とある整備員の妄想改修シリーズ
次回投稿予定のイフリートと高機動ザク陸戦型の妄想ストーリーの序章を書いてみました😁
ちなみにこの投稿に完成品は一切登場しませんのであしからず…
投稿の際の妄想ストーリーが長くなり過ぎそうだったので、触りの部分だけつぶやきで投稿してみます(笑)
ご興味ありましたらご覧ください😌
✩✭✩✭✩✭
とある壮年のパイロットが一人、朽ち果てた港にそのままにされた船のヘリに腰掛け海を眺めながら煙を揺蕩わせていた。
「おや大尉、今日はお休みですか?」
ふと声をかけられた男は顔を向けず視線だけを流す。そこにはツナギ姿の男。手には工具箱らしきものを携えていた。
「…ああ。近頃は盛況なようでな。物資も食料品も、嗜好品まで潤ってるようで、週に二度も仕事があったら忙しいほどさ」
それがさぞつまらなさそうに雲の少ない空に煙を吐き出す。それはすぐに消えてなくなる。
「仕事がないなんて素敵じゃないですか。その分好きなことにいくらでも時間を費やせます」
「はっ、МSの操縦以外に好きなことなんてねぇよ。お前と違ってな」
自嘲気味に笑い煙草を踏み消すと初めて男は会話相手に顔を向け、その手の工具箱を目に留めた。
「何か修理か?」
「ああ、いえ。こちらも最近はちょっとした手直しばかりでして、もっぱら弾薬の補充がメインの仕事ですね。自分もヒマしてますんでこれから趣味のほうをちょっと…」
「まーた変な改造してるのか?」
「変なとは失礼ですね。ああ!そういえば大尉の機体の新たな改修プランがあるんですが…」
「おいおい勘弁してくれ。カエルで十分間に合ってるよ」
「そうですか。それは残念」
呆れたように乾いた笑いを上げたあと、男はまた次の煙草を口に咥え使い込まれたジッポーで火を点ける。
「お前さんはいつから変な…趣味の改造を始めたんだ?まだ歴年の整備士というには若いだろう」
「おや?大尉。私の崇高な趣味に興味がおありですか?」
「いや…ちょっとした怖いもの見たさというか、単純な…まぁ興味だな」
「ふふん!いいでしょう!大尉の暇潰しに語ってあげましょう。特別ですよ!」
「いや…軽くでいいんだが…」
整備員は趣味への時間を忘れたのか、手近な土台に登りまるでミュージカルスターにでもなったかのように語り始めた。
「…私が初めてモビルスーツに出会ったのは、ルウム戦のすぐあとくらいでした。あの頃、まだ十代だった私は父の経営する工場を継ぐために日々手に顔に油を塗りつけながら、経済的にも心も決して裕福とは言えない生活を送っていました一
30分後…
短くなった煙草を踏み消し寂しくなった指は無意識にポケットの中へと入っていく。手応えのなさに箱ごと取り出すと、煙草は残り2本だけだった。
(ん?朝開けたばかりだったはずなんだが…)
男が自らの足元に視線を送るとそこには踏み潰された無残な残骸が積み上げられていた。
(…吸い過ぎだな。今日はこの2本でやめておくとしよう)
「はぁ…」
新たに咥えた煙と共にため息を吐き出す。それはやはり雲になることはなく青空に消えていった一
「大尉?聴いてますか?」
「あ、ああ…聴いてるよ。あとどのくらいだ?」
「まだまだ序の口ですよ!ちゃんと聴いてくださいよ!私が昔のこと話すなんて滅多にないんですから」
「はいはい、分かったよ…」
声なく吐き出したため息は雲に一以下略
「ええと…どこまで話しましたっけ?そうですね…そんな若さと希望に溢れていた私が初めてモビルスーツを改造したのは、あの戦争がそろそろ終わりそうな頃でした」
ズコッ!っと大きな音を立てて男は危うく転げ落ちそうになってしまった。
「大丈夫ですか?大尉」
「あ、ああ…。あまりの早さに少し驚いただけだ」
「大丈夫ですか?引退にはまだ早そうですが…」
「煩い。早く話せ」
「はいはい。…その頃私は本国の研究機関にいました。それまでは様々な作戦に同行し修理改修をメインに動き回っていたんですが、現場での限界を感じていまして…。そんな折私のオリジナリティ溢れる改修に目をつけた上官から本国で計画されていた統合整備計画への参加を打診されまして」
(厄介払いだな)
「何か言いました?」
「……いや」
「そこではそれまでの雑多な開発軸を統合して万人に使いやすいモビルスーツの開発というのを主軸に皆さん開発をされていました。だがしかし!私からしたらそんな計画、ナンセンスにも程がありました!」
(お前が奇天烈なだけなんでは…)
壇上からジロリと攻めるような視線が向けられる。これが俗に言うニュータイプというやつなのか?
