ガンダム･アーチャー 【TYPE-UBW】

以下設定

──聖杯。
それはどんな願いでも叶えるという万能の願望器。
近未来、人類の一部が聖なる盃を巡り、大規模な戦争──聖杯大戦が勃発した。

その戦争において、人類は聖杯戦争に特化した機体、人型機動決戦兵器──【ガンダム】を開発。
同時に過去の歴史や伝説における英雄や怪物である【英霊】──つまりサーヴァントの魂を機体に組み込む事で、初めてその真価を発揮させる【Fateシステム】の開発に成功、各ガンダムに搭載した。

ガンダムは全7クラスに応じたシリーズの開発がされた。
セイバー･ランサー･アーチャー･ライダー･キャスター･バーサーカー……。

聖杯大戦に参加する国や軍隊は、聖杯が独自に見出すランダム形式のため、必ず参加できるという訳では無い。
聖杯大戦の参加が認められた国や軍隊はそれぞれ聖杯から割り振られたクラスのガンダムを1体のみ開発と所有が許され、それ以上のガンダムは所有も開発もできないという絶対の掟が定められた。
また、各々が所有するクラスは変更が不可となっているが、ある裏技を使えば新たなガンダムを所有する事は可能となっている。

全7シリーズあるうちのひとつ、弓兵の魂を持つ機体──【ガンダム･アーチャー】は主に中･遠距離戦闘に特化したガンダムであるが、この【TYPE-UBW】はその中でも異質な存在である。

ガンダムは組み込む英霊によってそのステータスや宝具が変わってくる。
この【TYPE-UBW】も遠距離タイプの機体通り、弓矢型の武器を使用はするのだが、驚く事に弓矢はあまり使わず、メインは2振りの夫婦剣を使用するという、弓兵型にしては変わったガンダムなのである。

また、宿っている英霊が特殊なのか武器が破壊されてもすぐに修復または無尽蔵に召喚されるという謎の能力も秘めている。

遠距離武器はオーソドックスな弓矢型なのだが、弓に関しては2形態が存在する。

連射性に優れ安定した攻撃力を持つ【ノーマルモード】

そして、超長距離を含めた遠距離及び精密射撃、攻撃力の高い矢を放つ時に展開される【バーストモード】がある。
ノーマルモード時は走行時や飛行時にも使用できるが、バーストモード時は反動制御や射程測定等をしないと行けないため、動く事ができない。
そのため、バーストモードを使用する時は状況の判断を誤らない事が重要となってくる。

【TYPE-UBW】が使用する矢はこれも特殊であり、召喚した“剣”を矢として変形させそれを放つのである。
使用するつるぎによって威力や性質か異なるため、様々な戦況に合わせる力を持つだけでなく、相手のガンダムに対し有効的な攻撃を繰り出す事も可能。

補足だが【TYPE-UBW】が好んで使用する矢は“偽･螺旋剣”と呼ばれる刃が螺旋状の形をした異形の剣である。

また、各ガンダムは宿すサーヴァントによってそれぞれが異なる“宝具”を所持している。

武器型の宝具を持つ機体もあれば、常時発動型の宝具を持つ機体もあり、防御に特化した宝具を持つ機体もと、その種類は多岐にわたる。

その中でも【TYPE-UBW】は“固有結界”と呼ばれる己が持つ心象風景の空間を展開、相手をその空間へと引きずり込む。
空間内部は果てなき荒野に無数の剣が突き刺さっている心象風景が広がる。
結界内には、あらゆる“剣を形成する要素”が満たされており、視認した武器(主に剣等の近接武器)や防具を複製し、結界内にストックしておく事が可能。

一度複製した武器や防具は固有結界を発動せずとも投影魔術として外界に引き出すこと(防具の場合は2～3倍の魔力がかかる)ができるほか、ただ複製するだけでなく、自分好みにアレンジを加えたり、形状を変えるなどいった独自の改造を加えることも可能。
また、物品としての刀剣を魔術で作り出しているのに止まらず、長年使用された刀剣には意思が宿り、その意思と共に刀剣に宿る｢使い手の経験・記憶｣ごと解析・複製している。
このため、仮に初見の武器の複製であっても、オリジナルのガンダムほどではないがある程度扱いこなすことが可能。

本来であればこのような芸当がロボットであるガンダムには不可能であるが、聖杯の力とこの機体に宿っている英霊だからこそ、成し得る力なのである。

以下、全武装です。

矢は2種用意してあり、偽･螺旋剣は天ミナのツムハノタチをベースに作り、オリジナルの矢はキマリスヴィダールのダインスレイヴをベースにしてます。