テレビ本編の主人公である刹那・F・セイエイの搭乗機[47]。
機体名は第六位能天使に由来する。汎用性を重視した機体であるアストレアのフレームをもとに、近接格闘用として発展・特化させたMS[25]。可動域拡大のためにほかのガンダムよりも細かく装甲が分割されており、姿勢によっては防御力が低下することとなるが、機動性の向上によって結果的には被弾率の低減に寄与している[26]。
機体各部には5種7本の剣「セブンソード」を装備しており[47]、開発時のコード名もこれにちなんで「ガンダム・セブンソード」と呼ばれる[48]。戦法については、7本の剣それぞれを各距離や装甲によって使い分ける戦闘を主眼としている[23]。実体剣によるGNフィールドの貫徹能力をもつエクシアは、組織の内紛などで敵対したほかのガンダムや同能力の敵機を駆逐するための抑止力としての側面をもつ。また、その躍動感ある派手な戦い方から、ガンダムの性能と畏怖を民衆に知らしめるプロパガンダ的な役目を担っており、AEU領内の軌道エレベーター「ラ・トゥール」近隣における初の公式的な武力介入に投入される[26]。
GNソード -
右前腕に装備される斬撃兵装。
プロトGNソードでは見送られたビームライフルとしての機能[25]が追加されており[注 8]、刀身を折り畳むことで銃身を展開するライフルモードになる。グリップの角度変更によって刀身を垂直に立てることもできる[注 9]。長大な刀身と高い攻撃力を持つ反面、取り回しではほかの武装よりも劣る
GNロングブレイド・GNショートブレイド -
左右の武装ラッチに装備される大小二振りの実体剣[注 10]。刃にGN粒子をまとうことで、高い切断力を有する[52]。対ガンダム戦において敵機のGNフィールドを突破するために開発された装備であり、調整の難航からセブンソードの中ではもっとも完成に時間が掛かった[26]。本格的な配備はモラリア共和国での任務以降となる。
GNビームサーベル・GNビームダガー -
アストレアのサーベルと同型の装備。パイロットの操作により、投擲用に刀身を短く調節することでビームダガーとしても使用可能[26]。通常は両肩後部に装備された2基をサーベル、腰背部に装備された2基をダガーとして使用する。
GNバルカン -
両手首付近に1門ずつを内蔵する牽制射撃武装。エクシアはGNソードにもビームライフルを有するが、変形プロセスを必要とする同装備では咄嗟の使用が難しい場合もあるため、この兵装が採用された[52]。出力は控えめだが、旧世代機には充分な威力をもつ
GNシールド -
GN粒子のフィールドをまとった防御兵装[24]。エクシアは接近戦用の機体であるため、腕部に固定する方式を採用しており、シールドも小型化かつ軽量化され、先端部が打突に適した鋭い形状となっている[52]。ミッションによっては使用されないこともある[
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