Master GUND-ARM

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 だいぶ遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

 今回は、前回投稿された「機動水星武闘伝G GUND-ARM」内において、克州土門(かしゅうどもん)の師である、東方無敗の駆るMS。マスターガンダムです。

 注 できれば前回投稿の「機動水星武闘伝G GUND-ARM」と一緒に見て頂けたらと思います。

Master GUND-ARM 土門の師、東方無敗が駆る漆黒のガンダム。シャイニングガンダム同様、出所のわからない謎のMS。完全な格闘戦用になっており、火器類の類いは一切装備されていない。ただ、その機体のデザインラインに、オックス•アース•コーポレーション及び、シン•セー開発公社製MSに似たラインがあることから、何らかの関係があると思われる。この機体にもシャイニングガンダム同様、パーメットトレースシステムが搭載されており、この二機のMSの出所は同じ所なのかもしれない。 この機体の戦闘能力に至っては、素手でMSをも打ち倒すほどの武術の達人である東方無敗が操縦する以上、無限ともいえる戦闘力を持つ。主な必殺技として、気炮暗黒通(ダークネスフィンガー)を始め、十二王方牌大車併、超級覇王電影弾、帰山笑紅塵、石破天驚拳などがある。

Master GUND-ARM

 土門の師、東方無敗が駆る漆黒のガンダム。シャイニングガンダム同様、出所のわからない謎のMS。完全な格闘戦用になっており、火器類の類いは一切装備されていない。ただ、その機体のデザインラインに、オックス•アース•コーポレーション及び、シン•セー開発公社製MSに似たラインがあることから、何らかの関係があると思われる。この機体にもシャイニングガンダム同様、パーメットトレースシステムが搭載されており、この二機のMSの出所は同じ所なのかもしれない。

 この機体の戦闘能力に至っては、素手でMSをも打ち倒すほどの武術の達人である東方無敗が操縦する以上、無限ともいえる戦闘力を持つ。主な必殺技として、気炮暗黒通(ダークネスフィンガー)を始め、十二王方牌大車併、超級覇王電影弾、帰山笑紅塵、石破天驚拳などがある。

MH(モビルホース)雷雲再起(らいうんさいき) 東方無敗の愛馬、雷雲再起(馬)が操縦?する。この機体にもパーメットトレースシステムが搭載されており、コクピットの中には本当に馬がいる。額部、首前部にシェルユニットが搭載されている。雷雲の名の通り、額の角や機体の各部から強力な電撃を放つ、また、額の角は取り外してヒートソードとしても使用可能である。 東方無敗の死後は、克州土門を主と認め、彼の愛馬として共に一連の騒動に終止符をうった。

MH(モビルホース)雷雲再起(らいうんさいき)

 東方無敗の愛馬、雷雲再起(馬)が操縦?する。この機体にもパーメットトレースシステムが搭載されており、コクピットの中には本当に馬がいる。額部、首前部にシェルユニットが搭載されている。雷雲の名の通り、額の角や機体の各部から強力な電撃を放つ、また、額の角は取り外してヒートソードとしても使用可能である。

 東方無敗の死後は、克州土門を主と認め、彼の愛馬として共に一連の騒動に終止符をうった。

 シャイニングガンダムの腕部がシェルユニットで構成されている事に対し、このマスターガンダムは、全身のフレームがシェルユニットとなっている。これによって、DP(デビルパーメット)細胞がシェルユニットに作用する自己進化、自己再生、自己増殖の恩恵を受けることが出来るのだが、その恩恵を受けるには自らがDP細胞に侵される(DP細胞の本来の目的はアルパメットガンダムのコアとなる健全な肉体だった)必要がある為、それを良しとしない東方無敗は、恐ろしい程の精神力でそれらを跳ね除けていた。ただ、機体の修理には自己再生能力の一部を使用していたようだ。いわゆるメンテナンスフリーである。

 シャイニングガンダムの腕部がシェルユニットで構成されている事に対し、このマスターガンダムは、全身のフレームがシェルユニットとなっている。これによって、DP(デビルパーメット)細胞がシェルユニットに作用する自己進化、自己再生、自己増殖の恩恵を受けることが出来るのだが、その恩恵を受けるには自らがDP細胞に侵される(DP細胞の本来の目的はアルパメットガンダムのコアとなる健全な肉体だった)必要がある為、それを良しとしない東方無敗は、恐ろしい程の精神力でそれらを跳ね除けていた。ただ、機体の修理には自己再生能力の一部を使用していたようだ。いわゆるメンテナンスフリーである。

 こうして、土門と、シャイニングガンダムとは、数々の死闘を繰り広げていくのである。↓ここからは、前回の投稿時に綴ることの出来なかった。土門と、後にシャッフル同盟と呼ばれ、彼と絆を、友情を築いていく強敵(友)達との決闘の様子(その一部)を見てみよう。

 こうして、土門と、シャイニングガンダムとは、数々の死闘を繰り広げていくのである。

↓ここからは、前回の投稿時に綴ることの出来なかった。土門と、後にシャッフル同盟と呼ばれ、彼と絆を、友情を築いていく強敵(友)達との決闘の様子(その一部)を見てみよう。

決闘 其の一パイロット ヴォルジュ•ド•サンドMS   ローゼンエリス「克州土門ッ!…貴方は我が家名を汚しました!」 目の前のMSがそう言うのを土門は見据える。ミカエリスベースの青と銀の機体、装甲の大部分に華美な、薔薇を思わせる装飾(エングレービング)が施された中世の騎士といった佇まいのMSだ。その背にやや大きめのプロペラントタンクと思われるユニットが華美な機体にそぐわない、どこか不気味な雰囲気出している。両の足をピシリと揃え、右手を腰の後ろに、左手でビームレイピアの柄を頭部、顔の前に持ってきている構えには一部の隙も無い。 コイツ、出来る。そう思った瞬間、土門の視界、モニターから青銀のミカエリス、ローゼンエリスの姿が消える。次の瞬間、シャイニングガンダムの頭部にビームレイピアを突き刺さんと、腕を伸ばしたローゼンエリスの姿。寸での所で鋭い突きを躱す土門。…速いッ!だが、土門もまた武術の達人である。素早く身を翻し、カウンターとなる一撃を叩き込まんと、回し蹴りを放つが空を切る。…見ると、最初の位置、先程と全く同じ構えのローゼンエリスの姿が目に入る。…まさか、瞬間移動。そう困惑する土門に対し、ローゼンエリスは容赦なく鋭い突きを放ってくる。数十メートルの距離をものともしない攻撃。しかし、土門は気付く、ローゼンエリスの姿が消えているのではなく、凄まじいまでの加速力でもって消えている様に見える事に。「…かつて、グラスレー寮に、機体性能を加速力一点に振り切った漆黒のハインドリーを操るサムライがいたと。…私のローゼンエリスもそうですッ!」 土門が自分の機体性能に気付き、動きが変わった事に対し、ヴォルジュが言う。一方、土門は防戦一方だ。なぜなら、ローゼンエリスが突きを放つ際、その踏み込みの一歩一歩の距離が微妙に違い、突き出す際のビームレイピアのビームの刃の長さも一撃ごとに違うのだ。単調にならざるを得ない突きの連続使用、本来ならば大きな隙が目立つはずだ。だが、踏み込みの距離、繰り出す刃の長さを変える事で、隙のタイミングを意図的に変える事で、逆に隙が少なくなっている。…一撃一撃の隙のタイミングが違えば、カウンターを当てることも出来ない。…しかし、土門もまた、格闘家の端くれ、矢継ぎ早の攻撃を確実に防御しながら打開策を出す。 突如、防戦一方でその場にとどまっていたシャイニングガンダムがローゼンエリスにぶつかる様にダッシュすると、今まさにビームレイピアを突き出さんとするローゼンエリスの手首をガシリと掴んだのだ。「攻撃が見えないのならば、攻撃の前に止めれば良いッ!」 土門が叫ぶ!土門の格闘家としての動体視力、土門の動きをそのままトレースするパーメットトレースシステムあっての芸当である。その後の何度かの攻撃を止められ思わず距離を取ってしまうローゼンエリス。だが、再びピシリと構えたままヴォルジュは意に介せず言う。「…そうでした。貴方のスピードを忘れていました。であれば、貴方のそのスピードを奪えば、…どうなるでしょう」 ヴォルジュが不敵に笑うと同時に、ローゼンエリスの背後、プロペラントタンクだと思われていた筒状のユニットが立ち上がると、先端が展開、中から薔薇の花が咲く。ローゼンエリスがその背に二輪の薔薇を咲かせた様に見える。「ローゼンビットッ!」 そうヴォルジュが叫ぶと同時に先端から薔薇の花が外れ、宙に浮くとその花芯の砲塔からビームを放つ。「がっかりだなッ!ヴォルジュ•ド•サンド!たかだかビーム砲如きで俺を止められるとでも思ったのかッ!」 しかし、シャイニングガンダムを突撃させた土門の叫びは、次に起きた出来事に打ち消される。宙に浮く二輪の薔薇の花びらが散ると、その散った花びら一枚一枚の先端から赤いレーザーが放たれたのだ。そのレーザーはあらゆる方向から網の様に放たれ、シャイニングガンダムを貫く。「…ローゼススクリーマー。…ペイル社の『コラキ』を改良させていただきました」 薔薇の花びらから放たれる行動不能(スタン)効果の電磁ビームがシャイニングガンダムの動きを止めていく。全身を突き刺すような痛みが土門を襲う。身動きが取れず、声すら出せない土門の耳に、ヴォルジュの叫ぶ声だけが聞こえる。「覚悟なさい!克州土門ッ!…ローゼスハリケーンッ!!」 動きの取れないシャイニングガンダムに、無数の剣尖とビームが襲い掛かる。

