PERFECT GUNDAM
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「交差する世界」
シミュレーションマシンが、異音を立てていた。
「なんだこれ……バグか?」
京田リクトは、操作パネルを叩く。
その横には、重装備のガンプラ。
——パーフェクトガンダム。
父・京田四郎が残した機体を、自分の手で修復したものだ。
「ったく……親父も中途半端なもん残しやがって」
そう言いながらも、リクトの手は止まらない。
削り、足し、動かしながら理解する。
——それがリクトのやり方だった。
「完成なんて、戦いながらでいいんだよ」
起動スイッチを押す。
フィールドが展開——しない。
画面が歪む。
警告音。
そして——
気がつくと、荒野に立っていた。
「……どこだよ、ここ」
「それは、こっちのセリフだ」
背後から声。
振り向く。
そこにいたのは、静かな目をした少年。
無駄のない立ち方。
構え。
そして、その後ろにある機体。
「……その機体」
リクトが目を細める。
「パーフェクト……いや、違う」
「シン・パーフェクトガンダム」
少年が答える。
「俺が完成させた」
その言葉には、一切の迷いがなかった。
「完成、ねえ……」
リクトは肩をすくめる。
「俺はそういうの、好きじゃねえな」
「だろうな」
少年はあっさり言った。
「その機体、バランスが崩れてる。未調整だ」
「はあ!?」
「前に出すぎる構造だ。制御が甘い」
一瞬で見抜かれた。
「……天地ハヤト」
少年が名乗る。
「天地大河 の息子だ」
「……京田リクト」
リクトも名乗る。
「京田四郎の」
その瞬間。
二人の視線が交差した。
「なるほどな」
「納得した」
同時に言った。
「いいねぇ……面白え組み合わせだ」
空間が歪む。
現れる黒い機体。
氷室ガイ。
「二つの“パーフェクト”か。まとめて叩けば、俺が一番だ」
「やるしかねえな」
リクトが前に出る。
「共闘だ」
ハヤトが即答する。
戦闘開始!!
ガイの機体は速い。
そして、正確すぎる。
「くっ……!」
リクトが弾かれる。
「動きが雑だ」
ハヤトが言う。
「うるせえ!!」
だが事実だった。
「強い戦いってのはな——」
ガイの声。
「無駄がねえってことだ」
攻撃が的確に刺さる。
「……違う」
ハヤトが呟く。
「何がだよ!」
「俺らの動きはパーフェクトなまでに正確だ」
一瞬、リクトの動きが止まる。
「だから読まれる」
その言葉で、リクトの目が変わる。
「……なるほどな」
ニヤリと笑う。
「未完成なら、読まれねえ」
「リクト、前に出ろ」
「指図すんな!!……けど、やる」
リクトが突っ込む。
あえて粗い動き。
「甘い!!」
ガイが迎撃——
その瞬間。
「そこだ」
ハヤトが斬り込む。
「なに!?」
タイミングがズレている?!
読めない。
「いいぜ……これだ!!」
リクトが叫ぶ。
「ハヤト!!合わせろ!!」
「言われなくても!!」
動きが重なる。
違う思想。
違う戦い方。
だが——
「なんで噛み合う!?」
ガイが叫ぶ。
「決まってる!!」
リクトが吠える。
「進化してるからだ!!」
「そう!いまもな!」
ハヤトが冷静に補足する。
「行くぞ!!」
「来い!!」
パーフェクトが突っ込む。
シン・パーフェクトが跳ぶ。
「これが!!」
「二つの答えだ!!」
クロス斬撃!!
ズバァァァッ!!
空間が揺らぐ。
フィールドが崩れる。
「時間切れか」
「次は決着だな」
二人が笑う。
現実に戻る。
静かな模型店。
偶然に繋がった2つの世界線。
クラフトマンの窓からリクトは空を見上げる。
「……天地ハヤト、か」
「負けられねぇ」
リクトは静かに拳を握る。
…
カランコロン♫
クラフトマンの扉が開く。
「おーい!迎えに来たぞーリクト!」
コメント
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いやー堪んないっす!
一つの投稿としての完成度が高すぎてこのページごとアルバムに保存したいです✨いつでも見れるように
バンダイのビルダーズノート様にも投稿させて頂いているのですが、あちらは制作ポイントや過程紹介、ガンスタ様にはオリジナルストーリーを最近は載せさせてもらってます✨方向ピンチさん、とても嬉しいコメントありがとうございました✨
コメント返信には時間を頂くかもしれませんm(_ _)m
先輩方の素晴らしい作品の前に恐縮ですが、色々と勉強させて頂きます。
作品の世界観をイメージしたキャラクターや写真と共にアップしていきます。
多くの方に見ていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。
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