ペイルライダーデイドリーム

機体設定

ペイルライダーデイドリーム

形式番号RX-96PRDDW

全高19.5m

本体重量27.6t

全装備重量51.4t

ジェネレーター出力2.990kw

装甲材質ガンダリム合金

スラスター推力107.200kg

本機はA.E社の技術部門が秘密裏に開発した機体で、連邦のUC計画の鍵を握る機体RX-0ユニコーンガンダムに搭載されるNT-Dの実験機として製造された。

形式番号上はペイルライダーとされているが既にこの頃には型落ちの機体であることから機体の殆どのパーツはジェスタのものを使用しており胸部や機体各部にサイコフレームも使用されており、見た目のみがペイルライダーに似ているだけで厳密に言えば全く違う機体となっているが開発陣の強い希望によりペイルライダー系列として扱われるようになった。

兄弟機には同じユニコーンガンダムの実験機として開発されたシナンジュスタインがいるが、あちらは人間が扱うことを前提としておらず、機体性能の限界を突き詰めた機体であったことに対して本機は一般のパイロットでニュータイプと渡り合うことを目的としており、機体性能自体はシナンジュスタインと比べて低いものの高水準な性能であり本機に搭載されたプロトタイプNT-Dによりシステムが演算した機体制御をパイロットに指示しインテンションオートマチックシステムによる思考操作で最適解をそのまま機体の挙動に反映することで未熟なパイロットであっても機体性能を十分に性能を引き出すことで圧倒的な戦闘力を発揮しておりノーマルパイロットにニュータイプと渡り合えるだけの戦闘力を持たせるという本来の目的は達成された。

また基本的なフレームはジェガン系統を採用している都合上連邦軍およびユニバーサル規格の装備を装着可能な点や各部パーツに互換性があり実験機ながら整備面もかなり都合の良い機体であり、そのことからも本機は量産化が視野に入れられた事と兵器としての優秀さが伺える

武装面ではベースとなったジェスタとは異なり短時間での作戦行動を重視されることから継戦能力よりも火力に優れた武装を多く装備する他、バックパックに設けられたハードポイントにより状況に合わせて様々な武装を選択可能な柔軟性をもち、特殊武装として頭部のブレードパーツは敵意などをキャッチする受信アンテナとしての役割を持つ。

総じて本機は実験機ながら元々の機体性能の高さと搭載されたシステムによって凄まじい戦闘力を持つ機体へと仕上がり、相対したものを駆逐する悪夢のような死の騎士として生まれ落ちた。

しかしこの機体のデータはAE社内でも極秘裏に作られた為関係者やスタッフも限られた人物のみであり、更に実験中に強襲してきた袖付きの特殊部隊Aqoursとの交戦の際にリーリエ・ズールと相打ちとなり機体ごと失われてしまい、更に関係者もほとんどが消息不明となり誰も知らない歴史の中に埋れてしまったが仮にこの技術が失われなかったとしたら本機のシステムによってニュータイプという存在は撲滅されていたかも知れない。

機体名のデイドリームはマリ・オハラによってつけられており、重力下での試験運用の際プロトタイプNT-Dを発動した際に起こる強制排熱により機体周辺が陽炎のように揺めいた情景が現実からあまりに乖離していたことからつけられている。

