リバウ UC0096
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リバウをUC0096版で作りました。
HGUCのリバウから改造+成型色仕上げで製作しています。
本体はキットの余剰パーツ、ランナー、ランナータグ、ランナーから作ったカラープラ板を使って改造しています。
各ディテールには市販のパーツを使用しました。
去年末にHGUCバウを量産機、グレミー機と2つほど製作していた際、HGUCリバウ(以下リバウ)というなんか凄いキットがあるらしいという情報をキャッチしました。
リバウのネットなどのレビューでは、『ひどい』『改造の心得があるならお勧め』など、さんざん書かれており、バウ学を修めたと勘違いしていたボクは、自分なら余裕でしょうとタカをくくって、近所の中古屋で決して安くはないプレ値で複数積んであったリバウを1つ買ってみたのでした。
キットをパチ組した感想としては、『ひどい』とかよりもむしろ、なんかパーツがだだ余るという感じでした。
その結果余剰パーツを使って、発売されていない袖付きバウを作ってみたりしましたが、それでも膨大な余剰パーツが余るので、そもそもこのリバウとはどんな機体か?ということから調べることにしました。
リバウのパイロットはルガー・ルー中尉、登場作品はガンダムマンガの『アクロスザスカイ』と『ラストサン』です。
この2タイトルでリバウのカッコよさとルガー・ルー中尉のまっすぐさは確実に理解したのですが、マンガとしてストーリーが進む上で新しい登場人物が説明も脈絡もなく唐突に現れ大活躍するので初見では戸惑いました。
どうやら唐突に現れる人物達は他のユニコーン外伝のマンガで掘り下げられて描写されているようなので、計20冊近くのマンガをよむハメになりました。
結果、登場人物の相関関係はおおかた理解したのですが、他のマンガはリバウ要素が皆無だったのは泣き所ではあります。
ガンダムマンガはどれも薄味なのですが、それらの履修結果を踏まえるとラストサンの結末はなかなか良かったと思います。
そんなこんなでリバウの設定の研究結果です。
リバウはフルフロンタル専用機として開発され、フルフロンタルがシナンジュに乗り換えたので、ルガー・ルーが受領しました。
フルフロンタルのエンブレムであるネオジオンマークに10Sの10S部に斜線が入っているのはそのためです。
キットのリバウは多少接着などが必要ではあるものの、顔に少し難ありという程度です。
しかし、バウ学を研究しリバウの設定をマンガから摂取し、かつキットの膨大な余剰パーツを見ればこのまま軽く顔だけ改造してお手軽に終らせるわけにはイカンだろう?とも思うわけです。
そこでカッコいいリバウを作るべく改造していくのですが、まずは改造のテーマを絞ることから始めます。
成型色を活かして改造する以上制約はあるのですが、リバウの設定画としてのカッコよさと、元キットであるバウのカッコよさというのはそもそも矛盾します。
パッと見でも顔、フロントアーマーの長さや腰サイドアーマーの大きさなどが異なりますが、キットも設定画も双方それぞれその差異がある部位が良かったりします。
ここはリバウの研究成果として、薄味マンガ読破の成果として、バウのキットを活かした設定を独自に練り込んで製作していきます。
原作漫画のアクロスザスカイ(UC0094)でリバウはサイコガンダムマークⅡに捕まれて放り投げられる描写があります。
そこで、その際の破損部の修正強化という妄想をキットの余剰パーツを使って、UC0096(ラストサン登場機)に改修されたリバウとして改造していきます。
↓並んでいる袖付きバウはキットの余剰パーツをバウ量産型に組み込んで製作した機体
バウのキットが本来もつカッコよさに、改修機としての強さや精悍さ、パイロットのルガー・ルー中尉のイメージを意識して改造していきます。
製作途中にも写真はありますが、改造点は以下です。
・頭部
プラスチックの塊であるキットのフェイスパーツのなかに、サザビーのマスクを見いだして取り出す
彫り出すのではなく、取り出すイメージ(プラがかなり肉厚なのと、失敗しても予備でもう1つ頭はあるので、練習で削り倒しても問題無し)
ついでに、トサカの大型化