決闘 其の一

パイロット ヴォルジュ•ド•サンド

MS   ローゼンエリス

「克州土門ッ!…貴方は我が家名を汚しました!」

 目の前のMSがそう言うのを土門は見据える。ミカエリスベースの青と銀の機体、装甲の大部分に華美な、薔薇を思わせる装飾(エングレービング)が施された中世の騎士といった佇まいのMSだ。その背にやや大きめのプロペラントタンクと思われるユニットが華美な機体にそぐわない、どこか不気味な雰囲気出している。両の足をピシリと揃え、右手を腰の後ろに、左手でビームレイピアの柄を頭部、顔の前に持ってきている構えには一部の隙も無い。

 コイツ、出来る。そう思った瞬間、土門の視界、モニターから青銀のミカエリス、ローゼンエリスの姿が消える。次の瞬間、シャイニングガンダムの頭部にビームレイピアを突き刺さんと、腕を伸ばしたローゼンエリスの姿。寸での所で鋭い突きを躱す土門。…速いッ!だが、土門もまた武術の達人である。素早く身を翻し、カウンターとなる一撃を叩き込まんと、回し蹴りを放つが空を切る。…見ると、最初の位置、先程と全く同じ構えのローゼンエリスの姿が目に入る。…まさか、瞬間移動。そう困惑する土門に対し、ローゼンエリスは容赦なく鋭い突きを放ってくる。数十メートルの距離をものともしない攻撃。しかし、土門は気付く、ローゼンエリスの姿が消えているのではなく、凄まじいまでの加速力でもって消えている様に見える事に。

「…かつて、グラスレー寮に、機体性能を加速力一点に振り切った漆黒のハインドリーを操るサムライがいたと。…私のローゼンエリスもそうですッ!」

 土門が自分の機体性能に気付き、動きが変わった事に対し、ヴォルジュが言う。一方、土門は防戦一方だ。なぜなら、ローゼンエリスが突きを放つ際、その踏み込みの一歩一歩の距離が微妙に違い、突き出す際のビームレイピアのビームの刃の長さも一撃ごとに違うのだ。単調にならざるを得ない突きの連続使用、本来ならば大きな隙が目立つはずだ。だが、踏み込みの距離、繰り出す刃の長さを変える事で、隙のタイミングを意図的に変える事で、逆に隙が少なくなっている。…一撃一撃の隙のタイミングが違えば、カウンターを当てることも出来ない。…しかし、土門もまた、格闘家の端くれ、矢継ぎ早の攻撃を確実に防御しながら打開策を出す。

 突如、防戦一方でその場にとどまっていたシャイニングガンダムがローゼンエリスにぶつかる様にダッシュすると、今まさにビームレイピアを突き出さんとするローゼンエリスの手首をガシリと掴んだのだ。

「攻撃が見えないのならば、攻撃の前に止めれば良いッ!」

 土門が叫ぶ!土門の格闘家としての動体視力、土門の動きをそのままトレースするパーメットトレースシステムあっての芸当である。その後の何度かの攻撃を止められ思わず距離を取ってしまうローゼンエリス。だが、再びピシリと構えたままヴォルジュは意に介せず言う。

「…そうでした。貴方のスピードを忘れていました。であれば、貴方のそのスピードを奪えば、…どうなるでしょう」

 ヴォルジュが不敵に笑うと同時に、ローゼンエリスの背後、プロペラントタンクだと思われていた筒状のユニットが立ち上がると、先端が展開、中から薔薇の花が咲く。ローゼンエリスがその背に二輪の薔薇を咲かせた様に見える。

「ローゼンビットッ!」

 そうヴォルジュが叫ぶと同時に先端から薔薇の花が外れ、宙に浮くとその花芯の砲塔からビームを放つ。

「がっかりだなッ!ヴォルジュ•ド•サンド!たかだかビーム砲如きで俺を止められるとでも思ったのかッ!」

 しかし、シャイニングガンダムを突撃させた土門の叫びは、次に起きた出来事に打ち消される。宙に浮く二輪の薔薇の花びらが散ると、その散った花びら一枚一枚の先端から赤いレーザーが放たれたのだ。そのレーザーはあらゆる方向から網の様に放たれ、シャイニングガンダムを貫く。

「…ローゼススクリーマー。…ペイル社の『コラキ』を改良させていただきました」

 薔薇の花びらから放たれる行動不能(スタン)効果の電磁ビームがシャイニングガンダムの動きを止めていく。全身を突き刺すような痛みが土門を襲う。身動きが取れず、声すら出せない土門の耳に、ヴォルジュの叫ぶ声だけが聞こえる。

