと。

ウェザリングに関しては…

そもそも我々地球人はまだ宇宙で生活したこともないわけで。

そんなサザビーは劇中、宇宙でしか使われていないMSでもあるため、先人達の作品を通した上でのウェザリングの参考になるものはあっても実際宇宙ではどういう影響を受けるのか全くわからなくてまず宇宙のことから色々調べたww

こういうウェザリング１つとっても実際にはあり得ない仕様を描くのが嫌いな面倒くさいタイプの人間なのでww

脚部周辺に土や泥はつかないし、重力も無いからオイルが垂れる描写もおかしい。

酸素もなければ、錆びも発生しない…

再現させられるのは太陽光からの宇宙線による表面アーマーの色褪せやMSを基地や戦艦内で運用していく上でのエッジちょっとしたハゲや劣化程度か…

とも思うけど、総帥の駈るMSなんかにクレーンとか当てたりしたら総帥激怒するやろし、そんな変形したり塗装ガッツリ剥がれたりしたら塗り直すやろww

それに、総帥以外の一般技師達がクレーンなんかで動かすときも細心の注意を払って移動させるだろうから擦れてエッジのハゲなんかもそんなにはないんかな…とかもう色々考えまくったww

そもそも総帥が乗る専用のMSの塗装がそんなに運用するだけで傷つく様な安っぽい塗装なわけないし、総帥自身が常人離れした人だし、通常の出撃で一般兵の駈るMSからはほとんどダメージも受けずに相手MS容易く撃墜して帰ってくるだろうし…

と更に色々考えてしまって、宇宙系+エースパイロットの駈るMSのウェザリングはとても難しかった。

でも人生で初めての部分塗装やウェザリングがサザビーでよかったなと心底思う。

やっぱり自分の愛着の沸くものだと創作意欲も沸くし。

最後はモノアイだけじゃなく、腹部のメガ粒子砲にHI-Qパーツから出てるピンみたいなの埋め込んで完成。

肩にある姿勢制御バーニアの内部にもこのピンを入れようかと思ったけど、成型色だけで完成させようとしてるのにやりすぎるのも良くないと思って思い止まった。

初めて細部を弄るのにしてはまぁまぁやれた方なのではないかと。

色々調べて先人達のサザビーも参考に見てたけど、スジボリでディティール追加して全体の情報量とんでもなく増やしてる方々の作品と成型色でお手軽に仕上げた程度のこのサザビーを比べるのもおこがましいレベルだなとは思うww

このサザビーのあと、赤いMSはないかと考えたところ、同じ出演作品にもう１つ気になるのがあった。

この最後の画像でわかる人はわかるかもしれないけど、次回はそれを紹介していこうかなと思います。