ローゼン・ズール　式典用

HGUCの通常のローゼンズールは設定の色と比べて成型色がやや濃いようです。

成型色仕上げの都合上、色は薄くできないので、足などの濃いピンクを基準として、濃いあずき色の部分で全体の色調を調整することにします。

おしるこ色とも言われるこの成型色、青味を足して紫っぽくするか？赤味を足してより赤っぽくするか？なかなかに迷うところです。

しかし、ここは間を取ってパープルパールを厚めにふいて対処しました。

そのままいつも通りツヤ消しにしてもおもしろそうなのですが、せっかくのパールなのでクリアを吹いてテカテカにしています。

反対に、足などの濃いピンクはツヤ消しにして色味を落ち着けることで対比をつけてみました。

成型色仕上げの都合上、どうしても色味が設定よりも濃くなるので、式典用としてやや派手になるようにマイナーチェンジを施しています。

通常のローゼンズールからの改造点は以下の４点です。

・角をランナータグから削り出して装着

・盾を肩にマウントできるように改造

・胸のエングレービングをより装飾的にする

・ガスマスクの形状を従来の密閉型から濾過式に変更

形状の凄く優美なキットなので、立ちポーズをより優雅にすべく以下の点をランナータグを使って改造しています。

・肩アーマーの基部を上下に切断して、3ミリに切ったランナータグを貼って延長

・首をランナータグで2ミリ延長

・足の付け根を5ミリ前にズラしてS字立ちを強調する。

その他、細かいところを少しいじっています。

このローゼンズール、個人的に気になるのは形状よりも各部の接続があちこちガタガタして自立しにくいところです。

しっかり自立するように以下の２点を改造しました。

・腹パーツ遊び部分を少なくするように、後部にランナータグを噛ませてやや前傾姿勢になるように調整

・足首の折り畳み機構が自立を妨げるので、足裏にランナーを挟んで稼働を無くす

この２点で大分しっかりと自立します。

各部の白いラインは白いマスキングテープを細切りにして貼り付けています。

マスキングとどちらが楽かは微妙なところですが、マスキングテープでノンマスキングというスタイルは貫いて行きたい。

マスキングテープと付属のシールとの違いはクリアなど、塗料が載ることでしょうか？(付属シールに塗料がのるかの実験はしていません)

色味はなかなかのお気に入りです。

ローゼンズール、上半身はズゴックを彷彿とさせるモンスター体型、下半身はスリムなヒールを履いた貴族といったイメージです。

そこに薔薇+ガスマスクとなかなかに攻めたデザインです。

パイロットのアンジェロの狂気と優雅さ、そして変態さを完璧すぎるほど体現しつつ、カッコいいという欲張りな機体です。

HGUCのEpiphone7版のローゼンズールの成型色は設定に近いようですが、こちら以上に入手が困難そうですね。

どちらかというともう一つ作るとしたら通常版をハンマハンマ仕様のグリーンパールで塗ってみたいですね。

製作途中はこちら↓

https://x.com/monobya/status/1892992051588850025?t=U-bCQVn8xD1VJ4Nglfi00g&s=19

他にも成型色をパールで色味変更したキットはこちら↓