「覚悟なさい!克州土門ッ!…ローゼスハリケーンッ!!」

 動きの取れないシャイニングガンダムに、無数の剣尖とビームが襲い掛かる。

決闘 其のニパイロット カイ•サイシーMS   ドラゴウォート「いくぜ!土門のアニキッ!」「ああ!来いッ!カイ•サイシーッ!!」 拳(けん)と拳(けん)のぶつかり合い。決闘が始まって十数分、止むことのない拳と拳、蹴りと蹴りの応酬、それは格闘家と格闘家。武術と武術。たった二人だけの世界。「やるなッ!カイ•サイシー!」「へへへ!アニキもなッ!」 二人は笑みを浮かべ、拳と拳を突き合わせる。その様子は美しさすら感じる、見方を変えれば、まるで戯れあっている様にも感じるほどだ。しかし、そんな様子に騙されてはいけない。彼らが、二機のMSが繰り出している拳の一撃一撃が、放っている蹴りの一撃一撃が、並のMSならばかすっただけで破壊、いや、粉砕されるほどの威力を持っているのだ。 ドラゴウォート。ザウォートをベースとした、格闘特化の機体。頭部、両腕部に龍の意匠を持つ。その戦闘方法は、パイロットのカイ•サイシーが今は存在しない言われる拳法の使い手である事から、火器に頼らない自らの腕や脚を武器とする。そのドラゴウォートのコクピットの中で、カイ•サイシーは笑う。「最高だよ!アニキ!…オイラ、オイラ、こんなふうにアニキと闘えるなんてッ!」 カイ•サイシーの、ドラゴウォートの重い一撃を受けながら、土門はシャイニングガンダムのコクピットで一人驚嘆する。本来、ザウォートは手脚の細く、その見た目どおり、軽量、機動性重視の機体となっている。しかし、今、目の前でシャイニングガンダムに鋭く重い一撃を放つMSはまるで、重MSの様な突進力を持ってさえいるのだ。土門は、師の言葉を思い出す。(フフフ、土門よ。身体が大きければ強い。…と言うわけではないぞ。『柔よく剛を制す。』と言う言葉を知っているか?土門。いかに身体の小さな者でも、『技』が、『武』あれば、いかな巨体であろうとも吹き飛ばすことができる。…それが武術だ) 見事な武術だ!カイ•サイシー!土門は感嘆する。まさか師匠以外にこれほどの格闘家に出会えるとは。「まだまだ、これからだぜ!アニキッ!」 そう言うと、ドラゴウォートは、肩アーマー内に懸架していた複数の棒状の物体を伸ばし、次々とシャイニングガンダムの周りの地面に突き刺していく。「宝華教典ッ十絶陣ッ!」 カイ•サイシーが叫ぶと、地面に突き立った棒の先端から中程にかけて、ビームの光が拡がり、ビームの旗が形作られる。同時にビームの粒子が霧の様に立ち込めドラゴウォートの姿を消す。センサーからも消えたドラゴウォートの姿を捜し、辺りを見回す土門の耳にカイ•サイシーの声だけが響く。「さあ、アニキッ!…オイラを見つけられるかな」 どこだッ!辺りを見回すが気配すら感じる事が出来ない。だが、土門もまた一人の武辺者。すぐさま目を閉じると精神を集中させる。…そこだッ!背後に気配を感じ取り、鋭く裏拳を放つ。…が。「へへッ。残念!コッチだよアニキッ!…無影脚ッ!!」 土門の裏拳は空を斬り、土門が感じ取った気配とは全く逆の方向から、ドラゴウォートの神速の蹴りがシャイニングガンダムを襲う。「ぐわぁッ」「まだまだいくぜ!アニキッ!…ドラゴンファイヤーッ!」 龍の頭部、龍の口を模したドラゴウォートの両腕から灼熱の炎がシャイニングガンダムを再び襲う。矢継ぎ早の攻撃に土門は手も足も出ない。繰り返される神速の蹴りに、灼熱の炎。ドラゴウォートを視認出来ないまま、ジリジリと防戦一方になっていく土門。まるでドラゴウォートが複数機いるかの様だ。ドラゴウォートの猛攻の中、土門は閃く。…目には目を。複数いる様に思うのならば、こちらも複数になれば良い!「ウォォォ、シャァイニング…シャドォー!」 叫び、土門は物凄い勢いで反復横跳びを始めると、シャイニングガンダムの残像が凄まじい勢いで増えていくのだ。三機だった残像が五機になり、七機、九機と増えていく。やがて十数機となったシャイニングガンダムは、それぞれが意思を持ったかのように四方へ散ると、ドラゴウォートがいそうな場所を手当たり次第に攻撃する。「見つけたぞ!カイ•サイシーッ!……なにッ!」 シャイニングガンダムの蹴りがドラゴウォートを捉える。しかし、そう思った瞬間、ドラゴウォートの姿がビームの粒子となって消えたのだ。「コッチだぜッ!アニキッ、…ザウォートは元々空戦機だッ!」「空(上)にいたのかッ!」 見上げる土門。そこには太陽を背にするドラゴウォート。「アニキッ!まだ未完成だけど、…これがオイラの必殺技だッ!」 カイ•サイシーは叫ぶ。ドラゴウォートの背部スラスターからビームの膜が放出されると、それはまるで蝶の翅の様に拡がっていく。「いくぜ!アニキッ!…天に竹林、地に大林寺!目にもの見せるは、最終秘伝ッ!真ッ!…流星ッ胡蝶剣ッ!!」 カイ•サイシーの叫びとともに、ドラゴウォートの機体そのものが巨大な剣になったかの様な、鋭い蹴りがシャイニングガンダムに放たれる。

決闘 其のニ

パイロット カイ•サイシー

MS   ドラゴウォート

「いくぜ!土門のアニキッ!」

「ああ!来いッ!カイ•サイシーッ!!」

 拳(けん)と拳(けん)のぶつかり合い。決闘が始まって十数分、止むことのない拳と拳、蹴りと蹴りの応酬、それは格闘家と格闘家。武術と武術。たった二人だけの世界。

「やるなッ!カイ•サイシー!」

「へへへ!アニキもなッ!」

 二人は笑みを浮かべ、拳と拳を突き合わせる。その様子は美しさすら感じる、見方を変えれば、まるで戯れあっている様にも感じるほどだ。しかし、そんな様子に騙されてはいけない。彼らが、二機のMSが繰り出している拳の一撃一撃が、放っている蹴りの一撃一撃が、並のMSならばかすっただけで破壊、いや、粉砕されるほどの威力を持っているのだ。

 ドラゴウォート。ザウォートをベースとした、格闘特化の機体。頭部、両腕部に龍の意匠を持つ。その戦闘方法は、パイロットのカイ•サイシーが今は存在しない言われる拳法の使い手である事から、火器に頼らない自らの腕や脚を武器とする。そのドラゴウォートのコクピットの中で、カイ•サイシーは笑う。

「最高だよ!アニキ!…オイラ、オイラ、こんなふうにアニキと闘えるなんてッ!」

 カイ•サイシーの、ドラゴウォートの重い一撃を受けながら、土門はシャイニングガンダムのコクピットで一人驚嘆する。本来、ザウォートは手脚の細く、その見た目どおり、軽量、機動性重視の機体となっている。しかし、今、目の前でシャイニングガンダムに鋭く重い一撃を放つMSはまるで、重MSの様な突進力を持ってさえいるのだ。土門は、師の言葉を思い出す。

(フフフ、土門よ。身体が大きければ強い。…と言うわけではないぞ。『柔よく剛を制す。』と言う言葉を知っているか?土門。いかに身体の小さな者でも、『技』が、『武』あれば、いかな巨体であろうとも吹き飛ばすことができる。…それが武術だ)

 見事な武術だ!カイ•サイシー!土門は感嘆する。まさか師匠以外にこれほどの格闘家に出会えるとは。

「まだまだ、これからだぜ!アニキッ!」

 そう言うと、ドラゴウォートは、肩アーマー内に懸架していた複数の棒状の物体を伸ばし、次々とシャイニングガンダムの周りの地面に突き刺していく。

「宝華教典ッ十絶陣ッ!」

 カイ•サイシーが叫ぶと、地面に突き立った棒の先端から中程にかけて、ビームの光が拡がり、ビームの旗が形作られる。同時にビームの粒子が霧の様に立ち込めドラゴウォートの姿を消す。センサーからも消えたドラゴウォートの姿を捜し、辺りを見回す土門の耳にカイ•サイシーの声だけが響く。

「さあ、アニキッ!…オイラを見つけられるかな」

 どこだッ!辺りを見回すが気配すら感じる事が出来ない。だが、土門もまた一人の武辺者。すぐさま目を閉じると精神を集中させる。…そこだッ!背後に気配を感じ取り、鋭く裏拳を放つ。…が。

「へへッ。残念!コッチだよアニキッ!…無影脚ッ!!」

 土門の裏拳は空を斬り、土門が感じ取った気配とは全く逆の方向から、ドラゴウォートの神速の蹴りがシャイニングガンダムを襲う。

「ぐわぁッ」

「まだまだいくぜ!アニキッ!…ドラゴンファイヤーッ!」

 龍の頭部、龍の口を模したドラゴウォートの両腕から灼熱の炎がシャイニングガンダムを再び襲う。矢継ぎ早の攻撃に土門は手も足も出ない。繰り返される神速の蹴りに、灼熱の炎。ドラゴウォートを視認出来ないまま、ジリジリと防戦一方になっていく土門。まるでドラゴウォートが複数機いるかの様だ。ドラゴウォートの猛攻の中、土門は閃く。…目には目を。複数いる様に思うのならば、こちらも複数になれば良い!

