HG ガンダム(THE ORIGIN)

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漫画・アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では原作アニメと異なり、一年戦争開戦以前からガンキャノン(最初期型)がアナハイム・エレクトロニクスにより開発・生産されて連邦軍で運用されている設定となっている。しかし、対MS戦闘を考慮していないためにジオン公国軍のブグおよびザクIとの史上初のMS同士の戦闘で完敗を喫し、その教訓から同社のMS開発部長テム・レイの指揮のもと、新たに対MS戦に特化したMSとして本機が開発されることとなる。

前期型原作と異なり、固定武装が多い。頭部バルカン砲のほか、左肩口に2連装のショルダー・マグナム、右肩口(開閉式)と左前腕部甲に[113]ガトリングガンを装備する。また、オプションとしてランドセル左側に、ザクIIを一撃で撃破する威力を誇る中距離タイプの[113]ショルダー・キャノンを装備可能となっている[注 37]。ビーム・ライフルの形状も原作と異なる。大気圏突入装備はもっておらず、突入の際はシールドで摩擦熱を防ぎつつホワイトベースの陰に入ることで成功させている。また、コア・ブロック・システムも搭載されていない。

前期型

原作と異なり、固定武装が多い。頭部バルカン砲のほか、左肩口に2連装のショルダー・マグナム、右肩口(開閉式)と左前腕部甲に[113]ガトリングガンを装備する。また、オプションとしてランドセル左側に、ザクIIを一撃で撃破する威力を誇る中距離タイプの[113]ショルダー・キャノンを装備可能となっている[注 37]。ビーム・ライフルの形状も原作と異なる。

大気圏突入装備はもっておらず、突入の際はシールドで摩擦熱を防ぎつつホワイトベースの陰に入ることで成功させている。また、コア・ブロック・システムも搭載されていない。

中期型2号機はジャブローで徹底的なオーバーホールを受けるとともに、若干の仕様変更がおこなわれる。コクピットはコア・ブロックとなるコア・ポッドに換装され、生残性の向上が図られるほか、システムの安定性も向上している[114][注 38]。ほかに、ガトリングガンが両肩口に装備され(左前腕部甲は撤去)、肩アーマーにフックを追加、ビーム・ライフルも原作と同型のものになっている。劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場する機体もこの仕様であり、型式番号も

中期型

2号機はジャブローで徹底的なオーバーホールを受けるとともに、若干の仕様変更がおこなわれる。コクピットはコア・ブロックとなるコア・ポッドに換装され、生残性の向上が図られるほか、システムの安定性も向上している[114][注 38]。ほかに、ガトリングガンが両肩口に装備され(左前腕部甲は撤去)、肩アーマーにフックを追加、ビーム・ライフルも原作と同型のものになっている。

劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場する機体もこの仕様であり、型式番号も "RX-78-02" とされる[115]。

劇中での活躍漫画版の作中冒頭では、2機がサイド7で機体のテスト並びにパイロットの訓練をおこなっている。アムロが搭乗する機体は従来設定と同じく2号機であり、塗装もトリコロールであるが、大河原によって改めて設定画が描かれており、細部が原作版と異なる(後述)。正規パイロットのウィリー・ケンプ中尉は搭乗前にザクIIの攻撃に巻き込まれ死亡、2号機だけでもホワイトベースに搬入しようとするも移送中のレールで立ち往生し、原作同様偶然居合わせたアムロの操縦により起動する。アニメ版『THE ORIGIN』は原作より前の時代の物語のみであるため本編に実機は登場しないが、アナハイムの社内会議でテム・レイが本機の開発について説明するシーンでは、モニターにCG(前期型と同じ)が映し出される。また、アニメ版スタッフが試作した、2号機が「大地に立つ」場面を描いたショート・ディレクショナル・ムービー『GUNDAM RISING』がYoutubeで公開されている。漫画版におけるオデッサ作戦前夜のジブラルタルでのシャア専用ザクIIとの決闘は、スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント「0079ジブラルタル」の一部としてサンライズ制作でアニメ化された。なお、このときの本機は中期型であるが肩のフックがない。

