C.E.75年を舞台とする映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場[36]。
メサイア攻防戦で破壊されたデスティニーに、新型融合炉と世界平和監視機構「コンパス」所属機共通の全天周モニター式コックピットを組み込んで修復した改修機[30][38]。動力強化に伴うVPS装甲色の変化や操縦系の更新がなされたほか、額部分にはインパルスSpec IIへのエネルギー補給を目的としたデュートリオンビーム照射機能を内蔵している[30][39]。性能面ではファウンデーション王国軍の最新鋭機であるブラックナイトスコード各機に及ばず[40]、火力でも本機に先んじてシンが搭乗していたイモータルジャスティスより劣るとされるが、当初からシン本来の専用機として開発された背景と、シン個人の思い入れからくる相性では上回っている[41]。また従来の残像以外にも、「DUPE粒子」[30]という特殊粒子を用いた「静止する残像」の発生能力も得ており、これを利用して敵のルドラたちを翻弄する。
ゼウスシルエット
改修前の本機と並行して試作されていた拠点攻撃用装備[42]。航空機のようなMA形態[30]から、MSの全高を上回る長大なリニアキャノン、キャノンの予備砲身2本とミサイルポッドが付属する腰背部スカートアーマー、両脚用の大型ブースターに分離して機体に装着される[43]。スカートとの合体時にデスティニー側の背部ウェポンラックを利用する都合上、余剰となるアロンダイトや長射程ビーム砲は撤去され、腰部へのビームライフルの懸架も不可能となる。また、左腕のアンチビームシールドはキャノン側に張り付けられる[30]。 キャノンに装填される陽電子砲弾は、敵拠点をバスターバンカー(地中貫通爆弾)のごとく貫通する威力を発揮するが、破壊力が大き過ぎるという理由から実戦投入を見送られていた[44]。またキャノンの連続使用には核動力機並みの大電力を必要とするうえ、1射ごとに砲身が焼き付いて使用不能となるため、使用回数に応じた予備砲身を携帯する必要がある[42]。
特殊機能
ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲を発展させた相転移装甲。動力炉の換装に伴い、装甲のカラーリングが変化している。
デュートリオンビーム送電システム
額から発射するエネルギー供給ビーム。ミネルバ程長距離ではないが、これにより強襲と補給どちらもできるようになった。
ウイングユニット
メインスラスターを中心に左右対称に配置されたウイングユニット。出力を上げるとヴォワチュール・リュミエールによる「光の翼」が発生する他、DUPE粒子によって無数の分身を生み出す事が出来る。
MMI-GAU26 17.5mm CIWS
頭部に2門内蔵されたバルカン砲。本機唯一の実弾兵器で、PS装甲を持つMSなどには効果は薄いが、対人制圧やミサイル迎撃などに効果を発揮する。
MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
ハイパーデュートリオンの採用により豊富な電力が確保されたことから、それに対応できるよう改良され、出力と連射性が大幅にアップした専用ビームライフル。
RQM60F フラッシュエッジ2ビームブーメラン
左右両肩に装備された簡易ドラグーン式のビームブーメラン。ビームの出力調整により刃が伸縮し、ビームサーベルとしての役割も果たすようになった
M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
背面左部に装備された、破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャー。ブラストシルエットの同装備の改良タイプ。
MMI-714 アロンダイト ビームソード
背面右部に装備されているビーム刃と実体刃の二種の刃を持つ長刀。ソードシルエットのエクスカリバーの改良型。
MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
両手の甲に装備されたビームシールド。ビーム、実体弾の双方に高い防御力を発揮する。
対ビームシールド
ビームコーティングが施された実体式のシールド。腕部に装備するために広範囲を防御できる。ゼウスシルエット装着時はリニア砲の機関部ユニットに装着される。
デスティニー用の追加装備として先の大戦中に開発された大型シルエット。陽電子砲弾[1]を実装する大型リニア砲を中心とした装備であり、あまりに破壊力が大きすぎるということで試作こそされたものの、暫く実戦に用いられる事はなかった。稼働には膨大なエネルギーが必要なため、運用には核動力の機体が求められる。
リニアキャノン編集
MSの全長を優に超える(立体物から換算すると50m弱ほどの)超大型の携行式リニアキャノン。単機形態における胴部と後端の一部が合体したものであり、背部ユニットとは大型のジョイントアームによって接続している。
砲身前方部分(銃砲腔)は交換式となっており予備を含め3本携行している(単機形態における後端部分)。予備の2本は背部右側のウェポンラックにマウントされる。加えて、砲弾は砲身後部に挿弾子の如く剝き出しのまま装填されている。また、砲身部分の交換は装着したMSが手作業にて行う。
リニアキャノンは爆薬に陽電子を用いた地中貫通弾/陽電子砲弾(バンカーバスター)を超高速にて射出することにより大型の拠点を一撃で破壊するほどの威力を誇り、レクイエムの偏向リングをたった一撃で破壊し、その余波により側にいた偏向リング設置艦も跡形も無く吹き飛ばしている。しかし、一発撃つだけで莫大な電力を消費するため、基本的には核動力機での使用が前提となり、バッテリー機では精々一発が限界となる。また、膨大な電力を用いた電磁加速の熱により銃砲腔が一度の発射で焼き切れてしまうため、発射可能数が予備砲身の数に左右される。しかし、出力を絞れば一本の砲身にて複数発射できるのか、砲身の総数より砲弾の総数の方が倍近く多い。
ミサイルポッド編集
背部左側のウェポンラックに装備された誘導ミサイル発射管。発射口は専用ハッチにより保護されている。
構成はレドームを挟んで前面左右にそれぞれ4連装、さらに両側面にそれぞれ20連装となっており、その総砲門数は48門にも及ぶ。また、前面と側面にてミサイルの種類が異なり、前面の方が大型のものを装填している。
なお、右側面の発射管はその正面にリニアキャノンの予備銃身をマウントしたユニットが存在するため射線が確保できてない。おそらくは単機形態時に使用する前提と思われる。
ミサイルランチャー編集
脚部両側に備え付けられた誘導ミサイル発射管。こちらはスライド展開式のハッチにより保護されている。
4連装×4基備え付けられており、ミサイルはミサイルポッド前面のものと同じものを装填している。これを加えると、本ユニットの総砲門数は65(1+48+16)門となり、ミーティアより一回り少ない程度となるが前述した構造的問題により一部の発射管の射線が取れていないため実際の砲門数は45門程度となる。
なお、こちらは側部に備え付けられながらも発射口が機体正面に向いているため自機により射線を遮られることは無いが、逆に単機形態時に自機が正面にくるため射線を確保できなくなる。
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