旧キット「キュベレイ」

キュベレイ。

ご存じの通り、ハマーン・カーン専用機として人気のあるキュベレイですが、デザインが発表された当時は割と賛否の否の方が多かった気がします。「こんなのMSじゃない!」みたいな。

キットはZシリーズの割と後発ですが、キュベレイが割と大柄な機体のせいか、なぜか1/220で1/144は発売されませんでした。

フロントビュー。

当時の記憶として、もう少し出来の悪いヘチャムクレなキットだと思ってましたが（笑）、意外とキュベイキュベレイしてます。

たぶん設定資料の1枚から図面を起こしたと思われ、詳細な部分はだいぶ違います。解釈間違いその①、頭部・フェイス。キットだけ見ればヘチャムクレですが(失礼)、設定資料だけ見ればこういう解釈にもなります。足のフレアのラインも設定資料1枚からよくここまで立体化できたな、と素直に感心します。フロントから見ればあまり合わせ目も目立たなくてなかなかいいです。パーツの合いはシリーズ後発でもあり、なかなかなモノでした。

後ろ斜め。

パーツの合いがいい、とは言いましたが、やはりスネの後ろとかディテールが入り組んでくればさすがに･･･

このキットの解釈違いその②はリアのファンネルコンテナ。なぜか凸ではなくて凹んだパネルにファンネルを接着するようになってます。これも設定資料がそういう風にも見えますので、解釈違いかと。まあHGUCと違ってファンネルコンテナが可動しませんし、隠れてしまうのであまり問題ではないですが。

そうそう、何気に「L-MES 2」がモールドされているのはなかなかポイント高いです。

バックショット。

解釈違いその③は肩のバインダー。基本形状は前後4枚とも同じ(表面の「〇」や「川」は別として)なのですが、リアバインダーだけ下部が丸く処理されてます。表面の「〇〇」も前後若干違ってます。

あと、バインダーが前後を接着するようになっているのが最大の解釈違いですね。今回は軸にプラ軸を貼り足して4枚独立しているようにしました。

カラーリングはキットの色指定どおりにしました。ピンクが少し赤みが足りない感じなのは失敗点（笑）

1/220のキュベレイ、当時はあまりのヘチャムクレぶりにスルーしていたキットですが、全体的にはHGUCともあまり大差なくよく出来てる、と見直しました。

では、股にて。