エグザベ専用ギャン(GQ)セラフィムウイング装備

L5暗礁宙域にて既存のどれとも一致しない、MSらしきジャンクが発見された。その存在が噂されると、瞬く間にジオンが回収しその存在はもみ消された。

復元に成功したわずかなデータからは、大推力スラスターによる驚異的なスピードを出すエース向けの高性能機である事のみ判明。しかしコア部分はブラックボックスとなっており、解析が困難となっていた。

数ヶ月後、不明MSの一部が復元、ギャンのオプションパーツとして製造された。これにより、ハクジを装備せずともハクジかそれ以上の機動力を獲得することに成功した。

不明MSの存在がジオンからも忘れ去られた頃、グラナダで密かにコアの解析が進められていた。　

最新の見解によれば、かつて超常現象を引き起こした「シャロンの薔薇」と同じく別世界から流れ着いたもののようで、名を「シナンジュ」と呼ばれていたらしい。

シナンジュのパーツを使った試験には、機種転換の慣熟訓練中のエグザベ少佐が抜擢された。彼はシナンジュの機動力に驚愕しつつも、乗りこなして魅せた。

試験後、パイロットの体はGによるダメージが大きかったため、連続使用は危険と判断、シナンジュのパーツは取り外され元の姿に戻った。その後、シナンジュ装備が実戦に使用された形跡はなく、式典でのみ確認された。

後語り

ギャンの発売日、朝早くから並んでいる時に閃いたのが今回の構想でした。想像以上にカッチリと嵌った感じで、ギャンなのにさながら総帥専用機の様な雰囲気となりました。

実は塗装がかなり難航していて、下地にグレーサフ、その上から白サフで色を出そうとしたのですが、これが悪手だったようで、成形色の赤が浮き出てきた上に塗膜がゆるゆるになり、全パーツ再塗装になりました(本体は無塗装)。やはり横着はいけませんね💦

最後まで見てくれてありがとうございました！