「そんな私の実力を買ってか、上長から私専用の開発室を頂いたんです!そこには計画のため集められた資材や様々なモビルスーツのパーツ、資材が集められていました」
(倉庫なんじゃ…)
「どんなモビルスーツを作ってやろうかと心を躍らせていたそんな時、とある二人に出会ったんです」
「二人?」
「ええ。本国親衛隊所属の…まぁ見習いというか雑用係のようなまだ幼い二人の若者だったんですけどね」
(お前も十代だったんでは…)
「その二人は私と違って雑務ばかりやらされると日々嘆いていました。まぁどんなに実力があっても結果が全てですからね。戦場に出れない兵隊では昇進も、私のように専用の開発室を与えられるなんて夢のまた夢でしょうしね」
「…そうだな。で?その二人の機体を作ったのか?」
「まぁまぁそう急かさないでくださいよ。ここからがストーリーの本番なんですから」
「そ、そうか…」
「え〜、その二人と私が意気投合したのは、二人が若さ故の過ちというわけではなく、私と同じようにやる気と才能に溢れていたからなんですよ」
「……」
「彼らは訓練校の成績も良く、研修配属された部隊でも敵機の撃破経験もあり、その実力を買われ親衛隊への配属が決まったらしいんですが…、まぁ親衛隊は戦うより守るのが任務ですからね。結果的に成果を上げなければ待遇も変わらないわけで、部隊内でいつも子供扱いされてやさぐれていたんですよ」
「まぁそれは仕方ないな…。俺もそうだった」
「ほう!大尉にもそんな可愛い時代があったんですね(笑)今度聞かせてください」
「……話は終わりか?」
「あぁ、失礼。それでですね、結果的に言えば二人のモビルスーツを作ってあげたんですよ。私の研究室内にはそれまで開発されたモビルスーツのパーツから、統合計画に関わる機体のデータにパーツも盛り沢山でしたので、それはもう楽しい時間でした!」
(こいつに倉庫番をやらせてはいかんな…)
「ではここからはどんなモビルスーツを作ったのかお話ししましょう!」
「!?ま、まだ続くのか…」
「ええ!ここからが本番です!」
男は手に持った箱の中身を見る。そこには寂しそうな煙草が一本だけ…。静かに手に取り火を点ける。
大きく吐き出した煙はやはり雲になることはなかった一
次回投稿予定のイフリートと高機動ザク陸戦型の妄想ストーリーの序章を書いてみました😁
ちなみにこの投稿に完成品は一切登場しませんのであしからず…
投稿の際の妄想ストーリーが長くなり過ぎそうだったので、触りの部分だけつぶやきで投稿してみます(笑)
ご興味ありましたらご覧ください😌
✩✭✩✭✩✭
とある壮年のパイロットが一人、朽ち果てた港にそのままにされた船のヘリに腰掛け海を眺めながら煙を揺蕩わせていた。
「おや大尉、今日はお休みですか?」
ふと声をかけられた男は顔を向けず視線だけを流す。そこにはツナギ姿の男。手には工具箱らしきものを携えていた。
「…ああ。近頃は盛況なようでな。物資も食料品も、嗜好品まで潤ってるようで、週に二度も仕事があったら忙しいほどさ」
それがさぞつまらなさそうに雲の少ない空に煙を吐き出す。それはすぐに消えてなくなる。
「仕事がないなんて素敵じゃないですか。その分好きなことにいくらでも時間を費やせます」
「はっ、МSの操縦以外に好きなことなんてねぇよ。お前と違ってな」
自嘲気味に笑い煙草を踏み消すと初めて男は会話相手に顔を向け、その手の工具箱を目に留めた。