アルミ線にプラパイプとHアイズで可動モノアイにする
・胸部
襟をカラープラ板と余剰パーツのバウのカカトから形状変更
肩の接続位置を切り離して、横に3ミリ、上に3ミリほどずらして再接着この際やや斜め後方を向くように角度を付けると胸を張ったようになる
胸中央部の張り出しにランナータグで大型化しつつ、紋章の入る線を入れる
胸部ダクトは切り離してあとハメ加工しつつ、長く感じる左右の胸部パーツを切り出して、短く上向きになるように修正、加工部は綺麗にならないので、ディテール追加とデカールでごまかす
胸下のスリットパーツをカラープラ板を貼って形状修正
中央と左右のエングレービンクはビルダーズパーツエンブレムの一番小さいネオジオンマークを分解して接着
・腰部
設定ではフロント、サイドアーマー共に短いのですが、キットの形状ですでにカッコいいので、バランスは脚部を長くすることで調整する
リアアーマーは下に向かって末広がりになるようにカラープラ板で大型化
腰中央前部のパーツ黒い部分も赤い部分もカラープラ板で延長
サイドアーマーは可動できるように切り離して、真鍮線で接続
・腕部
肩アーマー前面部分の胴側にカラープラ板を貼って大型化
上腕の上にカラープラ板を貼って延長+全体を削って細くなるように修正
手首はシナンジュの流用なので大きく逞しすぎるので、ルガー・ルーの手を意識して小型のビルダーズパーツの手首に変更、ライトグレーなのでそのまま成型色なのだが、白い手袋をしているようでなかなかカッコいい
・脚部
太モモが細く追加パーツのボリュームに負けているので、両サイドにカラープラ板を貼って太くする
ヒザアーマーは先端にカラープラ板を貼って延長
脛の追加ブースターは1発成型の都合上回り込んだ部分が省略されているので、余剰パーツのバウの足首を十字に4当分して、バーニア回りの省略された部分に貼り付けて修正
4枚の尾翼もシャープになるように削り+余剰パーツで大型化
これらの加工で、左右同じだったパーツが、左右別ものになるように改修
足首はブロックごとに切り離してヒールになるようにカラープラ板で修正、これによって脚部が5ミリほど延長効果がある
・バックパック
基部を削って、バーニアがつくパーツが2ミリほど上に付くように修正しつつ、ハの字になるように再接着
追加ブースターは余剰パーツのバウの羽を取り付けて派手にする
改造点は以上です。
その他ディテールはカラープラ板の小片を貼ったり、シャープ化しています
袖付きバウとの比較、袖付きバウもバウとしては肩マシンガン追加、サイドアーマーがリバウと共通規格になるなど従来のバウと比較してボリュームが増大している。
しかしその袖付きバウと比較してもリバウの強化具合の凄さが見てとれる。
双方リバウの余剰パーツを使って強化しているのだが、袖付きバウもなかなかに苦戦した機体なのでお時間があった見てほしいところです。
以前製作したシナンジュは袖付きの首魁という性質上カリスマ性重視でデカールは控えめにしたのですが、リバウでは袖付きのトップエース機を強調して、派手目にデカールを貼っています。
脚の延長によってフロントアーマーの長さがちょうどいい感じです。
追加の羽根のおかげでリバウアタッカーの構造が改造で少し変わってしまいましたが、分離変形します。
ボクはバウの手首は収納されない派です。
リバウナッターは2本のビームキャノンの追加でなかなか攻撃的仕上がりになっている。
どうやらサイコフレームが組み込まれており、自律した大型ファンネルのような運用が可能なようだ。
ヒールタイプの可変機の場合、足首を無理に折りたたまないで、土踏まずにバーニアを入れて、ヒールをスタビライザーとして使用する解釈で製作してみました。
キットではオマケというか追加ランナーの構成からリバウヘッドを2つ作ることができるので、キットで本来やりたかったであろう、四角いフェイスも製作してみた。
フロンタル機の時はこのようなシナンジュ寄りのヘッドだったかもしれませんね。
キット余剰パーツのバウフェイスは目もとをシャープ化して使用してみました。
頭のとんがり具合と末広がりな体のシルエットがマッチしていて、悪の幹部感があってこれはこれでカッコいいのではないだろうか?