「ウォォォ、シャァイニング…シャドォー!」

 叫び、土門は物凄い勢いで反復横跳びを始めると、シャイニングガンダムの残像が凄まじい勢いで増えていくのだ。三機だった残像が五機になり、七機、九機と増えていく。やがて十数機となったシャイニングガンダムは、それぞれが意思を持ったかのように四方へ散ると、ドラゴウォートがいそうな場所を手当たり次第に攻撃する。

「見つけたぞ!カイ•サイシーッ!……なにッ!」

 シャイニングガンダムの蹴りがドラゴウォートを捉える。しかし、そう思った瞬間、ドラゴウォートの姿がビームの粒子となって消えたのだ。

「コッチだぜッ!アニキッ、…ザウォートは元々空戦機だッ!」

「空(上)にいたのかッ!」

 見上げる土門。そこには太陽を背にするドラゴウォート。

「アニキッ!まだ未完成だけど、…これがオイラの必殺技だッ!」

 カイ•サイシーは叫ぶ。ドラゴウォートの背部スラスターからビームの膜が放出されると、それはまるで蝶の翅の様に拡がっていく。

「いくぜ!アニキッ!…天に竹林、地に大林寺!目にもの見せるは、最終秘伝ッ!真ッ!…流星ッ胡蝶剣ッ!!」

 カイ•サイシーの叫びとともに、ドラゴウォートの機体そのものが巨大な剣になったかの様な、鋭い蹴りがシャイニングガンダムに放たれる。

決闘 其の三パイロット シボデー•クロケットMS   デミ•マックススター 荒廃し、廃墟となったビルの合間を縫う様に、滑る様に走るMSがある。デミ•トレーナーベースの機体だ。赤、青、白。三色に彩られた派手なデミ•トレーナー、頭部をはじめ上半身はまるでアメリカンフットボールの選手を思わせるアーマーを着込んでいる。その背には長いベースボールで使用される様なバット状の、いや、バットそのものの打撃武器。そして脚部、足首部分に左右それぞれに四輪ずつ装着された車輪によりローラースケートの様に倒壊したビルの隙間を滑る様に走っているのだ。その、デミ•マックススターのコクピットの中で、シボデー•クロケットは不敵に笑う。「どこだぁ!ジャパニーズッ!」 灰色の廃墟群の中にチラリと見える白い機体。シャイニングガンダムの姿を見つけたシボデーはニヤリと口の端を上げ笑みを浮かべる。その背に背負ったバットを持つと、バッターボックスに立つバッターの様な構えのままシャイニングガンダムの前に滑り出る。「見つけたぜェ!ジャパニーズ!…マックスッ!ホームランッ!」 そのまま、こちらに気付き振り向くシャイニングガンダムに、合金削り出しの純粋な打撃武器であるバットをフルスイング。機体をくの字に曲げ吹き飛ぶシャイニングガンダムを見ながらシボデーは笑う。 「グワァァ!」 思いがけない方向から、思いがけない攻撃方法で攻撃され吹き飛ばされ、コクピットの中で無様にひっくり返りながら土門はうめく。「ぐぅぅ、シボデー•クロケット…。コイツ、チャラチャラした見た目の割に、…強いッ!」 吹き飛ばされ、叩きつけられた廃ビルの中で素早く体勢を整え外に出るものの、デミ•マックススターの姿を再び見失ってしまう。…まずい。このままでは同じ事の繰り返しになってしまう。焦る土門に、再びデミ•マックススターの攻撃が炸裂する。今度は、アメフト選手顔負けのタックルだ。「ヘイッ!どうしたァ、ジャパニーズッ!」 その程度なのか?と、笑うシボデーの声をひっくり返ったコクピットの中で聞く土門。「…オレ様の機体が、デミ•トレーナーだと油断するから、こうなるんだぜッ!」 そう言って、脚のローラースケートで再び姿を消すデミ•マックススター。コクピットの土門の耳にシボデーの声だけが響く。「…オレは、ドリームを掴み取るッ!…何があってもだ!」 シボデーの心の声、本心なのだろう。その声を聞いた土門は、自らを恥じる。なんと言うことだ。…俺は、何処かでシボデーのことを馬鹿にしていたのかもしれない。アイツに太刀打ち出来ないのも当然だ。「…すまないッ!シボデーッ!俺は、お前のことを…。いや、ここは言葉では無い!拳で語るのみだッ!…いぃくぞ!シボデーッ!!」「…そうこなくっちゃなぁ!来いッ!!…克州土門ッ!!」 シボデーが吠え、デミ•マックススターがシャイニングガンダムの目の前に躍り出る。同時に、デミ•マックススターの胸部装甲、肩アーマーが弾け飛ぶと、両腕を胸の前に揃え、ボクシングのファイティングポーズをとる。「これがオレの真のファイトだッ!…マックスッ…マシンガンパァンチッ!!」 シボデーの咆哮とともに、デミ•マックススターから放たれる猛烈なジャブの嵐。灼熱の炎を纏うストレート。それに対し、土門もまた、拳で応える。漢と漢。拳と拳。互いのプライドを賭けた拳がぶつかり合う。「「ウォォォッ!!」」 壮絶なまでの殴り合い。MSというこの時代の文明の頂点にある様な機動兵器を使用して尚、繰り広げられる原始的な拳と拳のやり取り。…ふたりの雄叫びが重なり合っていく。 〜〜 沈みゆく夕陽が、廃墟となったビルの影をどこまでも伸ばしていく。倒壊し、横倒しになったビルの壁面に二機のMSがある。シャイニングガンダムとデミ•マックススターだ。大の字になって寝転んだ二機のMSは、互いにガツリと拳をぶつけると言う。「…へ、へへ。…やるじゃねえか、ジャパニーズ…」「…ああ、お前もな。シボデー•クロケット」 赤く燃える夕陽の中に、漢たちの笑い声が響く。

決闘 其の三

パイロット シボデー•クロケット

MS   デミ•マックススター

 荒廃し、廃墟となったビルの合間を縫う様に、滑る様に走るMSがある。デミ•トレーナーベースの機体だ。赤、青、白。三色に彩られた派手なデミ•トレーナー、頭部をはじめ上半身はまるでアメリカンフットボールの選手を思わせるアーマーを着込んでいる。その背には長いベースボールで使用される様なバット状の、いや、バットそのものの打撃武器。そして脚部、足首部分に左右それぞれに四輪ずつ装着された車輪によりローラースケートの様に倒壊したビルの隙間を滑る様に走っているのだ。その、デミ•マックススターのコクピットの中で、シボデー•クロケットは不敵に笑う。

「どこだぁ!ジャパニーズッ!」

 灰色の廃墟群の中にチラリと見える白い機体。シャイニングガンダムの姿を見つけたシボデーはニヤリと口の端を上げ笑みを浮かべる。その背に背負ったバットを持つと、バッターボックスに立つバッターの様な構えのままシャイニングガンダムの前に滑り出る。

「見つけたぜェ!ジャパニーズ!…マックスッ!ホームランッ!」

 そのまま、こちらに気付き振り向くシャイニングガンダムに、合金削り出しの純粋な打撃武器であるバットをフルスイング。機体をくの字に曲げ吹き飛ぶシャイニングガンダムを見ながらシボデーは笑う。

 「グワァァ!」

 思いがけない方向から、思いがけない攻撃方法で攻撃され吹き飛ばされ、コクピットの中で無様にひっくり返りながら土門はうめく。

「ぐぅぅ、シボデー•クロケット…。コイツ、チャラチャラした見た目の割に、…強いッ!」

 吹き飛ばされ、叩きつけられた廃ビルの中で素早く体勢を整え外に出るものの、デミ•マックススターの姿を再び見失ってしまう。…まずい。このままでは同じ事の繰り返しになってしまう。焦る土門に、再びデミ•マックススターの攻撃が炸裂する。今度は、アメフト選手顔負けのタックルだ。

「ヘイッ!どうしたァ、ジャパニーズッ!」

 その程度なのか?と、笑うシボデーの声をひっくり返ったコクピットの中で聞く土門。

「…オレ様の機体が、デミ•トレーナーだと油断するから、こうなるんだぜッ!」

 そう言って、脚のローラースケートで再び姿を消すデミ•マックススター。コクピットの土門の耳にシボデーの声だけが響く。

「…オレは、ドリームを掴み取るッ!…何があってもだ!」

 シボデーの心の声、本心なのだろう。その声を聞いた土門は、自らを恥じる。なんと言うことだ。…俺は、何処かでシボデーのことを馬鹿にしていたのかもしれない。アイツに太刀打ち出来ないのも当然だ。

