アクシズ(後のネオ・ジオン)が地球へ侵攻するにあたり戦力増強のために試作したモビルスーツ群の中の1機。地球各地に散っていた元ジオン系技術者たちが、再びアクシズに参加して開発にあたった機体である。
それまでのアクシズの主力であったガザシリーズと比較してよりジオン色の強い設計となっており、加えて地球圏から戻った技術者たちが収集した連邦軍MSのコンセプトとしてムーバブルフレーム、リニアシート、ガンダリウム合金などを導入しており、アーム・パンチやフィンガー・ランチャーといった装備と相まって、まとまった能力を持つMSとなった。
アーム・パンチやフィンガー・ランチャーは旧ジオン軍のグフ系との類似点ともいえ、これらの装備に加え重装甲である点も本機が近接戦を主眼とした機体であることの証左である。ガザCよりも対MS戦性能が大幅に向上しており、この点からもアクシズがMS戦力の拡充を目指していたことが理解できる。
ガルスJは同時期に開発されたズサとの共同運用を想定しており、ズサによるミサイル攻撃ののち、本機が前衛機として白兵戦を行うという運用が想定されていた。
ガルスJは同時期に開発されたズサとの共同運用を想定しており、ズサによるミサイル攻撃ののち、本機が前衛機として白兵戦を行うという運用が想定されていた。
試作機がエンドラで組み立てられ、対アーガマ戦で実戦投入された際の評価からその後量産化された。ドライセンに比べ性能が劣っていたため主力機にはなり得なかったが、第一次ネオ・ジオン抗争末期まで運用され、ハマーン・カーンに反旗を翻したグレミー・トトの軍でも使用された。
武装・必殺攻撃
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エネルギー・ガン
エネルギー・ガン[1]と4連装ミサイル・ポッドが一体化した射撃兵装。出力は3.8MW。上部にサイトを備える他、本体の横と下に保持用グリップを持つという特徴的な形状をしている。
『ラスト・サン』に登場するタマキ・エトール機はシナンジュのロケット・バズーカのような砲身でロングバレル化した物を使用している。
4連装ミサイル・ポッド
エネルギー・ガンに平行して組み込まれている4連装のミサイル・ポッド。下部にグリップを備えている。スペック表には未記載の装備で、設定画を見るに横のハッチからミサイルの装填が可能な模様。
ミサイル・ポッド
両肩に内蔵している2連装のミサイル・ポッド。発射時にカバーが開く構造で、下部には弾倉を備える。設定画では左肩のカバーが描かれていない(マシュマー機の初出撃時と同様)ため、媒体によっては同様に描写されている場合がある。
フィンガー・ランチャー
左腕部の親指以外の4本指に備わっているマシンガンの発射機構。毎分260発の発射レートを誇り、牽制などで効果を発揮した。グフの特徴が一番現れている武装。
アーム・パンチ
下腕部に内蔵したシリンダー状のフレームの伸縮機構を利用してマニピュレーターを打ち出す機構。両腕に搭載され、格闘時などの奇襲に使用された。
ビーム・サーベル
近接格闘用として装備。シャングリラ内の戦闘でマシュマー機が使用したことで知られる。
設定画では格納場所が設定されておらず、『Define』では腰部側面のスカート裏にマウントされている他、後に発売されたHGUCではバックパック下部、リアスカート、左右サイドスカートの内部の計4カ所にマウント部が造形されている。
コメント
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とても、綺麗な塗装に感激🥲です。
基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
HG.RG.MGが中心です。
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