鋳造装甲の表現
今まで鋳造感をこのスケールでも再現したく筆トントンやスポンジポンポン、接着剤トントンや希釈パテトントン…今まで色々試して参りましたが、Twitterで教えていただいた この方法が安価かつ表情をつけやすいと思いました!
詳しくは、我流を後述します。
1年戦争から18年後?のような...
1年戦争時から使われ、
その後、整備工場で満足なメンテナンスも受けられず、故障箇所のみ代替品で応急処置され、装甲は剥がれた部分のみ継ぎ接ぎ....
そんな使い古された機体が18年後UCの時代に登場する...そのような雰囲気を考えました。。。
これから見える足元のゴミは
「何かの漂流物」
そうお考えくださいw
製造されてから20年経過し、メンテナンスを十分に実施しなければ油汚れや塗装の劣化など痛みも相当でありましょう.....
車で言うところ「草ヒロ」。。。
MSで言っても「草ヒロ」。。。。。
(パイプは新品じゃねぇか!)
その様なご指摘には、
「パイプ漏れが生じ新品に取替!」
そうご回答申し上げます♪
左右非対称の方が「継ぎ接ぎ感」が出るのではないかな?
そう考えて手足それぞれ微妙に変えましたが、
もっと大きく変えた方がパッと見の表情が良かったであろう...
そう反省しています...
背中にぶら下げる銃の弾丸?エネルギーパック?の2本を作るときには飽き飽きしていましたので、最後まで執着することなく適当に仕上げるという飽きやすい性格が災いとなり中途半端な仕上がりとなりました.....
やれたボディーと比べ、兵器である銃は、適度のメンテナンスが必要と考え銃の汚し方は
「3年程度の劣化」
風のウェザリングにしました(謎)
脚部や装甲に見える薄いパネルラインらしきは
「マスキングテープ剥がし跡」
です。ジェッソを塗り少し乾いた時に
「ばっ!」と剥がす
「ここだけ装甲変えました!」
そう見えないものか...?
そう考えましたが、仕上がりはご覧の通り地味すぎるものでした.....
約20年使い古された汚ねぇ機体になったと自己満足しましたが、本来ならその期間「保有する組織」も何度も変わるでしょう。
そうであれば、旧所属部隊の番号やシンボル、その時の注意書きなどは、
雑にペンキを塗って消す!
そんな表現も加えるべきだったと
これまた少し反省......
私がメカニックであれば
(汚ねぇ...触りたくねぇな...)
そう考えて、綺麗な機体の方にそっと廻ることでしょう...
可愛そうな旧ザク.....
そんな雰囲気を醸し出したかったジェッソ加工です。
モノアイが猫の目みたいのは、全く意図したところではございません...
Twitter賢者露ル
「DAISOジェッソで表情作り!」
Twitter賢者のその呟きに
(じぇっそ...?じぇいそん?)
聞いたことも見たこともない私は100円玉を握り締め、早速DAISOに出向き
「ジェッソください!ジェッソ!」
そう連呼しましたが、
店員が
「ジェッソ?どんなものですか?」そう尋ねられても、何も答えられませんでした...
そんな愚者の叫びを持って、3店舗目で無事発見!組み上げて
「いきなりジェッソ」です!
(当店はハラペコでイキナリジェッソ)
使い捨てしても良心が痛まないDAISO5本で100円筆を毛先を短く切断し、イメージにそってトントンとジェッソにて凸凹を加えていきます。
「ジェッソ」といつ奴は表層が固まるまで、約5分程度だったと思います。
私は薄く何回かジェッソ直塗トントンを繰り返して鋳造感を出すように楽しみました....
(正しい使い方か否かは不明です...)
ジェッソが(完全に硬化したかな...)と思うまで1日位でした。
塗装はラッカー系の在庫を適当に調合して旧ザクっぽい色を
「DAISOスポンジポンポン」
にして着色しました。
(ジェッソの凸凹に、塗料の凹凸を加えて更なる鋳造感を目指しました。)
コレを仕上げるのに用いたジェッソは1/5程度。
欲張って5本購入してまったため、暫く鋳造漬けになりそうです。
結局、
胴体部などは旧ザク(ザクⅠより馴染む)っぽい既成色を、上からスポンジポンポンしました....
結果的にこの方が
色の奥行が出て凸凹塗装鋳造感には適すると学びました......
(多色使いにより色に深みを...)
直ぐに忘れるので念仏のように唱えると効果的です。
ここからが忍耐との戦いです...
私の場合は、スミ入れ、デカール貼付後、ひたすら
「アートナイフ削り地獄」
にてキズや塗装劣化などの経年変化を付加...
この作業はずっとやると飽きるので、時より削った凹部にサビを入れてみたり、装甲地っぽい色を乗せてみたり...
これを、我慢の限界(私は直ぐに飽きる)まで、何日も繰り返していました...
ジェッソの素地である白も
(塗装が剥がれ下地材が見えた...)
と考えているので、そう気になりませんが、部分的には下地に茶色を塗り素地を表現しようとしましたが、ナイフの微妙なサジ加減が出来ずにプラの地肌までナイフが達し徒労となりました...
