地球連邦製MSのうち、地上戦に特化したプロトタイプの1機。敵地深部への強行偵察や後方かく乱のために運動性と行動時間を重視しており、軽量なモジュール装甲とアフターバーナー付きの背部スラスターカバーノズルが採用されている。偵察機としての性能を高める目的で頭部のセンサーが増設され、センサーの切り替えに応じて複眼式カメラアイの点灯部分が変化する。終戦後の混乱で開発資料すべてが破棄されたため、機体の詳細は不明のままとなっている[7]。
武装は、RX-78 ガンダムのバルカン砲に代わる頭部機関銃4門、バックパック右側のパージ機能付きベルト給弾式ショルダー・ガトリングと左側の展開式ラックに収納されたビーム・サーベル3本、MSを一撃で破壊可能なビーム・ライフル、可動性を優先して減量された本体装甲を補うためのスライド展開式シールド[7]。
劇中では、高い機動性やビーム兵器の破壊力、ザク・マシンガンや砲弾の直撃にも耐える強靭な装甲でジオン側のザクやグフを圧倒し、連邦の「白い悪魔」としての強さと恐怖が描かれる[6]。
ビームライフル
ガンキャノン用のXBR-M79-aに類似したビームライフル。標準的なMS用の手持ち火器サイズでありながら一撃でザクを爆散させ、障害物なぞ無意味と言わんばかりの貫通力も見せつけており、履帯を貼り付けたシールドでビームを斜めに受けた上使い捨てにすることでようやく防げた。
劇中ではジオン兵が「原理は分かるが技術的には不可能」と喚く程に圧倒的。
未使用時は腰部背面にマウントする。
ビームサーベル
バックパック左側面のサーベルラックに3本搭載。ラック自体がフレキシブルに可動する事で、腕の左右を問わずに取り出し収納可能。3本なのは長期戦におけるエネルギー切れに備えての物。
劇中ではザクの装甲を障子紙が如く(それもシールド諸共)あっさりと切り刻み、上記のビームライフルと合わせて遠近共に当たったら終わりという恐怖演出を引き立てた。
ビームサーベルを防げるのは原作同様ヒートホークやヒートソードなどのヒート系武器のみ。
頭部バルカン砲
頭部こめかみ部に4門内蔵された近接防御用の機関砲。下記のガトリングが存在する関係か劇中では使われなかった。
ショルダーガトリング
バックパック右側面に取り付けられた6銃身の回転式機関砲。宇宙世紀シリーズの連邦製MSでは比較的珍しい外装式のガトリングで、シリーズお馴染みの頭部バルカン砲と違ってMSに有効打を与える事も可能。
外装式にした事で装弾数と火力及び射速の向上が図られており、ザクに向けて至近距離で発射し、
頭部を破壊するほどの威力を持つ他、運動性を高める為に砲自体をパージする事も出来る。
劇中では敵MSへの牽制、部位破壊、更にはドップへの対空射撃を実施し2機撃墜している。
シールド
伸縮式の大型シールド。ガンダムEXは地上運動性を優先した関係で装甲重量が減量されており、その分を補う為に装備している。
但し、劇中のガンダムEXはファーストガンダムでの描写を優先した為か、ザクバズーカの直撃を受けても平然としており存在意義が突っ込まれがち。一応は機動力が必要な場合は捨てて、防御が必要な場面でのみ使用するスタイルを取っていた。
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