妄想戦記
三代目メイジンカワグチがとあるイベントに参加した時のアメイジングケンプファーの仕様、積載量の限界に挑戦するかのような重装備はステージが宇宙空間でなければ動くことさえままならないほどである。
イベントの内容が宇宙で参加者多数対メイジン一人というなかなかの鬼畜ハードモードであり、なのにメイジンは退かぬ媚びぬ顧みぬな精神を持っているかどうか知れないが「望むところだ!!」と反射レベルで返した彼が出した答えがこのセッティングである。
周りが凍りつき、冗談で提案した主催者側まで「まじかよこいつ?」みたいな目で見たが、三代目はガンプラに関してちょくちょくノウキンなところが見え隠れするので仕方がない。
とはいえ、問題は機体である。
元もとアメイジングケンプファーは拡張性に優れた機体とはいえ限度がある。
こんな本体がメインなのか武装がメインなのかがわからないありさまは想定していないどころか、実は重量的に装備と本体の重量がイコールだったりする。
普通ならこんなセッティングでまともに戦えるわけがないのだが、そこは名人というべきか、「胸を貸そう!かかってきたまえ‼」の宣言に、本当に遠慮なく全力でかかってきた参加者達と真正面からぶつかった。
殺到する参加者に、ケンプファーは火力とメイジンの操縦技術で対抗、ZZ方式で弾切れした武器は捨てるとばかりに乱射、あるいは射撃の反動まで利用して回避する。
そして当然だが使い切った武器を捨てていけば重量は軽くなる。
参加者の勝ち筋は最初のころのまだ重量があって動きがぎこちなかった時に何とか攻撃を当てることだった。
しこたま積んである火器にあてて誘爆を狙うなどもありだったが、大量の脱落者を出した後に気づいてももう遅い。
本来の機動力を取り戻したケンプファーはイベント開始時より手が付けなくなっており、最後はガンダムオブガンダムの如く戦場にただ一人立っていた。
さすがに「ちょっとは空気読め」と言われてメイジンも凹んだが、元々かなりのハンデ付きだったので仕方がないというか、途中で明らかに不利な状況に燃え上がっていたので同情にはあたいしない。
ちなみに証拠は「燃え上れ、ガンプラー‼」とヒートアップしている動画である。
まあしかし、それはそれでこれはこれなので参加者全員のケアに奔走するメイジンがいたらしい。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
武装てんこ盛りはロマンだと思います‼
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しがないプラモ好きですが、頑張って作ったのでよかったら見て行ってください。
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