途中工作難易度の関係から幾度か放置しつつ、モチベアップのために製作したシナンジュと並べた際にシナンジュがカッコ良すぎて、より製作から逃亡しておりましたが、シナンジュ→シナンジュスタイン→袖付きリゲルグ→リゲルグ→ディジェと成型色改造仕上げの経験値を上げてようやくの完成となりました。
ロマンという言葉を容易く使うのは詐欺師か夢想家ぐらいのものです。
しかしこのHGUCリバウはロマンの塊と形容して間違いないでしょう。
ここのところ作ったディジェやシナンジュスタインなど2010年代以降に発売されたHGUCは軒並み洗練され、多くの人が納得する素晴らしい完成度です。
そんななかで発売されたこのリバウは、要接着など問題にならないぐらいに凛然としたもっさりさを発揮し、多くの改造モデラーに挑まれ、達成され、そしてより多くの心を折ってきたと考えます。
普通に作ってカッコいいが当たり前になりすぎている昨今、このように挑戦者の心を掻き立て、容易な完成を阻むモデラーの好敵手的なキットは今後発売されるか分かりませんが、達成者同士の妙なリスペクトと親近感が自然に発生します。
そして難キットというものは、難関登山のように、最初の登頂が達成されればまた、別の登山家によって無酸素単独登頂や、より難関ルートでの登頂でチャレンジされていくものです。
ボクもこのキットを成型色仕上げで完成するにあたって、自分のHGUCバウ学と当サイトの投稿やREリバウの作り、ネットのレビューなどを本編の漫画以上に熟読しました。
そして、1つの難キットを自分のスタイルで達成できたことは非常にうれしく思います。
これまで、このHGUCリバウを改造し完成してきた先人たちの残した解法に敬意を表しつつ、おそらくこのピーキーでステキな難キットは積みプラの山や中古屋の壁でまた新たな挑戦者をひっそりと待つのでしょう。
改造点だけでもそこそこに長い殴り書きにお付き合いいただきありがとうございました。
ドーベンウルフの袖付きは完成しているので、投稿しましたらヤクトドーガでも作りたいところです。
あと最後にひとつ
バウ学なんて学問ねーから
HGUCリバウ達成(^o^)/
コメント
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しまったぁぁぁぁあああ!
モノビャー(モノビャさんのファン)の私がモノビャさんのリバウを見逃がすなんて…なんたる失態😭💦
あらためてコメント失礼します。
またなんて作品作るんですか!めちゃくちゃカッコ良くて、欲しくなるじゃないですか!
あぁ…でもキットを買ってもこんなにカッコ良く無いんですよね😓
後ろ姿なんて、こんな立体物が存在していいのか?ってハイレベルです✨
カッコいいなぁ👍✨✨素晴らしいです!
ぁぁぁあありがとうございます!
(^o^)/
顔の解釈がモデラーによって大きく異なるのがHGUCリバウ鑑賞の最大の楽しみです(・3・)b
プレ値、ストレート組時の完成度などの問題で消極的お勧めではありますが、ゼータ、ダブルゼータの総集編のように袖付き博物館を開催する時にはぜひラインナップに加えてあげてください(^o^)/
あとぼくもフィロラーです(^o^)ゝ
キャンディ(・3・)~♪
コメント失礼します
最後まで読んで最後の一文に笑いましたw
確かに自分もリバウが酷いと言う話は聞いたことが有るのですが、具体的に何が酷いかは知りませんでした。
酷いと言う部分だけが先行して、実際に触ら無いと理解は難しいのでしょうね。
コメントありがとうございます(^o^)/
キットによってはネットでの悪いイメージが先行してしまうところはありますね
しかしモデラーとしてはその不出来な部分こそ自分の解釈を入れやすい美味しい部分だったりするのです。
その意味では改造モデラーにはリバウは最高に楽しいキットですね
(^o^)/
最高だけど人にお勧めできないお勧めしたくないそんな名キットですHGUCリバウ
(・3・)b
制作お疲れ様でした!とてもかっこいい作品ですね!成型色仕上げでここまで改造できるのか…と唸りました。
さすがバウ学を履修された方は理解度が違うな…と思ってからのバウ学なんて学問ねーからで笑いました笑
他の作品も拝見しましたが工作のポイントなど大変勉強になります。ハイザックを素組みで止めていたのですが、工夫次第でこんなにカッコよくなるものか…と驚きました。
ありがとうございます(^o^)/
ながらく未完成病を患っていましたが、改造さえ終えれば完成まですぐなので最近は成型色仕上げで完成させています(^o^)/
ハイザックは今となってはやや古く感じる当時最新のリファインと、ガンプラの構造としてのシンプルさで大好きなキットです(^o^)/
ぜひともハイザック学を修めてガンスタに論文を掲載してください履修に馳せ参じます(^o^)ゝ
前面にピカピカしたシルバーが使って無い事で渋くなっていますね🤩👍✨💖
土踏まずのバーニアは良い案ですね🥰💓
踵が心配ですが😟
踵と一緒に可動すると良いのかな?