「…すまないッ!シボデーッ!俺は、お前のことを…。いや、ここは言葉では無い!拳で語るのみだッ!…いぃくぞ!シボデーッ!!」

「…そうこなくっちゃなぁ!来いッ!!…克州土門ッ!!」

 シボデーが吠え、デミ•マックススターがシャイニングガンダムの目の前に躍り出る。同時に、デミ•マックススターの胸部装甲、肩アーマーが弾け飛ぶと、両腕を胸の前に揃え、ボクシングのファイティングポーズをとる。

「これがオレの真のファイトだッ!…マックスッ…マシンガンパァンチッ!!」

 シボデーの咆哮とともに、デミ•マックススターから放たれる猛烈なジャブの嵐。灼熱の炎を纏うストレート。それに対し、土門もまた、拳で応える。漢と漢。拳と拳。互いのプライドを賭けた拳がぶつかり合う。

「「ウォォォッ!!」」

 壮絶なまでの殴り合い。MSというこの時代の文明の頂点にある様な機動兵器を使用して尚、繰り広げられる原始的な拳と拳のやり取り。…ふたりの雄叫びが重なり合っていく。

 〜〜

 沈みゆく夕陽が、廃墟となったビルの影をどこまでも伸ばしていく。倒壊し、横倒しになったビルの壁面に二機のMSがある。シャイニングガンダムとデミ•マックススターだ。大の字になって寝転んだ二機のMSは、互いにガツリと拳をぶつけると言う。

「…へ、へへ。…やるじゃねえか、ジャパニーズ…」

「…ああ、お前もな。シボデー•クロケット」

 赤く燃える夕陽の中に、漢たちの笑い声が響く。

決闘 …後パイロット バルゴ•ガルスキーMS   ディランボルト(改修後) 穏やかな陽の光が樹々の隙間を縫って、ヤカンから注がれる液体。お湯をキラキラと輝かせている。十二時を少し回った今、林の向こう、アスティカシア校舎の方からは、賑やかな声が聞こえてくる。…いわゆる昼休みだ。慎重にカップ麺の中にお湯を注ぐ土門の耳に、何者かが近付いて来る音が聞こえてくる。…今、土門は学園敷地内の林の中でキャンプをしている。転校初日に決闘を行うという、前代未聞の事をやってのけた彼だが、彼を受け入れる地球寮としては、『人』を受け入れるより先にMS。シャイニングガンダムの受け入れに翻弄するハメになったのだ。…その結果、決闘後の機体の修理、整備と忙しく、肝心の『人』、土門に対し、まだ部屋の準備が出来ていない。という。つまる所、学園を通して見ても地球寮は人が足りないという事なのだ。暫く、何処かで寝泊りしてくれと言う地球寮の生徒の言葉に、修行で世界を回ってきた時の荷物のまま学園にきた土門は二つ返事で了承、こうして、林の中にひらけた所を見つけた土門は、決闘が終わってからの数日、ここでキャンプ生活なのである。「…俺に、何か用か?」 カップ麺にお湯を注ぎ終えた土門が、背後から近付く気配に、後ろも見ずに言う。「…ふ、気付いていたか」 そう言って、木々の間から下生えを踏み締め、巨体が姿を現す。バルゴ•ガルスキー。先日の決闘の相手。不良グループのリーダーだ。大きなボール箱を抱えたバルゴは、のそりと土門の前に回り込むと、持っていた箱を下ろし土門のまえに座る。訝しめな視線を向ける土門だったが、「…その箱は?」 土門の問いに、バルゴは少し目をそらし言う。「…カップ麺だ。…その、テント暮らしをしていると聞いてな」 少し、照れくさそうに頬を掻くバルゴだったが、土門の顔を見据えると、続けて言う。「…謝罪をしにきた。…決闘のまえに、酷いことを言ってしまった」 そう、静かに言い頭を下げるバルゴ。土門はそんなバルゴの顔を一瞥すると、割り箸をぱきりと割り、カップ麺をかき混ぜながら言う。林の中に、周りの木々の合間に聞こえるように、「…もう、気付いている。お前たち、出て来たらどうだ」 はっ、と頭を上げ、辺りを見回すバルゴ。すると、木々の合間から、次々と不良グループのメンバーが出て来るではないか、どこか照れくさそうに頭を掻く者、土門とバルゴに軽く頭を下げる者、サブリーダーまでもがモジモジしながら出て来る始末だ。「…お、お前ら。付いて来たのか」 後を付けて来たのだろう。バルゴは気付いていなかったらしい。狼狽するバルゴの様子をどこか微笑ましいと思いながら、土門はカップ麺を啜り言う。「…なぁに。気にしちゃいないさ。…それより」 土門はバルゴの脇に置かれた箱を指差すと、「…まったく、俺たち学生には、大事な昼メシの時間だろ。雁首揃えて俺の所に来なくてもいいだろうに。…どうだ、良ければ、みんなで食っていかないか?」 そう言って、傍のヤカンを掲げるのだった。〜数週後、地球寮 夕刻、寮の前で鍛錬をする土門に声をかける者がいる。「お前ら…」 長く伸びた影に土門が気付き顔を上げると、そこにはバルゴと、グループのサブリーダー、レスターシャが立っている。「あら、二人とも…、あ、もしかして、完成したの?」 土門が振り返ると、玲院が小走りでこちらに走ってくる。そのまま、レスターシャから持っていたタブレット端末を受け取ると二人、画面を覗き込みながら、何かを話し始める。そんな二人の様子を横目に土門はバルゴの横に行き。「仕上がったのか」「…ああ、細かい調整をお前達に手伝って欲しくてな」 そう言うバルゴの声が聞こえたのだろう。「全く、何処かの誰かさんが、近接戦闘に目覚めてしまってな…」 呆れたようにレスターシャが言う。玲院から手渡された端末を覗き込むと、画面には改良されたディランザが映し出されている。派手な装飾が取り外され、機体色はシックな黒を基調としたものに、両肩の大型シールドは、球体が埋め込まれた様なデザインの小型のものに変更されているのが目立つ。…機体名、『ディランボルト』。「火器の類は取り払った。…これがメインの武装だ」 そう言って、レスターシャの細い指が画面をスクロールさせると、小型化された肩のシールドに埋め込まれるように搭載された球体を指差す。隣に来たバルゴがレスターシャの話をつなぐ、「グラビティハンマーという。…これを振り回す、これで複数のレンジに対応できる」 これを振り回すために機体のセッティングを手伝って欲しい。そう言うバルゴを見上げながら土門は言う。「ああ、任せろ。…完成した時は」「…決闘(ファイト)だな」 続けて、バルゴは言う。「今度は、一対一でだ」「ああ!…望むところだ」 そう言って、バルゴと二人、拳を突き合わせて笑う土門。 〜少し離れた所で、夕陽の中、拳を合わせる男二人を、鼻息荒く見つめるレスターシャに気付いた者は、誰もいない。  

決闘 …後

パイロット バルゴ•ガルスキー

MS   ディランボルト(改修後)

 穏やかな陽の光が樹々の隙間を縫って、ヤカンから注がれる液体。お湯をキラキラと輝かせている。十二時を少し回った今、林の向こう、アスティカシア校舎の方からは、賑やかな声が聞こえてくる。…いわゆる昼休みだ。慎重にカップ麺の中にお湯を注ぐ土門の耳に、何者かが近付いて来る音が聞こえてくる。…今、土門は学園敷地内の林の中でキャンプをしている。転校初日に決闘を行うという、前代未聞の事をやってのけた彼だが、彼を受け入れる地球寮としては、『人』を受け入れるより先にMS。シャイニングガンダムの受け入れに翻弄するハメになったのだ。…その結果、決闘後の機体の修理、整備と忙しく、肝心の『人』、土門に対し、まだ部屋の準備が出来ていない。という。つまる所、学園を通して見ても地球寮は人が足りないという事なのだ。暫く、何処かで寝泊りしてくれと言う地球寮の生徒の言葉に、修行で世界を回ってきた時の荷物のまま学園にきた土門は二つ返事で了承、こうして、林の中にひらけた所を見つけた土門は、決闘が終わってからの数日、ここでキャンプ生活なのである。

