1/100キットを改造して1/144アッグを作りました。
ディテールアップは軽めにして、プレーンな仕上がりを目指しました。
なぜ1/144を作るために、1/100のキットを使用したのか?
その理由は、下部の「製作工程」に記載させていただいていますので、そちらをご覧ください。
頭頂高はキットのままですが、胴体の幅を4mm幅詰めし、それに伴い、目の部分を一回り小さくしています。
フンドシ部分は下に行くほど細くなるテーパー形状に修正しました。
フンドシ先端のダクトはプラバンで作り直しています。
足の甲(もも?)は一回り小型化しつつ、股関節と爪先内部にボールジョイントを仕込んでいます。
バックパックを左右4mm幅詰めし、メインノズルにHGUCゴッグのものを使用しています。
フレキシブルな腕もゴッグのものをそのまま使っています。
動力パイプはすべてプラパイプの輪切りによる自作。90個ちょっと切り出して1個1個、面取り作業をしました。修行のようです(笑)
モノアイカバーを作り、内部にモノアイ可動構造と若干のディテールを仕込んでいますが、ほとんど見えません。
カバーを外すと、こんな感じです。
ちなみに、腕の白い台形模様は、キットのままだと「長方形」ぽかったので、彫刻刀で「台形」に成形しています。数が多くて大変でしたが(汗)
足裏は円形のフィンは3Dプリンタで製作し、それ以外はプラバン等でスクラッチしています。
色味も含めて、できるだけ設定画のイメージに寄せました。
クチバシ(レーザートーチ)は、基部の箱組だけキットのものを使用し、トーチ部や動力パイプの受け口はプラパイプで作成しています。
根元にポリキャップを仕込んであるので滑らかに可動します。
最後に、アクションポーズ(笑)
ご覧いただき、ありがとうございました。
なぜ、1/100のキットで1/144を作ったのか?
アッグって「小さい機体」ってイメージがありますが、それは、旧キットのイメージのせいじゃないかな?
1/144のアッグはザクの腰から胸の高さくらいなんですが、設定では、これぐらいの頭頂高です。
実は、ザクよりも頭ひとつ低い程度です。
1/100として販売されているアッグと、HGリバイブ1/144のシャアザクを並べてみると、ほぼ設定画と同じ背丈になります。
ただ、アッグは幅があるので「でかい」気はしますけど。
実際に1/100キットの頭頂高を測ってみました。
設定上の頭頂高は15.6m=15600mmですので、
これを144で割ると108.3mm。
約108mmが、1/144での頭頂高ということになりますが・・・
なんと、この1/100キットの頭頂高も108mmなんです。
つまり
1/100として売られていたアッグは、
実は、1/144の頭頂高だった、というわけですね。
1/100として売られているだけに、キットはモノアイもデカく、ボディも横に大きい印象があったので、そのあたりを小型化して1/144として製作しました。
1/100を改造した1/144のアッグです
コメント
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1/100を使用して1/144を作成するとはスゴい発想ですね!
私もはるか昔にこのキット作ったことありますけど、ザクとの対比とか考えたことなかった…ま、小学生ぐらいだったからガンプラ作れればそれだけで楽しかったんですけどね。
本作品は高い技量と最小限のアレンジで忠実かつカッコよく再現されてて素晴らしいです✨
ありがとうございます。「カッコよく」とのお言葉、うれしいです。
設定資料の数値を見ていたら、意外とアッグって背が高いんだなぁ…ということに気づいて、最初は1/144のキットを拡大して作ってたんですが、各部10mm程度の延長でも焼け石に水で(笑)
試しに1/100を身長測定してみたら『まさかの1/144ドンピシャ』だったので、そのまま1/100を使用しました(笑)
めんどくさがりなのに、妙なところで凝り性。
おかげで「こんな改造したい」「でも面倒だからやりたくない」「でも改造したい」・・・と日々葛藤しています(笑)
よろしくお願いします。
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