ナレーターさん「やっとの思いで欲しかったガンプラを手に入れた軍曹、しかし日向家の家事を疎かにして夏美ちゃんに強制的に取り上げられた怒りに仕返しをしようと動き出す。」
冬樹「姉ちゃん、さっきのアレはやり過ぎだって!」
夏美「冬樹、アンタもしつこいわね…家の仕事を怠けたんだからこの位の罰は当然でしょ!」
冬樹「でも軍曹の事だからアレだけされた後は騒動を起こす仕返しをするのが大抵のパターンじゃないか?!」
夏美「……」
冬樹「姉ちゃんだって分かりきっている事でしょ…そうなる前に殴った事謝って、家の事済ませたらガンプラ返してあけまなよ。」
夏美「イヤよ、それにそうなっても私の手に掛かればボケガエルなんてケチョンケチョンに返り討ちしてヤるわよ!」
冬樹「姉ちゃん!」
ケロロ「冬樹殿、もう十分であります。」
夏美&冬樹「?!」
ケロロ「吾輩が今日まで必死に諦めずに、汗水流して歩き回ってようやく手に入れたガンプラをあんな横暴に取り上げられた怒りは、詫びて返して貰うだけでは最早収まりが付かないのであります💢」
ケロロ「夏美殿、日頃こき使って溜まりに溜まった恨み・辛みを含め、今ここで夏美殿を完膚なきまでに叩きのめしてガンプラを返して貰うであります💢!」
冬樹「軍曹…」
夏美「上等よ返り討ちにしてあげるわ!!」
冬樹「姉ちゃん!」
ケロロ「ゲーロ、ゲロゲロゲロゲロ…クルル曹長!」
クルル「了解、『クルル時空』発生!」
クルル「説明しよう…『クルル時空』とは都合のいい異次元空間である。」
ケロロ「ゲーロ、ゲロゲロ、この空間では我らケロン人の力は『3倍』であります。」
夏美「ふん、何倍になったって、元がたいした事ない無いんだから、無駄よ、無駄!」
ケロロ「ふっ、それはどうでありますかな。」
夏美「?」
冬樹「ねぇ、何だか蒸し蒸ししない?」
夏美「そう言えば…」
ケロロ「当然であります、この空間は我らの故郷『ケロン星』と全く同じ環境なのであります。」
夏美「えっ?」
ケロロ「ゲーロ、ゲロゲロゲロゲロ、この空間では『3倍の力』プラス、我らケロン人が『本来の力』で戦える場所なのでありますよ!」
ケロロ「そう、『あの頃』の!」
ナレーターさん「説明しよう、軍曹達ケロン人住む『ケロン星』は地球より湿度の高い星で地球でケロン星の環境に近い『梅雨』の時期になると、軍曹は一時的にケロン星にいる時と同じ状態なり秘めたる潜在能力を発揮させる…この状態を『あの頃の軍曹』という。」
ナレーターさん「ただし、軍曹は体質的に湿気に酔いやすく、この状態になると我を忘れて大暴れしてしまうことが多いので注意が必要だ。」
冬樹「姉ちゃん不味いよ…軍曹本気だよ!」
夏美「うっ…」
ケロロ「ゲロ、まさかこれで終わりだと思っているのでありますか?!」
夏美「なっ、何ですって?!」
ケロロ「ゲロゲロリ、『クルル曹長』!!」
クルル「あいよ…『ポチっと』!!」
ズドーン!!
冬樹「うぅ…」
夏美「な、何!」
クルル「クッ、クッ、クッ…コイツは以前作った『肉弾戦用ペコポン人スーツ』改造版第2着、『TypeF00/E』だせ!」
ケロロ「ゲーロ、ゲロゲロゲロゲロ…夏美殿、このスーツがどれほどの物かは吾輩と同様、このスーツの前の型を着た夏美殿には十分わかっているでありますな?!」
夏美「うっ…」
ナレーターさん「詳しくは『超劇場版ケロロ軍曹ドラゴンウォリアーズであります』を見てください。」
ケロロ「ゲロリ、今の吾輩の力とこのスーツが合わされば最早夏美殿など恐るるに足らずであります。」
ケロロ「とうっ!」
ケロロ「そーーちゃーーく!!」
ガシン!!
ケロロ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
制作工程
HGストライクフリーダムの首パーツの先端を切り取り、
1.5mmの穴を空け、100均で買った1.5mmの針金を差し込み、
ケロロの首の胴体差し込み口の中に1.5mmの穴を空け
ケロロの穴に針金部分を差し込んで
ケロロガンプラの完成です
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