マスターグレードのゲルググVer.2.0を、カットモデルやメカニックモデルのテイストを盛り込んで製作。頭部とコクピットに電飾を仕込みました。
使用したキットは再販されたシャア専用ゲルググですが、好みにより量産型カラーで完成させています。以前、MG1/100ゲルググ・ウェルテクス・テスタロッサを製作した際に余っていた”高機動型バックパック”を背面に設置することで、電池ボックスを内蔵するスペースを確保できました。
■頭部
モノアイ可動用パーツ・首のポリキャップ・首接続用ボールジョイントにφ2.0mmの穴を開け、LEDの配線を通し、背中のバックパック内にある電池ボックスに繋ぎました。モノアイはキットのクリアパーツは使用せず、HIQPARTS製のSPプレートφ3.0mm及びWAVEのH・アイズ3.0mmに置き換えて精密感をアップさせています。
SPプレートの中央部分には穴が開いているのですが、裏面に1.5mmサイズのLEDを接着することにより、その穴から光が差し込むことで発光状態になります。
■フィギュア
コクピット内のフィギュアは、J・ライデン専用高機動型ゲルググのパイロットを使用しました。パーティングラインをヤスリで丁寧に消し、極細の面相筆によりラッカー塗料で塗装後、エナメル塗料のダークブラウンでスミ入れしています。本機は「〇〇専用機」ではないため、フィギュアは無名の一般兵士という設定です。
■肩アーマー
内部メカにφ2.0mmのスプリングやφ1.5mmの赤いチューブを取り付け、ディティールを追加しました。スプリングの内部には針金を通しており、フレキシブルに曲げて形状を維持することができます。スプリングとチューブの両端には、コトブキヤのモデリングサポートグッズ「プラユニットモビルパイプ」を取り付けました。
また、ゲルググ特有の四角錐のトゲ?は、周囲を削り込んで先端を鋭角化しています。肩のトゲがシャープだと、完成後の全体的な印象が引き締まります。
左肩アーマーは中央線で切り離して内部フレームを露出させており、断面にエバーグリーン製の凹凸プラ板を細切りにして貼付け、複合的な装甲の表現を行いました。
■腕部
右腕は普通に組み立て、左腕と同じ塗装を施しました。
左腕は内部フレームが見えるように、肩と前腕外側の装甲を半分にカットしました。装甲をカットする方法ですが、今回はスジボリガイドテープでアタリをとった後、0.2mmのBMCタガネでスジ彫りを入れる要領で何度もなぞり、溝にタミヤのエナメル溶剤を細い面相筆で流し込んで割る方法を採用しました。
左腕の内部フレームにプラ板やプラ材を貼り付け、ディティール追加とポリキャップ隠しを行いましたが、基本的にはキットのパーツ形状を生かしており、塗り分けでメカ感の演出を行っています。
なお、ハンドパーツは左右ともキットのものを使用しており、キットでは繋がっている中指・薬指・小指を切り離してヤスリで整形し、それぞれ独立可動するように改造しました。
■胸部・腹部
外装甲を取り外して内部が露出する部分のみ、プラ板・プラ棒・スプリング等によりディティールを追加しました。また、外装甲の断面にエバーグリーン製の凹凸プラ板を細切りにして貼付けるなどして、密度感のアップを狙っています。コクピットブロックは、天井および左右のコンソールパネルに穴を開け、裏面から透明プラ板を接着した後、LEDを瞬間接着剤で固定しました。
配線を通す作業は、可動に支障がでないように内部フレームの隙間を見つけなければならず、事前にキットのパーツ形状や内部構造をよく把握し、理解する必要がありました。今回の電飾作業の一番の難所でしたが、胸部・腹部の内部フレームにφ2.0mmの穴を適切に開けていくことで、なんとかバックパック内の電池ボックスに繋ぐことができました。
■スカート
左側の外装甲を取り外し、内部フレームが露出した状態にしています。スカートまわりは5分割されていますが、形状とバランス維持のため、前と横の内部フレームは接着しました。普通に完成させると装甲で見えなくなるからだと思いますが、フレーム表面には押し出しピンの後やヒケがここかしこに見られるため、ヤスリで丁寧に除去しました。
情報量を増やす目的で、スカートのフレームの縁等に細切りにしたエバーグリーン製の凹凸プラ板を貼り付け、ディティールを追加しました。
■脚部
右脚はノーマルの状態で組み上げましたが、左脚は大きく露出させることにし、外装甲を大きく切り欠くとともに、ヒザの内部メカをプラ材・ジャンクパーツ・コード類・HIQPARTSの金属製パーツ等により自作しました。
また、外装甲の断面にエバーグリーン製の凹凸プラ板を細切りにして貼付け、複合的な素材でできているという演出を行っています。細かい塗り分けは筆塗りで対応しました。
■高機動型バックパック
以前、MG1/100ゲルググウェルテクスを製作した際に、J・ライデン専用ゲルググの高機動型バックパックが余っていたため、それを流用しました。ゲルググの背中とは、2箇所のポリキャップで接続しますが、軸がない部分をリューターで削り取り、電池ボックスを収納する空間を確保しました。
■武装類
キット付属のビーム・ライフル、ビーム・ナギナタ、シールドを製作しました。特に大きな改造はしていませんが、シールドにはスジ彫りやピンバイスによる穴開けを行う等して、ディティールを追加しています。
■内部メカの塗装