武器の配色も良くて、本体は成形色ながら、十分以上にカッコ良くて素晴らしいです🩷😆😍💘💞
ありがとうございます(^o^)/エングレービンクにシルバーを使っているので他の箇所は銀は極力避けるか暗めの銀を使っています(^o^)/踵可動はなかなかに難易度高いですね、ローゼンズールの足首を使っているので人もいて上手いと思いました(^o^)
バウは旧キットを幼少に触ってから見ていないのですが、相当な難物なんですね(zaku-kao4)
仏を掘る方がいうような木で掘り出すのではなく、見つけ出すという職人のような域は素晴らしいですね(zaku-kao2)
文献を深掘りまでして、さらに関連製品作ってからという尋常じゃないこだわりのバックボーンが産んだ名作ですね。素晴らしい(zaku-kao2)無茶苦茶かっこええです
バウの旧キットも今となってはなかなかに人を選ぶキットですね(^o^)/
どこかでいわれていた2000年初頭のキットに2010年代の追加パーツを付けて出来上がった90年代キットという論評は上手いと思いました(^o^)
取り出すはまさに仏師の表現のパクりですが、フェイス部の解釈がモデラーそれぞれで強く個性が出るのがこのキットの最高に楽しいところだと思います(^o^)/
マンガはおそらくユニコーン連載時のお祭り感覚でリアルタイム一気読み用に書かれていると思われるので、後追いで散見したマンガを追うのはちと厳しかったです
(^o^;)
呪物とも言えるこのリバウを、ココまで仕上げられるモノビャさんは、ホント凄い‼️
制作過程も拝見し、唸るしかありませんでした🙂↕️
サザビーの顔を取り出してもらって、この子はイケメンですね~😍
なにより、あれだけ工作しても、磨きで成形色仕上げに持ってこれることに感動しました‼️
勉強になります🙇♂️
呪物笑いましたw(^o^)
確かにHGUCリバウを改造している作品も念(ある意味呪い)が感じられて見ていて楽しいですね
ある意味ガンプラモデラーを掻き立てる呪物なのかもしれません
巷で語られているような悪性のキットとは思いませんでしたが、プレバン、プレ値などの入手困難を乗り越えて、とかが手を出す人のハードルになっているのかもしれませんね(^o^)
だれもがこの作品見たら目指したくなるクオリティ!素晴らしぃ作品ですね!私は過去にREと同日にHGのリバウを手に入れたのですが!先にREを作ってしまい!もうHGはやんなくていいやって!知人に譲った事をこの作品見てちょっと後悔しました!😄いやぁ~カッコイイ!ですがここまでのクオリティでの仕上げは!そうそう簡単に出来るものでは無いですよね!😄
最高のお褒めのお言葉をありがとうございます(^o^)/
ネットで情報を入手したときに、敢えて挑んでみたくなるレビューが多くあったので、これは是非とも作りたいテーマでしたが、軽く挫折しつつもなんとか達成できました。
ここのところようやくガンプラの未完成病を克服したのですが、その途端に調子にのって積みが増えている次第です(^o^)/
そのお気持ち良くわかる気がします!😄
積みをガンガン倒していきましょう(^o^)/
一年戦争~逆襲のシャア+αあたりの宇宙世紀の機体をメインに作っています。
モノアイ系のほうが作りやすいです。
軽い改造とプロポーション変更を施して作中登場機体や、登場しそうな機体を作っております。
ここ最近は成型色仕上げにハマっています。
コメントなどいただけるとうれしいです
(^o^)ゝ
ガレージキットディーラー、ものびゃー博物館としてワンフェスなどで活動しております。
m(_ _)m
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