「何か修理か?」
「ああ、いえ。こちらも最近はちょっとした手直しばかりでして、もっぱら弾薬の補充がメインの仕事ですね。自分もヒマしてますんでこれから趣味のほうをちょっと…」
「まーた変な改造してるのか?」
「変なとは失礼ですね。ああ!そういえば大尉の機体の新たな改修プランがあるんですが…」
「おいおい勘弁してくれ。カエルで十分間に合ってるよ」
「そうですか。それは残念」
呆れたように乾いた笑いを上げたあと、男はまた次の煙草を口に咥え使い込まれたジッポーで火を点ける。
「お前さんはいつから変な…趣味の改造を始めたんだ?まだ歴年の整備士というには若いだろう」
「おや?大尉。私の崇高な趣味に興味がおありですか?」
「いや…ちょっとした怖いもの見たさというか、単純な…まぁ興味だな」
「ふふん!いいでしょう!大尉の暇潰しに語ってあげましょう。特別ですよ!」
「いや…軽くでいいんだが…」
整備員は趣味への時間を忘れたのか、手近な土台に登りまるでミュージカルスターにでもなったかのように語り始めた。
「…私が初めてモビルスーツに出会ったのは、ルウム戦のすぐあとくらいでした。あの頃、まだ十代だった私は父の経営する工場を継ぐために日々手に顔に油を塗りつけながら、経済的にも心も決して裕福とは言えない生活を送っていました一
30分後…
短くなった煙草を踏み消し寂しくなった指は無意識にポケットの中へと入っていく。手応えのなさに箱ごと取り出すと、煙草は残り2本だけだった。
(ん?朝開けたばかりだったはずなんだが…)
男が自らの足元に視線を送るとそこには踏み潰された無残な残骸が積み上げられていた。
(…吸い過ぎだな。今日はこの2本でやめておくとしよう)
「はぁ…」
新たに咥えた煙と共にため息を吐き出す。それはやはり雲になることはなく青空に消えていった一
「大尉?聴いてますか?」
「あ、ああ…聴いてるよ。あとどのくらいだ?」
「まだまだ序の口ですよ!ちゃんと聴いてくださいよ!私が昔のこと話すなんて滅多にないんですから」
「はいはい、分かったよ…」
声なく吐き出したため息は雲に一以下略
「ええと…どこまで話しましたっけ?そうですね…そんな若さと希望に溢れていた私が初めてモビルスーツを改造したのは、あの戦争がそろそろ終わりそうな頃でした」
ズコッ!っと大きな音を立てて男は危うく転げ落ちそうになってしまった。
「大丈夫ですか?大尉」
「あ、ああ…。あまりの早さに少し驚いただけだ」
「大丈夫ですか?引退にはまだ早そうですが…」
「煩い。早く話せ」
「はいはい。…その頃私は本国の研究機関にいました。それまでは様々な作戦に同行し修理改修をメインに動き回っていたんですが、現場での限界を感じていまして…。そんな折私のオリジナリティ溢れる改修に目をつけた上官から本国で計画されていた統合整備計画への参加を打診されまして」
(厄介払いだな)
「何か言いました?」
「……いや」
「そこではそれまでの雑多な開発軸を統合して万人に使いやすいモビルスーツの開発というのを主軸に皆さん開発をされていました。だがしかし!私からしたらそんな計画、ナンセンスにも程がありました!」
(お前が奇天烈なだけなんでは…)
壇上からジロリと攻めるような視線が向けられる。これが俗に言うニュータイプというやつなのか?
