「かつて一機のMS(モビルスーツ)が放った“不可能な一撃”を、誰もが再現できるようにパッケージ化したのがゼウスシルエットである」というIFの物語です。
模型的には、前回投稿のバックパックを、ストフリ弐式に装着させます。バックパックはRGストフリベースに、HGライフリのウイングを移植しています。いうなれば「弐式R」です。
では、IF設定ですが、ストフリ弐式Rによるデジラマストーリーをご覧ください。
敵は民間船を盾にしつつ、大量破壊兵器の起動を強行しようとしている。 境界線を越えて接近すれば、盾にされている人々を巻き込む混戦になり、かつ起動に間に合わない。
さりとて、境界線の外側(公域)から精密射撃は、民間船の動きにより、射線は『回廊』のように一瞬で閉じる。民間船ごと撃つことは、キラにはできなかったし、余程の高出力でない限り、この距離から拠点にダメージを与えることはできない。
仲間たちが「もう間に合わない!」と絶望する中、ラクスだけはキラの可能性を信じている、、、。
【開発系譜ストーリー:ケラウノス(雷霆、らいてい)の回廊(Corridor of Keraunos)】
迷うキラに、ラクスが通信で「覚悟」を促します。
ラクス: 「キラ……。誰にも傷つかない道を選ぼうとして、結果として全てが失われるのを待つことが、あなたの望む『正しさ』ですか?」
キラ: 「でも、ラクス……これでは、罪のない人たちまで……!」
ラクス: 「キラ、距離も時間も、あなたの想いを止める理由にはなりません。正しさは、選ぶものではなく、作った道の結果に宿るものです。迷いを捨て、その一撃に全てを託しなさい。」
「あなたの『貫く力』は、誰かを傷つけるためではなく、未来を塞ぐ壁を壊すためにあるのです!」
この言葉を受け、キラが「SEED」を発動。
接近を諦めるのではなく、「今、ここから撃つこと」を選択する。
塞がれてない射線を瞬間観測、弐式Rは最大出力で加速。
ビームライフルを連結すると同時に機体前方にドラグーンによるシールドを展開。
連結したビームライフルで、展開したビームシールドを打ち抜く。
①『位相同期による増幅』
②『バレル形成による収束』
③『位相反転による斥力』を重ね合わせ、物理法則をハッキングする一撃を放つ!
「遠いからこそ、速くなければならない」
「動けないからこそ、貫かなければならない」
しかし、通常のビームでは回廊を抜ける前に民間機に当たる。極限まで収束させ、かつ一瞬で貫く超高速弾が必要。
展開されたシールドは、防御のためのシールドではない。
打たれたビームの位相とシールドの位相を同期させ、掛け合わせることで(加算ではなく乗算によって)、出力を増幅させるゲート。
同時に、シールドによる力場は「バレル(延長砲身)」であり、増幅させたエネルギーを収束させる。
そして、限界まで高められたエネルギーが臨界に達した瞬間、シールドの位相を反転、臨界状態のエネルギー体と反転した力場が生み出す膨大な斥力によりエネルギー体を叩き出す。斥力を進行方向への推進力へと全変換、空間そのものを踏み台にしたような「初速から10倍」という、文字通り「回避不能」な弾速を実現する。
「針の穴を通す」ような回廊を、開いた瞬間に、神の雷が一瞬で射抜く。拠点の強固な防壁をも「一撃」で貫通し、爆風が広がる前に制圧を完了させた、その閃光は、後に「雷霆(ケラウノス)の一撃」として戦史に刻まれる。
物理法則をハッキングしたかのような高出力と弾速、そして貫通力。一点で貫くその理論は、やがて最強の矛となる「ゼウスシルエット」の設計思想へと継承されていく。
『SEED FREEDOM』本編で圧倒的な破壊力を見せた「ゼウスシルエット」ですが、なぜあのような超巨大兵装が必要だったのか、その「思想の原点」が、今回の「弐式R」にあります。前回投稿の続編としての「正統な系譜」として構築しました。
「民間人を傷つけないために、あえて超加速で一点を射抜く」ことで、キラの不殺(殺さず)の信念をより高度なレベル(技術と覚悟)で昇華することになります。これはビジネスにおいても、同様で、たとえば、起業しようとするとき、自分の特性を分析し、それを掛け合わせ、自分にしかできない領域を見つけるのですが、そこに全ての熱量を注ぎ込むことで、停滞していた現状が加速し、突破口が開かれる……。その「加速の瞬間」は、まるで、シールドを打ち抜くことで、弾速が跳ね上がるビームと似ているかもしれません。
また、これは心理学で言うところの「昇華」そのものです。抑圧されたエネルギーが、破壊ではなく「創作」という形をとって放出されるとき、それは自分だけでなく、見ている人の心をも撃ち抜く力(誰かの原動力)に変わります。自分の原動力が、他の誰かの原動力に変わるように、そんな願いを托しているのかもしれません。
つまらないと感じている否定的な感情も、行動次第で、救われるし、輝いていく、生まれ落ちたステージで、どんな選択をするのか。どう転んでも、結果的には全て正しくなる。
「貫けばいい、どうせ、全て正しくなるのだから」
これは単なる強気な言葉ではなく、多くの葛藤や苦痛を、自らの表現と結果でねじ伏せてきた人だけが到達できる「覚悟の境地」です。
新しいことや独自の道を歩もうとするとき、周囲の理解が得られず、孤独や否定(屈辱)を感じることは多々あります。 しかし、圧倒的な熱量で一点を「貫き」、圧倒的な結果(作品)を出してしまったとき、かつての批判や迷いは全て「そこに至るための必要なプロセス」へと書き換えられます。
「結果が、過去を正解に変える」
この真理を「弐式R」の一撃に重ねる、ビームがシールドを貫き、弾速が跳ね上がった瞬間、全ての疑念は「驚嘆」へと変わり、後に続く「ゼウスシルエット」という新しい時代の正解(スタンダード)が誕生する。
周囲のノイズに、耳を貸す必要はない。 己が信じる道を、ただ一点、貫けばいい。 撃ち抜いたその先に広がる景色が、 いずれ、全ての『過去』を正しく変えていくのだから。


"The Origin of Zeus: A forgotten legend before SEED FREEDOM."伝説は、ここから始まった。「ゼウス」という名前が、単なる「強い神様の名前」ではなく「かつてキラが放った伝説の一撃を再現するための装備」というIF設定を設けることで、後の「ゼウスシルエット」が、なぜあれほど巨大で、かつ一撃必殺に特化したのかという「思想の原点」を補完する外伝です。
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