［NO WAR］ダブルオークアンタ

毎日のように報道されるウクライナ情勢を見聞きしていると、思うことがあったので「対話のためのガンダム」ダブルオークアンタを製作しました。

『戦争を題材にしている事が多いガンダムシリーズ。
そのプラモデルを作って楽しめているのは「平和」だからこそだと思う。
フィクションではあるけどガンダム作品たちは、戦争は今ある日常、大切なものを簡単に奪い去っていくと教えてくれたからガンプラを使って
「NO WAR  戦争反対」と伝えたい。』

戦争に対して自分に出来ることは何か考えた結果。
海外からのアクセスもあるガンスタに「戦争反対の意味を込めたガンプラ」を投稿しようと思い、製作を開始しました。
使用キットは、戦闘ではなく対話を目的に造られたガンダム、「ダブルオークアンタ」にしました。
GNソードビットを展開できるようにディスプレイスタンドも専用の物を作りました。
途中、千羽鶴の話題を目にすることがあり、投稿してもいいのか迷った事もありましたが、戦争について考えるきっかけの一つになればと思い、投稿する事にしました。

カラーリングはディズニーランドのアトラクション、「イッツ・ア・スモールワールド」のフィナーレで、白い民族衣装を着た子供たちが踊っているのをテレビで目にしたのでそれを参考にホワイト系でまとめました。
右肩はウクライナの国旗の色で塗り分けています。
ツインアイはイノベイターの脳量子波を使用している時の瞳をイメージしたゴールドにしました。

MGなので装甲を外して劇中のクアンタムバースト風にする事も可能です。

配色は元の装甲の色ごとに塗り分けました。
白→タミヤAS-20 インシグニアホワイト
青→タミヤTS-26 ピュアホワイト
赤→Mr.カラースプレー11 ガルグレー
黄色→タミヤAS-12 シルバーメタル
で塗装。
台座のクリアグリーンはクリアグリーンのスプレー缶がラインナップに無かったのでイサム塗料のキャンデーカラーを使いましたが、溶剤が強いせいか表面が荒れて、すりガラスの様になってしまいました。
台座の下に入れた照明の光が拡散するようになったので結果的に良かったかもしれません。

台座はビルド系HGによく付属するランナーレス台座を加工した物に、アクションベース4のジョイントを組み合わせてMGに対応させました。

クアンタのクリアグリーンのランナーを切り出し、GNソードビットの隙間に合わせて削り、100均の丸型ディスプレイスタンドに接着。
GNソードビットはクアンタムバーストのシーンを参考に前からB→A→Cの順番で配置しました。

GNドライヴには別売のLEDユニットを組み込みました。
LEDの特性上 正面の光が強いので、レンズの中心部分にシルバーを塗って光量を落としています。

部屋の照明を消して撮影した一枚。
今回は照明に緑のセロハンを貼ったり、ラメ入りフェルトをダンボールに貼り付けた背景を使ってクアンタムバーストを表現してみました。

ウクライナの報道や解説を視ていると劇場版ガンダム00のエピローグの
「私が嫌悪しているのは、知性を間違って使い、思い込みや先入観に囚われ、真実を見失う者たちだ。
それらが誤解を呼び、不和を呼び、争いを生む。分からせたいのだよ。私は･･･」
というイオリアの台詞がまさに今の戦争の発端の様に感じます。
どうか戦闘を止め、対話による解決を図って欲しいです。

ウクライナの人々に一日も早く平和な日常が戻ってくる事を祈っています。