「そんな私の実力を買ってか、上長から私専用の開発室を頂いたんです!そこには計画のため集められた資材や様々なモビルスーツのパーツ、資材が集められていました」
(倉庫なんじゃ…)
「どんなモビルスーツを作ってやろうかと心を躍らせていたそんな時、とある二人に出会ったんです」
「二人?」
「ええ。本国親衛隊所属の…まぁ見習いというか雑用係のようなまだ幼い二人の若者だったんですけどね」
(お前も十代だったんでは…)
「その二人は私と違って雑務ばかりやらされると日々嘆いていました。まぁどんなに実力があっても結果が全てですからね。戦場に出れない兵隊では昇進も、私のように専用の開発室を与えられるなんて夢のまた夢でしょうしね」
「…そうだな。で?その二人の機体を作ったのか?」
「まぁまぁそう急かさないでくださいよ。ここからがストーリーの本番なんですから」
「そ、そうか…」
「え〜、その二人と私が意気投合したのは、二人が若さ故の過ちというわけではなく、私と同じようにやる気と才能に溢れていたからなんですよ」
「……」
「彼らは訓練校の成績も良く、研修配属された部隊でも敵機の撃破経験もあり、その実力を買われ親衛隊への配属が決まったらしいんですが…、まぁ親衛隊は戦うより守るのが任務ですからね。結果的に成果を上げなければ待遇も変わらないわけで、部隊内でいつも子供扱いされてやさぐれていたんですよ」
「まぁそれは仕方ないな…。俺もそうだった」
「ほう!大尉にもそんな可愛い時代があったんですね(笑)今度聞かせてください」
「……話は終わりか?」
「あぁ、失礼。それでですね、結果的に言えば二人のモビルスーツを作ってあげたんですよ。私の研究室内にはそれまで開発されたモビルスーツのパーツから、統合計画に関わる機体のデータにパーツも盛り沢山でしたので、それはもう楽しい時間でした!」
(こいつに倉庫番をやらせてはいかんな…)
「ではここからはどんなモビルスーツを作ったのかお話ししましょう!」
「!?ま、まだ続くのか…」
「ええ!ここからが本番です!」
男は手に持った箱の中身を見る。そこには寂しそうな煙草が一本だけ…。静かに手に取り火を点ける。
大きく吐き出した煙はやはり雲になることはなかった一
何故9月20日・・・?
ドムの準備万端・・・なのに何故9月20日?ジフレドは速かったじゃないか・・・・・・・・・何故だ?
待ち過ぎて・・・もう辛抱溜まらん。このままじゃ破裂してしまう(何が?)
40代は坊やじゃないはず( ^ω^)・・・。
ドムの準備万端・・・なのに何故9月20日?ジフレドは速かったじゃないか・・・・・・・・・何故だ?
待ち過ぎて・・・もう辛抱溜まらん。このままじゃ破裂してしまう(何が?)
40代は坊やじゃないはず( ^ω^)・・・。
ドムさんにドムさんの腕を付けたらドムになりました
めちゃくちゃ当たり前のことなんですけど
ドムヘッド使ってる以上、胴体や腰回り、バックパックが何であろうと
ドムの脚とドムの腕以外は似合わないという、この世の真理に触れた気がしました
ドムのデザインは完成され尽くされてるのだ、とまざまざと知ることになりました
最初からドムのキットを買って改修すればよかったのでは?という残酷な現実からは目を逸らしてます
まだまだ完成には程遠い…
ホバー機構用にホバークラフトの海外プラモデルも買ってあるのですが、何をどう使うかはまだ未定。サザビーの腰アーマーとかもどっかに使えないかなあと思ってましたけど、もうこれ以上大きなモノは付けなくて良い感じです。
とりあえず泥が乾いたような汚しを施してあったガトリング砲を持ってもらってポージング。
ドムさんかっこいいーーーー!!!!!
めちゃくちゃ当たり前のことなんですけど
ドムヘッド使ってる以上、胴体や腰回り、バックパックが何であろうと
ドムの脚とドムの腕以外は似合わないという、この世の真理に触れた気がしました
ドムのデザインは完成され尽くされてるのだ、とまざまざと知ることになりました
最初からドムのキットを買って改修すればよかったのでは?という残酷な現実からは目を逸らしてます
まだまだ完成には程遠い…
ホバー機構用にホバークラフトの海外プラモデルも買ってあるのですが、何をどう使うかはまだ未定。サザビーの腰アーマーとかもどっかに使えないかなあと思ってましたけど、もうこれ以上大きなモノは付けなくて良い感じです。
とりあえず泥が乾いたような汚しを施してあったガトリング砲を持ってもらってポージング。
ドムさんかっこいいーーーー!!!!!




















