ガンキャノン リアルタイプカラーVer.（成型色活かし・部分塗装仕上げ）

バックショット。

折角の頂き物かつステキな成型色なので極力活かしたいと思い今回の製作方法を思いつきました。
実は部分塗装仕上げというものをほぼやったことがなく（大昔に無塗装簡単フィニッシュなら経験あり）、今回の一番の難敵は「ゲート跡」でした^^;

400〜1000番まで磨いた後、流し込み接着剤を塗ってまた研磨、という感じで極力目立たないよう処理しています。

ディテール。

プロポーションに関してはREVIVEガンキャノンの最大の難点「シュッとしすぎ問題」も解消したく、リアルタイプの旧画稿にカラーを近づける名目もあり塗装前提で太腿と上腕を太くする改修を施しました。

アクションポーズ。

施した加工・塗装・ウェザリング工程は以下の通りです。

1.太腿を左右分割して2mm、上腕は0.5mmプラ板を巻いて幅増し。
2.色味を合わせるべく頭部・SML・上腕・太腿を黒立ち上げでグラデーション塗装
3.肩部と脚付け根関節、手のみ赤鉄色で塗装
4.全体をつや消しトップコート
5.タミヤウェザリングカラー「マルチホワイト」「グランドブラウン」で多重ウォッシング
6.タミヤエナメル「フラットブラック」でスポンジチッピング
7.タミヤエナメル「チタンシルバー」でドライブラシ
8.タミヤウェザリングマスター「スス」で表情付け
9.同「サンドブラウン」で足回りに砂汚れ
10.再度つや消しトップコート
11.カメラアイ内部をガンマカメッキシルバーで筆塗り

以上になります。

パチ組み状態。

赤い成型色が通常のものより深くていい色だったので
これは活かさねば！と思いました。

やはり太腿の細さが顕著ですね。流石にアンバランスに感じます。

旧キットのパッケージ。

これがとてもカッコいいので配色を近づけつつ、
オリジナリティも入れようかと。
厳密には胸部下、上腕の配色が違いますね。

プロポ改修。

二の腕と太腿の細さが顕著なのでここを中心に改修しました。
これだけでもかなり違和感は軽減しました。

基本塗装・デカール（付属のもの+α）。

これだけでも情報量上がってグッドですが
もっと渋くしたかったのでガッツリ汚しました。

ウォッシング、チッピング、ドライブラシ後。
イイ感じですがまだ「軽い」印象があります。

この跡ウェザリングマスターでエッジを中心に汚してグラデ塗装っぽく陰影を付けました。
最終的には「プラスチックっぽさ」はだいぶ解消できたのではないでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
成型色活かし、難しい部分もありますが楽しんで作れました。