ロールアウト直後から、ガランシェール隊へ配備されるまでの評価試験中の仕様として作製。
ワン・オフの機体である「クシャトリヤ」は独特の機体構造をしており、機体制御用のOSも独自の仕様であった。
その為、ロールアウト以前に書き上げられたOSはシミュレーションでの作動テストでは良好な結果を残したものの、実機での検証が急務であった。
この為、専任パイロット「マリーダ・クルス中尉」の手により、OSチューニングを含めた試験が急ピッチで進められることとなった。
クシャトリヤを特徴付ける4枚の「サイドバインダー」は同一仕様で製造されたが、完成品としては許容範囲ではあっても性能差が生じていた。
この為、サイドバインダーの取り付けに関しては慎重に配慮がなされ、配置が決定した後は、識別の為に大きく位置記号(FR、FLなど)が書き込まれた。
また、サイドバインダーの縁には「警戒識別塗装」が施され、仮設の翼端灯も設置された。
これらの処置は、評価試験の終了後、本来の機体色に塗りつぶされ、翼端灯も撤去された。
バインダー及び本体に搭載された火器に関しても、火器管制システムとの結線のために、ナンバリングが仮塗装された。
これも、複雑な機体構造ゆえの措置である。
サイドバインダーを取り外した状態。
仮設の翼端灯。
胸部マシンキャノンは金属パーツに置き換えるなど、若干のディテール・アップを施しました。
モノアイ部は、レール基部をスジ彫。モノアイもクリアパーツて置き換えました。
モノアイの奥は、シルバー>黒で塗装して入光を反射して光るように塗装。モノアイ表面はクリアレッドにて塗装しました。
サイドバインダーの識別記号は、デカールベースを使用して自作。
「アクリルガッシュ」・「ラッカー」・「水性ホビーカラー」にて試作。トップコートに対する耐性を調べました。
曲面への追従性などを考慮し、水性ホビーカラーを採用しました。
自作デカールの塗り分けは、マスキングテープを切り貼りして行ないました。
警戒識別塗装の下準備。大きくマスキングして縁を「黄土色」に着色。
その後、現物合わせで三角形にマスキング。この状態でさらに「黒」を吹いてからマスキングを全て撤去すると警戒識別塗装が管制します。
HG NZ-666 クシャトリヤ/評価試験仕様
コメント
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試験機的な警告色的にも見えて、ラスタカラー的な感じにも見える。
アフリカにルーツを持つパイロットの乗機って設定もあり得そう。
実際、ワン・オフの機体で、バインダーが4枚という特異な構造ですから、試験中は外からの光学観測でアウトラインがつかみやすい方が理に適っていると思って警戒識別塗装と翼端灯を採用しました。
無節操モデラー。
ガンプラを中心に、バイク・車・航空機の模型も製作。
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