パイロットは連邦軍所属のツシマ・ヨシコ少尉、本来は別のパイロットが選ばれていたがマリ・オハラ技術顧問とセイラ・カヅノによって(実験の為に)託される。

この機体に乗ったことによって彼女の運命は捻れてゆくことを今はまだ誰も知らない…

武装

強化バレルビームライフル

本機専用として開発されたビームライフル

増加されたバレルによって威力が強化されており、当時の戦艦の主砲クラスと比べても遜色がない他照射時間も長い為貫通力も非常に高い。

ビームサーベル

サイドアーマーに装備された格闘武装

この時代の一般機のものよりも高出力なモデルで高い切断力を持つが消費エネルギーが多く最大発振状態は長く保てない為アイドリング機能が実施されている。

頭部バルカン

ジェスタのものをそのまま装備

主にファンネルなどの小型攻撃端末を迎撃する目的から連射性が高められている。

試作型アームド・アーマーDE

バンシィやフェネクスに装備されるものと同一の武装の試作型

先端部のメガビームキャノンやI・フィールドは搭載されているもののスラスターは内蔵されておらずそこが差別点となっている。

試作型アームド・アーマーME

本機の背部に装備する多目的ユニットで本機の象徴ともいえる武装でMEは

Mortem Epues(死の騎士の意)の略である。

通常時はまるでマントのようにマウントされており機体背面を覆うように展開されている。

この状態では主に背部からの攻撃を防ぐ盾としての役割と内蔵スラスターにより機動力を底上げする。

また変系することでVNモード、BSモード、XCモードの3つのモードに切り替えることが可能でVNモードではブレードパーツを展開して前方に4本のクローとして展開し、超振動により敵を抉り砕く武装となっている。

BSモードではブレードパーツを展開してレールガーンのような状態にすることで使用可能となり2枚のバレルタイプ・ビーム偏向機と連動させて任意で歪曲するビームを放つ射撃武装となる。

XCは背面に装備したままブレードパーツを展開してX字状に待機させる形態で、この状態ではサイコフレームによりパイロットと機体の親和性が向上し、より高い戦闘能力を発揮する。

プロトタイプNT-D

本機のシステムはのちにユニコーンガンダム に搭載されるNT-Dの雛形といえるシステムであり。

パイロットが感知した殺意や敵意をHADESが解析しそのデータを元にシステムが演算させた最適解をパイロットに直接フィードバックさせ受信した最適解をシナンジュスタインに搭載されていたインテンションオートマチックシステムによる思考操縦システムでアシストすることで従来の手動操縦を遥かに上回る速度でシステムが演算した最適な機体制御を可能とし敵の行動の先読みすら可能とするが、もはやパイロットすら機体の演算処理の一部として扱う悪魔のシステムで、本来の目的通りニュータイプが相手であっても渡り合えるだけの強力なシステムが完成した。

後のNT-Dに比べると機体の変身による爆発的な強化などはないのが差別点で、あくまで本機は誰が操縦しても元々のスペックを十全に発揮出来ることに念頭を置かれている。

また機体のレスポンスに耐える為にサイコスーツと呼ばれる特殊なパイロットスーツが用意されており後のユニコーン用のスーツと同じく対G装置としてDDS(ドラッグデリバリーシステム)取り付けの他、パイロットの微弱な感応波でも機体に反映するための増幅装置や機体との親和性の向上の為ヘルメットにサイコフレームが一部装備されている。

しかし、スーツの対G装置では完全にパイロットへの肉体的負担を完全に緩和出来ておらず更には最適解を伝えると同時に敵の攻撃の先読みの為に殺意や敵意を察知しダイレクトにパイロットに伝えるなどのサイコマシーン特有の精神への負担も莫大なものとなっていることから過去の例に漏れず投薬による「治療」が推奨されるまさに悪夢のようなシステムとなっている。

ちなみにこのシステムは従来のNT-Dとは違い感応波による発動がされず、通常時からリミッターをかけた状態で機能しておりリミッターを開放することで機体の演算能力と機体性能が本来のスペックへと戻り、それに伴いフェイスガードや機体各部が紅く発光し全身のダクトから強制排熱を行うがその際の熱によって大気圏内では陽炎のように幻想的に機体が揺らめいて見える。

塗装前です。

ベース機は設定通りジェスタを使用してどこまでペイルライダーに近づけるかという挑戦でした。

他のこだわりポイントとしてはバイザーを差し替えで変更できたりトーリスリッターを見習ってアームド・アーマーを騎士のマントの様に配置したりしました。

最後は軽装状態のお気に入りショットで締めとさせていただきます。

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