「…俺に、何か用か?」

 カップ麺にお湯を注ぎ終えた土門が、背後から近付く気配に、後ろも見ずに言う。

「…ふ、気付いていたか」

 そう言って、木々の間から下生えを踏み締め、巨体が姿を現す。バルゴ•ガルスキー。先日の決闘の相手。不良グループのリーダーだ。大きなボール箱を抱えたバルゴは、のそりと土門の前に回り込むと、持っていた箱を下ろし土門のまえに座る。訝しめな視線を向ける土門だったが、

「…その箱は?」

 土門の問いに、バルゴは少し目をそらし言う。

「…カップ麺だ。…その、テント暮らしをしていると聞いてな」

 少し、照れくさそうに頬を掻くバルゴだったが、土門の顔を見据えると、続けて言う。

「…謝罪をしにきた。…決闘のまえに、酷いことを言ってしまった」

 そう、静かに言い頭を下げるバルゴ。土門はそんなバルゴの顔を一瞥すると、割り箸をぱきりと割り、カップ麺をかき混ぜながら言う。林の中に、周りの木々の合間に聞こえるように、

「…もう、気付いている。お前たち、出て来たらどうだ」

 はっ、と頭を上げ、辺りを見回すバルゴ。すると、木々の合間から、次々と不良グループのメンバーが出て来るではないか、どこか照れくさそうに頭を掻く者、土門とバルゴに軽く頭を下げる者、サブリーダーまでもがモジモジしながら出て来る始末だ。

「…お、お前ら。付いて来たのか」

 後を付けて来たのだろう。バルゴは気付いていなかったらしい。狼狽するバルゴの様子をどこか微笑ましいと思いながら、土門はカップ麺を啜り言う。

「…なぁに。気にしちゃいないさ。…それより」

 土門はバルゴの脇に置かれた箱を指差すと、

「…まったく、俺たち学生には、大事な昼メシの時間だろ。雁首揃えて俺の所に来なくてもいいだろうに。…どうだ、良ければ、みんなで食っていかないか?」

 そう言って、傍のヤカンを掲げるのだった。

〜数週後、地球寮

 夕刻、寮の前で鍛錬をする土門に声をかける者がいる。

「お前ら…」

 長く伸びた影に土門が気付き顔を上げると、そこにはバルゴと、グループのサブリーダー、レスターシャが立っている。

「あら、二人とも…、あ、もしかして、完成したの?」

 土門が振り返ると、玲院が小走りでこちらに走ってくる。そのまま、レスターシャから持っていたタブレット端末を受け取ると二人、画面を覗き込みながら、何かを話し始める。そんな二人の様子を横目に土門はバルゴの横に行き。

「仕上がったのか」

「…ああ、細かい調整をお前達に手伝って欲しくてな」

 そう言うバルゴの声が聞こえたのだろう。

「全く、何処かの誰かさんが、近接戦闘に目覚めてしまってな…」

 呆れたようにレスターシャが言う。玲院から手渡された端末を覗き込むと、画面には改良されたディランザが映し出されている。派手な装飾が取り外され、機体色はシックな黒を基調としたものに、両肩の大型シールドは、球体が埋め込まれた様なデザインの小型のものに変更されているのが目立つ。…機体名、『ディランボルト』。

「火器の類は取り払った。…これがメインの武装だ」

 そう言って、レスターシャの細い指が画面をスクロールさせると、小型化された肩のシールドに埋め込まれるように搭載された球体を指差す。隣に来たバルゴがレスターシャの話をつなぐ、

「グラビティハンマーという。…これを振り回す、これで複数のレンジに対応できる」

 これを振り回すために機体のセッティングを手伝って欲しい。そう言うバルゴを見上げながら土門は言う。

「ああ、任せろ。…完成した時は」

「…決闘(ファイト)だな」

 続けて、バルゴは言う。

「今度は、一対一でだ」

「ああ!…望むところだ」

 そう言って、バルゴと二人、拳を突き合わせて笑う土門。

 〜少し離れた所で、夕陽の中、拳を合わせる男二人を、鼻息荒く見つめるレスターシャに気付いた者は、誰もいない。

 

 

決闘…?パイロット? 美花村玲院 さて、皆さん。(やはり現れる、眼帯に赤いスーツの男。…男はスツールに腰掛け足を組むと、淡々と話し始める)学園史上、鮮烈な決闘デビューを果たした土門。その後、地球寮の一生徒として勉学に励む彼は、ある女生徒と運命的な出逢いを果たします。…そうです、その女生徒こそが美花村玲院(みかむられいん)。GUND技術に精通する彼女は、シャイニングガンダムの専属メカニックとして、GUND-ARMファイターである土門のメディカルサポーターとして、…確かに、出会ったばかりの頃は、様々な問題も起こしましたが、やがて公私ともに土門とは見ていて恥ずかしくなる程のラブラ…いえ、…失礼しました。…かけがえのないパートナーとなっていくのです。ファイターとして他の生徒たちとは違う土門に対し、始めは様々な嘲笑を浴びせられもしました。しかし、何度かの決闘を終え、幾度も強敵(とも)と拳を交え、土門は、二人はこの学園の中に、かけがえのない居場所を作ってきました。…しかし、しかしです。そんな中、彼女、玲院の耳にある噂が飛び込んでくるのです。…それは、土門が毎日のように授業が終わると、林の奥深くに姿を消す。と、しかも女生徒を伴って。…なんと言うことでしょう。さらに、寮の門限も守らない。…ここまできたら、もはや玲院も気が気では無いでしょう。…意を決した玲院は、土門に事の真相を詰め寄ります。…はたして、この玲院の行動がどの様な結末を招くのでしょうか。 それでは皆さん!お待たせしましたっ!…ガンドアァームファイトォ!(?)…レディィィッ!ゴォォッ!! 夕暮れに染まる地球寮の庭、所々雑草に覆われた地面に長く黒い影が伸びている。その影、その人の影は、手を広げたり、足を高く上げたり、まるで舞踏を踊っているかのようだ。その影の先、そこでは男が一人、舞う様に武術の型、流派東方無敗の技の型を一つ一つ丁寧に決めていくのだ。…その様子を離れたところから見ている者がいる。土門のパートナーの玲院だ。どこか躊躇う様子の彼女だったが、覚悟を決めた様にキッと顔を上げると、その視線の先、土門の方へ歩き始める。 型の一つを決め、土門の長く息を吐く音が聞こえるぐらいの所まで近付くと、玲院は声をかける。「…ね、ねえ、土門。…ちょっと聞きたい事があるんだけれど」 うん?どうしたんだ、玲院。そう言って、一瞬こちらを見たものの、再び視線を前に戻し演武を続ける土門に、玲院は問う。「あ、あのね、土門。…最近、あなたの変な噂があって、…そ、それにここ何日か門限が過ぎてから帰ってきてるでしょ?…どうしてかなって」 意を決した玲院の問いに土門は、「ん?…ああ、そのことか」 まるで、どこ吹く風、で言うのだ。「……は、な、何よそれ」 思わず高くなってしまった声に、土門の動きが止まる。説明しなさいよ。そう言う玲院だったが、肝心の土門はこちらにくるりと顔を向けると言う。「修行をしていたんだよ」「しゅ、修行って、だって、女の子も一緒に…」 玲院の言葉に、なんだ知っているのか。という顔をする土門。…そして、「…そうなんだ。カレンビー(の戦闘技術、とりわけ格闘家としてのセンス)はとっても凄いんだ!」 満面の屈託のない笑顔で言う。「…は?…すごい?」「ああ!そうさ、(一見して、格闘技をやってる様には見えない)細身の身体なのに、(タフで、持久力もあって)俺の動きに着いて来れるんだ。それに、細い(のに、しっかりした、しなやかな筋肉量の)手足!そこから繰り出される(重くて)鋭い……」「なっ、なによ土門!…人が心配しているのに、女の子の体がどうこうって、…最低っ!」「な、玲院!何を怒って…」「だいたい何よ!細いだの何だのって、…ええ、そうですとも、どうせ私の手足は太いですよっ!…だいたい二人で、人目のつかない所で何やってるんだかっ!」「な、なんだとうっ!…(格闘家として)二人で(互いの武術を高めるため)汗だくで修行して、なにが悪いッ!」「…っ!…汗だくって、…最低よ!土門!」「ま、待て、玲院!…さっきから青くなったり、赤くなったり、どうしたんだ」 土門は見る、そして感じる。目の前にいる玲院から、『闘気』。それも凄まじい迄の殺気を含んだ闘気が溢れ出すのを。「ま、待て、玲院!…少し、落ち着こう、な」「…うるさいっ!このバカっ!とうへんぼくっ!」 そう言って、そんじょそこらの格闘家顔負けの突きを、蹴りを繰り出す玲院。たまらず土門もそれに応戦せざるを得ない。「…くッ、落ち着いてくれ、玲院。…そ、そうだ、ご、誤解だ、玲院。きっと何かの間違いだ」「うるさいっ!…問答無用っ!」「…うぉッ、くッ、この、わからずやッ!」「なによっ!土門なんてっ…、はぁぁぁっ!」「ウォォォッ!」 続く突きと蹴りの応酬。しかし、次の瞬間、土門は目を丸くする。「ま、待て、玲院。…その構えは、流派東方無敗の…、う、落ち着け、玲院。それは、その技は、な、なんていうか、人に向けて撃っちゃいけない技だ。れ、玲院?」「ふ、ふふふ。……土門の、浮気者ぉぉっ!」「な、ちょ、ま、待て、れ、れい…、う、うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」 薄暗くなった地球寮の上空に、星の如く飛んでいく土門を、頬杖をつき見上げながらカイ•サイシーは、傍のヴォルジュ•ド•サンドに言う。「うわあ。…飛んでっちゃったね。土門のアニキ。『あれ』が俗に言う…」「ええ、あれが、いわゆる故事に言う、『喧嘩するほど仲が良い。』と言うものですね…。良い勉強になりました」