アートナイフ以外に
金属ブラシや240番ヤスリなど
「削れそうなアイテム」を多様しまして塗装の剥がれを再現しましたが、使い過ぎるとジェッソ凸凹が取れてしまいました.....
私の結論といたしましては、、、
地道なアートナイフ削りが1番
鋳造やれ表現として適している気がします。
ウェザリングは黒、茶、グレー、黄色など希釈した塗料を垂らし拭き。
スポンジポンポンウェザリングは、緑、グレー、ガンメタに濃淡をつけたものを、何度も何度も重ねました。
(本当はすぐに飽きた)
- 以上をもちまして、
我流ジェッソの使い方報告
とさせていただきます。
何かのお役に立てれば幸いです。
また
「バカだな~ジェッソはこうやって使うんだよ!」
そんな心優しき賢者がいらっしれば何卒ご教授ください!長文地獄にお付き合いいただきましてありがとうございました♪
コメント
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初めまして。
プラ素材を感じさせない鋳造感、見事でございます。
私は、ウェザリングや汚し加工の技術、知識が乏しく、中々作品に反映できません。ジェッソの使い方、わかりやすく勉強になります。
この作品に限らず、でぃーこん様の作品は、かっこいいのは勿論、どれも素晴らしい技術加工で感心してしまいます。
凄すぎて、真似など出来るとは思っておりませんが、とても勉強になります。
僭越ながらフォローさせていただきます。
はじめまして!
プロフィール拝見しましたが、我が家も同じですw
またまたご謙遜を~作品を拝見しましたが、細かく丁寧に美しく仕上げていらっしゃり「うまい!」と思いました!私のレベルは中の中程度と自覚があり、またタミヤ戦車の癖で架空のロボットにもリアルさを求めてしまい「今っぽい仕上がり」ではなくなってしまいます…
セミプロの方と実際にお話しする機会がありましたが(私はこのレベルに到達することは一生ない…)と確信できましたので、自分がやりたいように好き勝手にやろう~と我流を決めましたw
何の勉強にもならないと思いますが(あーこんな変な人もいるだな~)とご認識ください!
よろしくお願いいたします。
わざわざ観覧くださりありがとうございます。
ご家庭の境遇が似ており勝手に親しみを抱いてしまいました。笑
我流でこのクオリティー、、、圧巻でございます。
これからも楽しみに拝見、勉強させていただきます。
こちらこそ、どうぞ宜しくお願いします。
似てますねw
子はどんどん己の道を進んで行きますが、親の感覚としては幼少期の濃厚コミュニケーションが頭から離れず寂しさも感じますが、それが正しい子の成長と親のメンタルトレーニングなのでしょうね~♪
たまにやる気を出しますので、その際はよろしくお願いいたします!
コメント失礼致します。
汚いですね!(完全に褒め言葉として)
塗装面の内部は赤錆回っていて、今にも表面触るとポロポロ塗装が落ちてきそうな劣化具合がリアルに伝わってきます。
時代錯誤な機種ながらメンテエジニアの愛ありキチンと行き届いた手入れが施された機体という印象で、哀愁ただよっていますね。
あるレベル感で管理された年代もの機械加工装置ってこんな感じだなーという説得力がスゴイです!
良いもの見たなー!ありがとうございます!
おはようございます~
コメントありがとうございます!そう汚いんですwかなり…
お察しの通り、18m級の戦力なる機械を限られた人数で可動させるには外装なぞ後回しにするはずなので、そんなイメージでカリカリしておりました…
「哀愁」いい言葉ですね~20年前のポンコツを使わざるを得ない環境、戦意、、、老体にむち打ち出向く兵器…まさかのガンプラからワビサビの世界観がw
ジェッソを用いることで普段(パーツは綺麗に切らなくちゃ…)や(下地は繊細に…)などという緊張感から解放され
「どうせジェッソで見えね!」
と解放感が得られる工法とも言えます。ぜひお試しください~
コメント失礼します。
なるほど!『20年モノ』という設定で、
思い切りやる説得力を!
そしてその引き出しの数!それは面倒にもなられるでしょう。
ホントにお疲れ様でした!
また『ジェッソ』の伝導、この愚者も有難く頂きました(笑)
文章とても読みやすくて感謝です😄
追伸 缶スプレー派なご理由と手法、結構似てて驚きました。まあ、作品をみると、でぃーこんさんの方がずっと繊細ですが(笑)スプレー、ガンガン消費しましょうね(笑)
こんばんは~
「面倒臭いから缶スプレー」と言うと多くのモデラーに嫌われるでしょうが、大量消費による恩恵は日本国民の役に立っていると自負しておりますので、缶の消費を続けて参りましょう!
この「汚ねぇ仕上」も今の主流ではなく、昔タミヤ戦車を少ないアイテムで悶絶しながら製作していた世代には受けるようですw
今回、ジェッソで味をしめたので暫くはジェッソ地獄を楽しもうと考えております…
Instaにこのような凹凸を本物の武器のように再現する方がいらっしゃるので、少しでもお近づきになれるよう精進いたします。
(と言いつつも面倒臭い…)
●すぐにやる気を無くす軟弱者
●汚さないと気が済まない性分
●チャレンジしてすぐに挫折
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