劇中での活躍

漫画版の作中冒頭では、2機がサイド7で機体のテスト並びにパイロットの訓練をおこなっている。アムロが搭乗する機体は従来設定と同じく2号機であり、塗装もトリコロールであるが、大河原によって改めて設定画が描かれており、細部が原作版と異なる(後述)。正規パイロットのウィリー・ケンプ中尉は搭乗前にザクIIの攻撃に巻き込まれ死亡、2号機だけでもホワイトベースに搬入しようとするも移送中のレールで立ち往生し、原作同様偶然居合わせたアムロの操縦により起動する。

アニメ版『THE ORIGIN』は原作より前の時代の物語のみであるため本編に実機は登場しないが、アナハイムの社内会議でテム・レイが本機の開発について説明するシーンでは、モニターにCG(前期型と同じ)が映し出される。また、アニメ版スタッフが試作した、2号機が「大地に立つ」場面を描いたショート・ディレクショナル・ムービー『GUNDAM RISING』がYoutubeで公開されている。

漫画版におけるオデッサ作戦前夜のジブラルタルでのシャア専用ザクIIとの決闘は、スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント「0079ジブラルタル」の一部としてサンライズ制作でアニメ化された。なお、このときの本機は中期型であるが肩のフックがない。

ビーム・ライフル型式番号:XBR-M79-07G[52]本機の主兵装[21]。ブラッシュ社製[53]。開発担当かは不明ながら型番にボウワ社の名称を記載した資料もある[52]。エネルギーCAP技術によりメガ粒子砲を携行可能に小型化したモデルで[25]、出力は1.9メガワット[51]。一年戦争当時の戦艦の主砲クラスの威力を誇り[52]、MSを一撃で撃破可能なほどのやや過剰な威力を有する[53]。一説には当時のビーム出力の制御が不安定なため、とりあえず運用可能な最大出力を想定した設定値とも[53]。最大出力約15発でエネルギーを使い果たし、その時には母艦からスペアライフルを受けとる必要があった。可動式センサーの情報はFCSでRX-78本体のセンサー情報と統合処理され、高い命中精度を実現している[53]。オプションでビーム・キャノン(出力5.5メガワット)が用意されていたとする資料もある[51]。開発は難航したが、その過程でビーム・スプレーガンが生まれている[25]。

ビーム・ライフル

型式番号:XBR-M79-07G[52]

本機の主兵装[21]。ブラッシュ社製[53]。開発担当かは不明ながら型番にボウワ社の名称を記載した資料もある[52]。

エネルギーCAP技術によりメガ粒子砲を携行可能に小型化したモデルで[25]、出力は1.9メガワット[51]。一年戦争当時の戦艦の主砲クラスの威力を誇り[52]、MSを一撃で撃破可能なほどのやや過剰な威力を有する[53]。一説には当時のビーム出力の制御が不安定なため、とりあえず運用可能な最大出力を想定した設定値とも[53]。最大出力約15発でエネルギーを使い果たし、その時には母艦からスペアライフルを受けとる必要があった。可動式センサーの情報はFCSでRX-78本体のセンサー情報と統合処理され、高い命中精度を実現している[53]。オプションでビーム・キャノン(出力5.5メガワット)が用意されていたとする資料もある[51]。

開発は難航したが、その過程でビーム・スプレーガンが生まれている[25]。

ビーム・サーベル近接斬撃兵装で、ランドセル両側に各1基ずつ装備。柄からビームによる刀身を形成する。出力は0.38メガワット[51]。

ビーム・サーベル

近接斬撃兵装で、ランドセル両側に各1基ずつ装備。柄からビームによる刀身を形成する。出力は0.38メガワット[51]。

ガンダム・シールド型式番号:RX・M-Sh-008/S-01025[52]防御用の盾で、盾裏のハンドルをマニピュレーターで把持して使用する。重量は10トン[25]。ガンダム本体の装甲構造を単純化したもので、堅牢さよりも衝撃の拡散と吸収を目的として設計されている[52]。超硬スチール合金を基部とした高密度のセラミック素材をアラミド繊維で挟み、耐弾性を向上させた表面には高分子素材による樹脂が充填され、最表層にはルナチタニウム合金系素材が用いられた三重ハニカム構造となっており[36]、投擲武器としても使用できるほどの堅牢さを誇る[注 19]。Gファイターの登場以降、これと合体してGアーマーやGブルになる時は右腕にもシールドを装備するため、必要に応じて2枚のシールドを重ねたり分離させたりできる機能が追加されている。ジムのシールドとは同じもの[54]という説と、材質など細かい部分が異なるという説がある。裏面に予備のビーム・サーベル2本とビーム・ライフル1丁を装着できたとも言われる[37][注 20]。