決闘…?

パイロット? 美花村玲院

 さて、皆さん。(やはり現れる、眼帯に赤いスーツの男。…男はスツールに腰掛け足を組むと、淡々と話し始める)学園史上、鮮烈な決闘デビューを果たした土門。その後、地球寮の一生徒として勉学に励む彼は、ある女生徒と運命的な出逢いを果たします。…そうです、その女生徒こそが美花村玲院(みかむられいん)。GUND技術に精通する彼女は、シャイニングガンダムの専属メカニックとして、GUND-ARMファイターである土門のメディカルサポーターとして、…確かに、出会ったばかりの頃は、様々な問題も起こしましたが、やがて公私ともに土門とは見ていて恥ずかしくなる程のラブラ…いえ、…失礼しました。…かけがえのないパートナーとなっていくのです。ファイターとして他の生徒たちとは違う土門に対し、始めは様々な嘲笑を浴びせられもしました。しかし、何度かの決闘を終え、幾度も強敵(とも)と拳を交え、土門は、二人はこの学園の中に、かけがえのない居場所を作ってきました。…しかし、しかしです。そんな中、彼女、玲院の耳にある噂が飛び込んでくるのです。…それは、土門が毎日のように授業が終わると、林の奥深くに姿を消す。と、しかも女生徒を伴って。…なんと言うことでしょう。さらに、寮の門限も守らない。…ここまできたら、もはや玲院も気が気では無いでしょう。…意を決した玲院は、土門に事の真相を詰め寄ります。…はたして、この玲院の行動がどの様な結末を招くのでしょうか。

 それでは皆さん!お待たせしましたっ!…ガンドアァームファイトォ!(?)…レディィィッ!ゴォォッ!!

 夕暮れに染まる地球寮の庭、所々雑草に覆われた地面に長く黒い影が伸びている。その影、その人の影は、手を広げたり、足を高く上げたり、まるで舞踏を踊っているかのようだ。その影の先、そこでは男が一人、舞う様に武術の型、流派東方無敗の技の型を一つ一つ丁寧に決めていくのだ。…その様子を離れたところから見ている者がいる。土門のパートナーの玲院だ。どこか躊躇う様子の彼女だったが、覚悟を決めた様にキッと顔を上げると、その視線の先、土門の方へ歩き始める。

 型の一つを決め、土門の長く息を吐く音が聞こえるぐらいの所まで近付くと、玲院は声をかける。

「…ね、ねえ、土門。…ちょっと聞きたい事があるんだけれど」

 うん?どうしたんだ、玲院。そう言って、一瞬こちらを見たものの、再び視線を前に戻し演武を続ける土門に、玲院は問う。

「あ、あのね、土門。…最近、あなたの変な噂があって、…そ、それにここ何日か門限が過ぎてから帰ってきてるでしょ?…どうしてかなって」

 意を決した玲院の問いに土門は、

「ん?…ああ、そのことか」

 まるで、どこ吹く風、で言うのだ。

「……は、な、何よそれ」

 思わず高くなってしまった声に、土門の動きが止まる。説明しなさいよ。そう言う玲院だったが、肝心の土門はこちらにくるりと顔を向けると言う。

「修行をしていたんだよ」

「しゅ、修行って、だって、女の子も一緒に…」

 玲院の言葉に、なんだ知っているのか。という顔をする土門。…そして、

「…そうなんだ。カレンビー(の戦闘技術、とりわけ格闘家としてのセンス)はとっても凄いんだ!」

 満面の屈託のない笑顔で言う。

「…は?…すごい?」

「ああ!そうさ、(一見して、格闘技をやってる様には見えない)細身の身体なのに、(タフで、持久力もあって)俺の動きに着いて来れるんだ。それに、細い(のに、しっかりした、しなやかな筋肉量の)手足!そこから繰り出される(重くて)鋭い……」

「なっ、なによ土門!…人が心配しているのに、女の子の体がどうこうって、…最低っ!」

「な、玲院!何を怒って…」

「だいたい何よ!細いだの何だのって、…ええ、そうですとも、どうせ私の手足は太いですよっ!…だいたい二人で、人目のつかない所で何やってるんだかっ!」

「な、なんだとうっ!…(格闘家として)二人で(互いの武術を高めるため)汗だくで修行して、なにが悪いッ!」

「…っ!…汗だくって、…最低よ!土門!」

「ま、待て、玲院!…さっきから青くなったり、赤くなったり、どうしたんだ」

 土門は見る、そして感じる。目の前にいる玲院から、『闘気』。それも凄まじい迄の殺気を含んだ闘気が溢れ出すのを。

「ま、待て、玲院!…少し、落ち着こう、な」

「…うるさいっ!このバカっ!とうへんぼくっ!」

 そう言って、そんじょそこらの格闘家顔負けの突きを、蹴りを繰り出す玲院。たまらず土門もそれに応戦せざるを得ない。

「…くッ、落ち着いてくれ、玲院。…そ、そうだ、ご、誤解だ、玲院。きっと何かの間違いだ」

「うるさいっ!…問答無用っ!」

「…うぉッ、くッ、この、わからずやッ!」

「なによっ!土門なんてっ…、はぁぁぁっ!」

「ウォォォッ!」

 続く突きと蹴りの応酬。しかし、次の瞬間、土門は目を丸くする。

「ま、待て、玲院。…その構えは、流派東方無敗の…、う、落ち着け、玲院。それは、その技は、な、なんていうか、人に向けて撃っちゃいけない技だ。れ、玲院?」

「ふ、ふふふ。……土門の、浮気者ぉぉっ!」

「な、ちょ、ま、待て、れ、れい…、う、うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 薄暗くなった地球寮の上空に、星の如く飛んでいく土門を、頬杖をつき見上げながらカイ•サイシーは、傍のヴォルジュ•ド•サンドに言う。

「うわあ。…飛んでっちゃったね。土門のアニキ。『あれ』が俗に言う…」

「ええ、あれが、いわゆる故事に言う、『喧嘩するほど仲が良い。』と言うものですね…。良い勉強になりました」

「フフフ、土門の奴め、どうやら良い仲間に巡り会えた様だな…」 土門たちの様子を伺っていたのだろう、東方無敗は何処か満足そうに頷くと、その姿を夜の闇の中に消す。…その背に決意と覚悟を背負って。 さあ、皆さん、お楽しみになって頂けたでしょうか(唐突に現れる満足そうな顔の眼帯に赤いスーツの男)。これにて、彼らの物語はひとまずの終わりとなります。…さて、ここからは、(やれやれと言った風に腕を広げ顔を振りながら)思った以上に格好良く作れたと、増長し、増長し、増長したコビト少佐の自画自賛の嵐。お耳汚しとなるでしょうが、どうかお付き合いしてやって下さい。…それでは皆さん!ガンドォアァームファイトォッ!…レディィッ……ゴォォォッ!!

