SWORDFISH Ⅱ0

「あいにく、微妙な扱いは苦手なんでね。」

　駐機形態。ハロが搭乗、操縦する形となっている。ハロ自体のサイズが、SDタイプの機体と同等の大きさだとすると、この機体は、中型〜大型MAということになるのだろうか。ちなみに機体名は、ソードフィッシュ･ハロ(Ⅱ0)と読む。

「ガキとケダモノは嫌いなんだよ。」

　本機のメイン武装は、機首付近に備え付けられた巨大なメガ粒子砲。射程は大気圏外で1000km。両翼部には貫通力の高い90mm機銃が内蔵されるが、弾代が嵩む為、あまり使用しないようだ。

　機体後部には巨大なエンジンユニット。機体サイズに対し、不釣り合いなほどの出力、推力を発生させる。これにより大気圏内外において高い機動性を誇るが、それは、この機体が非常にピーキー、扱いづらいということである。

「大事なのは流れだ、力じゃない。水のようになるんだ。」

　ハロ単体でもつよい。賞金稼ぎだからな。得意のジークンドーで、賞金首はおろか、警官だってイッパツだ。

「片方の目で過去を見て、もう一方で今を見ていた。目に見えてるモンだけが現実じゃない。……そう思ってた」

　銃だって使うさ、賞金稼ぎ(カウボーイ)だからな。

「どっかで自由に暮らすだけさ。夢でも見るようにな……」

「きれいなもの、か…。そいつはたぶん、ずっと昔に無くしちまったな。」

「悪いが商売なんでね」

「過去はどうあれ、未来はあるだろ。」

「探しにいく。オレはオレの女をな…」

「…天国を追い出された天使は、悪魔になるしかないんだ」

　「お前は…」

「俺はただ、醒めない夢を見ているだけさ」

BLUE

 Never seen a bluer sky

 Yeah I can feel it reaching out

 and moving closer

 There's something 'bout blue

　　　　　　SEE YOU SPACE COWBOY…