ジークアクス復活

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UC.0095.12月4日。ラサ北部警備区域にラサ基地所属機にIFFを偽装したジムIIを率いてエレノア・リルのブルーディスティニーが侵入。これに対して戦力がMS3機、ホバートラックと心もとない現地守備隊の国連海兵隊、国連独立コマンドUNICFの連合部隊は海兵隊の陸戦型ジム2機を駐屯地に避難している民間人を護衛するため残し、UNICF所属のヘクター・ハモンド中尉が駆るグフカスタム単機でG計画阻止派部隊15機を迎え討った。この戦闘で隊長機のブルーディスティニーを中破させて撤退に追い込み、ジムIIを10機撃破した。しかし単機では限界があり、残ったジムII5機に追い込まれ、遂にジムII部隊長のリビル・エイケン大尉機に銃口を突きつけられていた。

リビル・エイケン[お前はここまで単機でよく戦った。だが、これも”未来”のためだ。恨むなよグフカスタムのパイロット]

まさに絶体絶命。グフカスタムのハモンドも最早これまでと覚悟した。しかし、

???[させるかぁ!!!!!!!]その時、エイケンが直感的に反応して機体をシールドで守ったが、突如現れ、突っ込んできた未知の機体によってエイケンのジムIIは真横にふっ飛ばされ、そのまま廃ビルに突っ込んだ。ハモンド[オープンチャンネルで叫ぶ馬鹿はこの部隊にはいない。…まさか嬢ちゃんか?]機体のモニターに映っていたのは少し前に宇宙から降ってきたジークアクスだった。マチュ[大丈夫ですかハモンドさん]ハモンド[お前は怪我人だろ。なんでここにいる?それに機体も故障してただろ]マチュ[ミケルさんが応急修理で治してくれました]ハモンド[やっぱりアイツ教師よりメカニックが向いてるな。まずは助かったぜ嬢ちゃん]機体を起こしたハモンドは機体をチェックした。まだ一応戦えるが、火器の残弾は無し。ヒートソードは最早鈍器としてしか使えない有様だった。だが、シャリア・ブルの隠し球のジークアクスが目の前にいる。敵もさっきのジムIIは廃ビルにめり込んで動けず、結局パイロットのエイケンは機体を放棄した。これで敵残存4機。

???[させるかぁ!!!!!!!]

その時、エイケンが直感的に反応して機体をシールドで守ったが、突如現れ、突っ込んできた未知の機体によってエイケンのジムIIは真横にふっ飛ばされ、そのまま廃ビルに突っ込んだ。

ハモンド[オープンチャンネルで叫ぶ馬鹿はこの部隊にはいない。…まさか嬢ちゃんか?]

機体のモニターに映っていたのは少し前に宇宙から降ってきたジークアクスだった。

マチュ[大丈夫ですかハモンドさん]

ハモンド[お前は怪我人だろ。なんでここにいる?それに機体も故障してただろ]

マチュ[ミケルさんが応急修理で治してくれました]

ハモンド[やっぱりアイツ教師よりメカニックが向いてるな。まずは助かったぜ嬢ちゃん]

機体を起こしたハモンドは機体をチェックした。まだ一応戦えるが、火器の残弾は無し。ヒートソードは最早鈍器としてしか使えない有様だった。だが、シャリア・ブルの隠し球のジークアクスが目の前にいる。敵もさっきのジムIIは廃ビルにめり込んで動けず、結局パイロットのエイケンは機体を放棄した。これで敵残存4機。

マチュ[これ以上はやらせない!来い!!]マチュはハモンドのグフカスタムを下がらせるとシールドを構える。しかし、エイケン[エイケンより各機へ。ロンド・ベルの強襲揚陸艦が接近中。残念だがタイムアップだ。残存機は直ちに撤収地点へ後退せよ]ジムII部隊は各個に撤収を開始し、ペガサスの艦影が見えた頃には撃破された機体だけを残して阻止派部隊は煙のように姿を消した。ハモンドは脅威が無くなった事を確認すると大きく息を吐いた。ハモンド[もう大丈夫だ嬢ちゃん。敵はもういない。お前には助けられたな。礼を言う]そしてマチュも大きく息を吐いた。マチュにとってはクラバではない初の

マチュ[これ以上はやらせない!来い!!]

マチュはハモンドのグフカスタムを下がらせるとシールドを構える。しかし、

エイケン[エイケンより各機へ。ロンド・ベルの強襲揚陸艦が接近中。残念だがタイムアップだ。残存機は直ちに撤収地点へ後退せよ]

ジムII部隊は各個に撤収を開始し、ペガサスの艦影が見えた頃には撃破された機体だけを残して阻止派部隊は煙のように姿を消した。ハモンドは脅威が無くなった事を確認すると大きく息を吐いた。

ハモンド[もう大丈夫だ嬢ちゃん。敵はもういない。お前には助けられたな。礼を言う]

そしてマチュも大きく息を吐いた。マチュにとってはクラバではない初の"実戦"だった。クラバのルールは無く、単純な殺し合い。それを実感した瞬間にマチュは震えが止まらなくなった。

ハロ[マチュ。モウオワッタ。ヨクガンバッタ]

ハロの声でマチュはペガサスから呼びかけていたニャアンの声に気がついた。

ニャアン[マチュ返事をしてよ!]

マチュ[大丈夫。…大丈夫。心配かけてゴメンねニャアン]

ニャアン[良かった〜]

マチュ[ニャアン!駐屯地は!?ミケルさんたちは!?]

マチュがジークアクスで駐屯地を出撃した時、駐屯地には旧式の陸戦型ジム2機が護衛としていたのみ。敵別働隊が駐屯地を襲っていたらと考えたら居ても立ってもいられなかった。すると無線にシャリアが出てきた。

シャリア・ブル[大丈夫ですマチュ君。ペガサスから出たドゥーと少佐の機体が駐屯地の部隊と合流しました。シュウジ・イトウも貴女を待っています]

それを聞いて今度こそマチュは安心した。

ハモンド[嬢ちゃん、お前元々怪我人だろ。今度はしっかり休めよ。じゃあ俺たちの家に帰ろうぜ]

そしてマチュとハモンドは共に駐屯地へ帰還を果たした。

コメント

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  1. 与一 11時間前

    良いタイミングでサムネの場面がカットイン🥰💕👍✨良きヒロインっぷり🤩👍💖

  2. manacana 12時間前

    こーいうの。好きです。

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