「フフフ、土門の奴め、どうやら良い仲間に巡り会えた様だな…」

 土門たちの様子を伺っていたのだろう、東方無敗は何処か満足そうに頷くと、その姿を夜の闇の中に消す。…その背に決意と覚悟を背負って。

 さあ、皆さん、お楽しみになって頂けたでしょうか(唐突に現れる満足そうな顔の眼帯に赤いスーツの男)。これにて、彼らの物語はひとまずの終わりとなります。…さて、ここからは、(やれやれと言った風に腕を広げ顔を振りながら)思った以上に格好良く作れたと、増長し、増長し、増長したコビト少佐の自画自賛の嵐。お耳汚しとなるでしょうが、どうかお付き合いしてやって下さい。…それでは皆さん!ガンドォアァームファイトォッ!…レディィッ……ゴォォォッ!!

 と言うわけでコビト少佐です。シャイニングガンダムなシュバルゼッテとマスターガンダムなルブリス•ジウ。いかがでしたか。最初はシャイニングだけ作って終わりだったんですよ。ところが、あんな話を思いついてしまった以上、相方(?)となるマスターガンダムが必要だと。で、出来上がるとなんと格好良いことか、まず、目的、目標として、格好良いポーズを取らせたい、そして腕組みをさせたい。この二つです。あと、シャッフル同盟の機体は、製作する予定はありません。今のところは…。

 と言うわけでコビト少佐です。シャイニングガンダムなシュバルゼッテとマスターガンダムなルブリス•ジウ。いかがでしたか。最初はシャイニングだけ作って終わりだったんですよ。ところが、あんな話を思いついてしまった以上、相方(?)となるマスターガンダムが必要だと。で、出来上がるとなんと格好良いことか、まず、目的、目標として、格好良いポーズを取らせたい、そして腕組みをさせたい。この二つです。あと、シャッフル同盟の機体は、製作する予定はありません。今のところは…。

 それでこれ。蹴りと蹴りがぶつかる。格闘もので良く見る(?)構図。ベースになった水星系キットの可動の良さの恩恵がここにある。…そして声を大にして言う。コイツら『自立』しています。マジで。

 それでこれ。蹴りと蹴りがぶつかる。格闘もので良く見る(?)構図。ベースになった水星系キットの可動の良さの恩恵がここにある。

…そして声を大にして言う。コイツら『自立』しています。マジで。

 腕組みが出来るってことは、こんなポーズも取らせ易くなる。これなら一緒に、石破天驚拳も撃てるのだ。

 腕組みが出来るってことは、こんなポーズも取らせ易くなる。これなら一緒に、石破天驚拳も撃てるのだ。

 埃が酷くて恐縮だが。なにが良いってこの顔が良い。始めはキットのマスターガンダムの顔にジウのバイザー(?)をかぶせるつもりだったのだが、比べるとジウの顔というか頭部が小さく、それならばと、マスターの頭部を左右に割り、それをジウの頭部に装着するという荒技を決行。結果、頭部を上から見た時に、ジウのバイザーの尖りの角度とマスターの左右の角(?)の角度が奇跡の完全一致。見事な矢尻型を形成したのだ。…これには震えたね。実物を見せたいものである。

 埃が酷くて恐縮だが。なにが良いってこの顔が良い。始めはキットのマスターガンダムの顔にジウのバイザー(?)をかぶせるつもりだったのだが、比べるとジウの顔というか頭部が小さく、それならばと、マスターの頭部を左右に割り、それをジウの頭部に装着するという荒技を決行。結果、頭部を上から見た時に、ジウのバイザーの尖りの角度とマスターの左右の角(?)の角度が奇跡の完全一致。見事な矢尻型を形成したのだ。…これには震えたね。実物を見せたいものである。

 シャイニング、マスター共に、ベースとなったシュバルゼッテ及び、ジウに、それぞれの特徴的なパーツを貼り付ける形で作られている。シャイニングなんかは、本家のギミックの一つである、踵のアウトリガー(?)を再現する為だけの理由でシュバルゼッテをベースにしたという始末。爪先を移植しているので、スーパーモード時には地味にちょっぴり伸びている。ちなみに、本家シャイニングのギミックの中で足首まわりが一番好きだったりする。 そして、マスター方はというと、エアリアルか、ルブリスベースでと考えていたのだが、エアリアルは主役機の為、そして本編にてあの様な終わり方をした為、候補から外し、じゃあルブリスかぁ、…売ってねぇな。となっていた所、偶々読んでいたコミック「水星の魔女ヴァナディースハート」を見て、コレだ。と、良く行くリサイクルショップや、〇〇堂を廻り、ルブリス•ジウのキットを「そんなに」高くない値段でゲット。はじめは、ジウの特徴でもある「虎の手」で、「デカいダークネスフィンガー」。などといった事を考えていたのですが、ボディが出来、手足が出来、そして頭部が出来上がる頃には、これ、余計なギミックつけるより、シンプルに「マスターガンダム」にした方が格好良いのでは、と。…惜しむらくは、本家でいうノーマルモード。が出来なかった事か。HGマスターガンダムの前後二分割のマントとなるパーツが、ジウの胴体の厚み、ウイングの基部となるパーツの接続方法の都合により、挟み込むには機体本体が厚過ぎかのだ。そうして、出来上がって思ったのは、「色」である。特にマスターに至っては、白いジウの全体にマスターの、それっぽい特徴的なパーツを取り付けていった訳だが、あんまりマスターっぽく無いなと思ったり、ところが、色を塗ると、…なんという事でしょう。…え、コレ、マスターガンダムじゃん。てか、本家より格好良いんじゃ?(ここの所は超自画自賛)などとのたまう始末。

 シャイニング、マスター共に、ベースとなったシュバルゼッテ及び、ジウに、それぞれの特徴的なパーツを貼り付ける形で作られている。シャイニングなんかは、本家のギミックの一つである、踵のアウトリガー(?)を再現する為だけの理由でシュバルゼッテをベースにしたという始末。爪先を移植しているので、スーパーモード時には地味にちょっぴり伸びている。ちなみに、本家シャイニングのギミックの中で足首まわりが一番好きだったりする。

 そして、マスター方はというと、エアリアルか、ルブリスベースでと考えていたのだが、エアリアルは主役機の為、そして本編にてあの様な終わり方をした為、候補から外し、じゃあルブリスかぁ、…売ってねぇな。となっていた所、偶々読んでいたコミック「水星の魔女ヴァナディースハート」を見て、コレだ。と、良く行くリサイクルショップや、〇〇堂を廻り、ルブリス•ジウのキットを「そんなに」高くない値段でゲット。はじめは、ジウの特徴でもある「虎の手」で、「デカいダークネスフィンガー」。などといった事を考えていたのですが、ボディが出来、手足が出来、そして頭部が出来上がる頃には、これ、余計なギミックつけるより、シンプルに「マスターガンダム」にした方が格好良いのでは、と。…惜しむらくは、本家でいうノーマルモード。が出来なかった事か。HGマスターガンダムの前後二分割のマントとなるパーツが、ジウの胴体の厚み、ウイングの基部となるパーツの接続方法の都合により、挟み込むには機体本体が厚過ぎかのだ。そうして、出来上がって思ったのは、「色」である。特にマスターに至っては、白いジウの全体にマスターの、それっぽい特徴的なパーツを取り付けていった訳だが、あんまりマスターっぽく無いなと思ったり、ところが、色を塗ると、…なんという事でしょう。…え、コレ、マスターガンダムじゃん。てか、本家より格好良いんじゃ?(ここの所は超自画自賛)などとのたまう始末。

 それでは皆さん。今年も健康に、ケガに気をつけて、日々の生活に、仕事にと、良い一年になりますように。

 それでは皆さん。今年も健康に、ケガに気をつけて、日々の生活に、仕事にと、良い一年になりますように。

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「…よし、ここに置いて、…いいぞ」 「パパ、イスはここでいい…

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MDN-6632+1 ディランザ カッティーヤ

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…敵、…ガンダムは、敵ッ! 注意  「コレ」は、水星の魔女最…