故郷は燃やかれ、身体を失い、それでも少女は足掻き続ける。
「私はまだ、失ってない…!」
鋼鉄の身体は止まらない…
やっと塗ったシリーズです。
設定は、とある組織によって襲撃され、焼き払われた村の唯一の生き残りの少女(ガンダム族)。
身体の損傷が酷く、そのほとんどを機械で補っている。
この機械の身体は遠くの国の技術であり、その国では「鉄機武者」と呼ばれているらしい。
今でも誰かを探しているとか…
超硬質な金属製の身体による肉弾戦に加え、背面に装備される特大キャノン砲による高火力の砲撃も得意とする。
バックパックには「弾丸」のメモリが挿入されており、砲撃の威力が底上げされている。
本人はメモリーの力を引き出せないため、このバックパック兼デバイスによって抽出されたエネルギーを一時的に腕部と背面のタンクに溜め込み、放出することが出来る。
砲撃時は脚部を展開し、設置面積を広げる事で、砲撃の衝撃を受け止めている。
背面のキャノン砲はフレキシブルに動き、多方面に撃ち込む事が出来る。
キャノン砲をパージする事で、パワーとスピードを活かした近接肉弾戦が可能となる。
この際、脚部が変形してハイヒール状になる。
重い拳に溜め込んだメモリーのエネルギーを解放し、更に重く、爆発的な破壊力を与える事も。
適当にアクション。
考えうる中での、最悪が眼前に迫っていた。
『バケモノ』と呼ばれたそれは、明らかな敵意をむき出しながら、跳躍した。
しかし、その『バケモノ』の放つ、憎しみと哀しみを織り交ぜたような敵意の中に、姉の面影を見る。
あの日、貧しい村の為にと研究機関に自らを売り、振り返らなかったあの面影を。
弾は撃ち尽くし、身体ひとつ。
震えるはずのない身体に、揺れる心。
彼女は拳を構える。
「このために来たんだッ!」
駆け出す身体、交わる拳、ぶつかる力。
「絶対に取り戻す!」
相手を見つめ、少女は吠えた。
「姉さんッ!!」
鋼鉄の身体は止まらない…
目と頭飾りがブラックライトで光ります。
目の形は某鉄機武者さんを参考(ぱくり)ました。
闘いの末、先に地に落ちたのは『バケモノ』であった。
しかし少女自身も既に限界を超えていた。
「姉さん…」
少女が手を伸ばした時、静寂を破る声がした。
「素晴らしい!全く最高だよ!」
声のする方には仮面の男が。
彼は一体…?
次回、「イレギュラー」
前回投稿しましたジニアさんの妹ちゃんです。
以下、長く恥ずかしい設定ですので、飛ばしても大丈夫です。
姉に似た特徴を持った『バケモノ』の真相を確かめるべく、単身乗り込みます。
アジュガは姉のジニアに憧れていましたが、メモリを扱えない身体でした。
ある日ジニアは、国の部隊で研究員をしているという男から、村に多額の寄付をする代わりに、その特異な身体を研究させて欲しいと頼まれ、村の為について行きます。
結果は…
ジニアが出ていってからしばらくしたある日、村は突然襲撃を受けます。
次々と襲われる村人達、その中にアジュガも居ました。
そして、アジュガは見てしまうのです。
姉に声をかけ、連れていった張本人が、その襲撃者の指揮している所を。
見られた事に気がついた男はアジュガを襲いますが、母親が駆けつけて我が身を盾にし、幼いアジュガを守ります。
しかしあまりの激しさにアジュガも無傷ではいられず、四肢の損失や視界の欠落をその身に受けてしまいます。
そこへ救援に駆けつけた兵達により、襲撃者は退散、母親はアジュガを1人の兵に託し、事切れます。
少女の命は風前の灯でしたが、生きたいという願いと、目の前で全てを奪われ、抗うことすら出来なかった悔しさから涙を流し、「くやしい…」とこぼします。
それを見た兵は、医師と技術者に対し、ある提案をします。
それは他国から持ち込まれた技術、「鉄機化」でした。
少女の失われた身体を機械の身体で補う技術。
兵は少女に声をかけます。
「君を生かすには、これしかないんだ…申し訳ない…もしかしたら、死ぬより辛い枷を君にかけてしまうかもしれない…それでも、それでも君が生きたいと言ってくれるなら、僕が君を支えるから、一緒に取り戻そう、全てを…!」
そして少女は小さく頷き、「いきたい…まだ、しねない…」そう告げると、意識を失います。
直ぐに手術が始まり、無事成功。
それからは部隊の一員として、生活を始めるのでした。
そして、時は来てしまうのです。
バケモノは紛れもなく姉であり、既にアジュガの知っているジニアではなくなっていました。
それでもアジュガはまだバケモノのなかにジニアが生きていると信じ、戦います。
そして、全てをかけた一撃が、ジニアを捉えます。
その時、「ありがとう…ごめんね…強くなったね…」と、ジニアの声が。
ジニアが崩れ落ち、アジュガも倒れ込みます。
戦いの果てに、本当に彼女達は再開できるのでしょうか…
「LOCK…ON…」
ご覧くださってありがとうございました。
恥ずかしい妄想を垂れ流して申し訳ないです(笑)
メタリックはかっこえぇ!
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
コメント失礼します
ストーリー読ませて頂きました❗
とても面白く続きが気になって仕方ありません(gandam-kao3)
勝手ながら次回を楽しみにしてます‼️
ありがとうございます!
次も頑張りますので、お暇がありましたらみてやってください(gandam-kao6)
自分の「好き」を大切に。
相手の「好き」も大切に。
過去に作成したものもたまに上げてます。
Yuunagiさんがお薦めする作品
PAガンダム(プロトアーマーガンダム)
ガンダムAGE-A:FX
モビルメイドール・かのん
ガンダム ストリング
my-D(マイディ)
「お休みなさい…良い夢を…」 お久しぶりです。 やっと塗った…
グフ・カスタム D
「燃えカスには燃えカスなりの役割があんだよ…」 お久しぶりで…
弾丸鉄拳・サンザシ
「もう良いだろッ、彼女達を放っておいてやれッ!」 少女の瞳に…
イレギュラー「ロベリア」
「素晴らしい!全く最高だよ!」 前回の続きになります。前回は…