ガンダム・シールド

型式番号:RX・M-Sh-008/S-01025[52]

防御用の盾で、盾裏のハンドルをマニピュレーターで把持して使用する。重量は10トン[25]。ガンダム本体の装甲構造を単純化したもので、堅牢さよりも衝撃の拡散と吸収を目的として設計されている[52]。超硬スチール合金を基部とした高密度のセラミック素材をアラミド繊維で挟み、耐弾性を向上させた表面には高分子素材による樹脂が充填され、最表層にはルナチタニウム合金系素材が用いられた三重ハニカム構造となっており[36]、投擲武器としても使用できるほどの堅牢さを誇る[注 19]。Gファイターの登場以降、これと合体してGアーマーやGブルになる時は右腕にもシールドを装備するため、必要に応じて2枚のシールドを重ねたり分離させたりできる機能が追加されている。

ジムのシールドとは同じもの[54]という説と、材質など細かい部分が異なるという説がある。裏面に予備のビーム・サーベル2本とビーム・ライフル1丁を装着できたとも言われる[37][注 20]。

ハイパー・バズーカ型式番号:BLASH・XHB-L03/N-STD[52]ブラッシュ社が開発した肩掛け式の携帯対艦火器。後部からガス噴射する無反動砲仕様[55]。装弾数は5発で、広域に攻撃できる特性を利用し、多数の相手や艦船に対して効果を発揮する[21]。計画初期には核弾頭の採用も検討されていたが、不採用になったとされる[52]。口径は資料によって270ミリ[56][57]、320ミリ[58]、380ミリ[25][59]、700ミリ[60]と一定しない(ただし、設定画には「口径700m/m」との寸法が、弾体には「直径70cm」「全長3.2m」との寸法がそれぞれ記されている[61])。カラーリングは劇中でグレー一色と、濃淡グレーのツートンカラーの2種類が確認できる(シーンによって入れ替わることもあった)。ア・バオア・クーでの最後の出撃ではハイパー・バズーカを両手に計2丁携行し、背面にシールドとビーム・ライフルをマウントして出撃している。劇中ではジムがハイパー・バズーカを装備している場面もあるほか、地球連邦軍の生身の歩兵たちが使用する等身大サイズの「バズーカ」はスコープ形状を除き、ハイパー・バズーカと同じ形をしている。ガンダムの母艦「ホワイトベース」にも乗組員の備品として多数が積まれており、ア・バオア・クーでの最終決戦などで使用された。

ハイパー・バズーカ

型式番号:BLASH・XHB-L03/N-STD[52]

ブラッシュ社が開発した肩掛け式の携帯対艦火器。後部からガス噴射する無反動砲仕様[55]。装弾数は5発で、広域に攻撃できる特性を利用し、多数の相手や艦船に対して効果を発揮する[21]。計画初期には核弾頭の採用も検討されていたが、不採用になったとされる[52]。

口径は資料によって270ミリ[56][57]、320ミリ[58]、380ミリ[25][59]、700ミリ[60]と一定しない(ただし、設定画には「口径700m/m」との寸法が、弾体には「直径70cm」「全長3.2m」との寸法がそれぞれ記されている[61])。カラーリングは劇中でグレー一色と、濃淡グレーのツートンカラーの2種類が確認できる(シーンによって入れ替わることもあった)。ア・バオア・クーでの最後の出撃ではハイパー・バズーカを両手に計2丁携行し、背面にシールドとビーム・ライフルをマウントして出撃している。

劇中ではジムがハイパー・バズーカを装備している場面もあるほか、地球連邦軍の生身の歩兵たちが使用する等身大サイズの「バズーカ」はスコープ形状を除き、ハイパー・バズーカと同じ形をしている。ガンダムの母艦「ホワイトベース」にも乗組員の備品として多数が積まれており、ア・バオア・クーでの最終決戦などで使用された。

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