内部メカとしての説得力を塗り分けで演出しました。塗料は全てラッカー系を使用し、ウッドブラウン+ホワイトで自作した”ウォームグレー”を基調として、様々な色で細部を塗り分けています。同じ色を隣り合わせさせない立体パズルだと思いながらパーツのブロックごとに塗装し、細かい部分は極細の面相筆で丁寧に彩色していきました。ただし、部品ごとの単色での塗り分けだけでは、プラモデルとしてのパーツ構成が透けて見えて興ざめするため、胸部の内部メカや脚部フレーム等は、マスキング塗装により細かい塗り分けを行い、面の情報量を増やしています。
■内部メカのディティール追加
外装甲と同様に内部メカにもデカールを貼ったり、HIQPARTSの金属製パーツでディティールを追加したりと細部にこだわって仕上げました。胸部や脚部等、内部メカと装甲の隙間やモールドが無い箇所については、プラ板やプラ材を切り出して独自のディティールを追加しています。
内部メカのマーキングは、1/144スケール用のデカールを使用することで精密感の向上をねらい、レッドのコーションマークを所々配置することで良いアクセントになったと思います。
■ノズル
バックパックに8基、腰部に5基、脚部に3基ずつ、合計19基あるノズルは、ラッカー系のクリアー・オレンジとクリアー・ブルーをランダムに薄く吹き付けることにより、焼けた状態や使用感を演出しました。
今回の改造点等を一枚にまとめてみました。
■外装甲の加工
キットのパーツ分割をそのまま生かしていますが、カットモデルとしての見せ場を増やす目的で、胸部装甲・左肩アーマー・脚部アーマー・足の甲等の各パーツを中央でカットしてメカの露出を増やしました。今回の切断作業ではハイパーカットソーを用いることはせず、BMCタガネでスジを彫り込んでからエナメル溶剤を流し込んで割り、断面をヤスリで整えました。
■塗装
下地として全パーツにメカサフスーパーヘヴィをエアブラシで吹き付け、以下のカラーで塗装しました。
⑴内部フレーム…ウォームグレー、RX-78ホワイトVer.アニメカラー、MSグリーン、MSライトブルー、ウッドブラウン、ダークアース、MSサザビーレッド、スーパーアイアン2、スターブライトゴールド、スターブライトアイアン
⑵外装甲(頭部・四肢)…メカサフライト+ホワイト少々
⑶外装甲(胴体)…MSグリーン
⑷ノズル…スーパーアイアン2、クリアオレンジとクリアブルーを軽く吹き付け
⑸シールド…エヴァパープル、ゴールデンイエロー
⑹ビームライフル…ミッドナイトブルー
■つや消し塗装
仕上げとして、水性塗料のつや消しをプロユースシンナーで希釈してオーバーコートしています。これは、「水性塗料のつや消しをシンナーで溶いて吹き付けると、物凄くつや消しになる」といった記事を模型誌で見たことがあったため、実践してみたものです。乾燥後の塗装面は完璧なつや消しとなり、仕上がり状態は良好でした。
■電飾
モノアイに及びコクピット内の天井に電飾を仕込みました。使用した商品は、「Lezalic LED電飾リード線4本 磁気スイッチ4個セット」のホワイトであり、4か所を同時で光らせることができます。今回、コクピット内のパイロットの頭上に1個、左右のコンソールパネルに1個ずつLEDを使用しており、コクピットだけで3箇所が同時に点灯する仕様としました。
磁石をボタン電池ボックスに近づけることにより、簡単にオン・オフの操作をおこなうことができ、点灯パターンは「①点灯→②高速点滅→③ゆっくりとした点滅→④消灯」の順に切り替わります。ボタン電池(CR927/3v)ボックス兼スイッチは高機動型のランドセル内部に設置しました。
■外装のデカール
アンプコーションデカール、ヴェルテクスデカール、モデラーズデカール、ロボデカール等からチョイスし、”粗密”を意識しながら貼り付けました。意識的に、外装には主にホワイトのデカールを使用し、内部フレームや内部メカにはレッドを使用しています。本キットは1/100スケールですが、精密感やリアリティの向上をめざして、1/144スケール用のデカールも織り交ぜてみました。
■感想
最後まで御覧いただき、ありがとうございました!
今回、"カットモデル/メカニックモデルテイスト"で仕上げるにあたり、以前同じように製作したギラ・ドーガ・グフ・ザクの内部メカのカラーリングやマーキングを参考にしました。
ジオン系MSの内部メカに共通点を持たせることで、見る人にMS開発系譜やジオン軍としての統一性や繋がりを感じていただければ幸いです!
















コメント
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丁寧な製作と細部にいたる綺麗なフレームの塗装。メカニカルな仕上がり、更にLEDによるコックピット内部やモノアイ発光と見応え抜群‼️
内部と外装とでデカールの使い分けもあり素晴らしい仕上がり👍
とてもかっこいいです😆👍👍👍
閲覧していただき、ありがとうございます。
主に1/144ガンプラ、恐竜、ウルトラ怪獣のガレージキット等をマイペースで製作している週末モデラ―です。よろしくお願いします。
X(旧Twitter)→ https://x.com/Ayapons45
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