忍者MS?化企画第7弾。読みは「けえないん ばくぅ」
ジェガン小隊(仮)の3体目。忍犬イメージで構成し、忍びであるのを偽装する際の呼称は『K9バクゥ』と、そのままだったりします。名の由来は、九の旧字体+索敵特化な目的からの当て字で「未知のものを明らかにする・教え導く」。最初は曝じゃなく獏でしたが、獏っぽさ皆無なのでボツに。
果たしてこのメカをMSと言ってしまって良いのかは謎ですが、Shinobiである事には間違い無く、まぁ良いやと。最初は小隊内の見張り役専門で設定を組んでいたハズなのに、いつの間にかオールラウンダーになっていました。
機体は『HGBC K9ドッグパック』に『HG バクゥ戦術偵察タイプ頭部ユニット(赤枠FUの付属品)』を繋いだだけ(後述)の、極めてシンプルな構造。
梵字は右前脚に【広目天】、左後ろ脚に【勢至菩薩】。それぞれ索敵性能&移動性能の強化。勢至は速度上昇効果としてよく使いますが、今回はその他にも意味付けあり。
本来の眼と思われるセンサーは記録用カメラ化。使わない時は格納するだけなので破壊リスク低下。5枚目のように威嚇(?)するのもありかなーと思いました。
梵字は右前脚に【広目天】、左後ろ脚に【勢至菩薩】。それぞれ索敵性能&移動性能の強化。勢至は速度上昇効果としてよく使いますが、今回はその他にも意味付けあり。
本来の眼と思われるセンサーは記録用カメラ化。使わない時は格納するだけなので破壊リスク低下。5枚目のように威嚇(?)するのもありかなーと思いました。
(※左上の写真に編集ミスがあったので修正しました)
頭部ユニットは360度全方位に向きます。真下以外の死角なし。これ自体がレドームのような役割を持っていて、それを【広目天】で更に強化。人員輸送用装甲車にのみ光学迷彩が適用されます。理由は後述。
頭部ユニットは360度全方位に向きます。真下以外の死角なし。これ自体がレドームのような役割を持っていて、それを【広目天】で更に強化。人員輸送用装甲車にのみ光学迷彩が適用されます。理由は後述。
地味な存在ですが特筆すべきは「変態的な可動域」にあり。寝そべるとかなり薄くなります。壁や床の隙間に隠れる事をも可能とします。
同じ小柄な仲間の侶徒と並べても寝そべりでは更に小さく、全高はあの戦車形態の侶徒をも下回ります。移動できない欠点はあるも、この身体能力はある意味最も「忍者らしい」のかもしれません。
ちなみに啓玖曝の全高は、戦車形態の侶徒とほぼ同じ。かなり小型な忍者兵器。視認性も非常に低く、忍者メカとしても「忍犬自体が殆どいない」ので、ステルスは無し。その分を索敵性能強化にも回しています。
同じ小柄な仲間の侶徒と並べても寝そべりでは更に小さく、全高はあの戦車形態の侶徒をも下回ります。移動できない欠点はあるも、この身体能力はある意味最も「忍者らしい」のかもしれません。
ちなみに啓玖曝の全高は、戦車形態の侶徒とほぼ同じ。かなり小型な忍者兵器。視認性も非常に低く、忍者メカとしても「忍犬自体が殆どいない」ので、ステルスは無し。その分を索敵性能強化にも回しています。
攻撃手段が1種類しかないという大きな欠点はあるものの、忍者としては攻撃しなくても良く、そこまで大きな問題点ではありません。ただ元と同じくビームサーベルだと発光・発熱・高音の問題点がありますので、ビーム属性を廃止。代わりに陰術から形成する「不可視の刃」(HGBC忍パルスビームズ表現)化。それに陽術の特性を合わせた複合術として運用。
陽術と陰術の違いは「姿を現すか否か」で刃は見えずとも攻撃属性がある、という要素から「陰中陽の術」な性質としています。出力によって長さや形状(正確には効果)も変化。基本的に忍者にしか見えない性質を持つ事から、特定の合図や狼煙として使ったりも。
とはいえ、不可視の刃とてEN無消費で済むハズは無く、常時発振しているとただでさえ小型機故の少ないEN容量が枯渇します。敵とすれ違い際に発振。相手からすれば見えない刃に切り裂かれ「まるで鎌鼬に遭ったようだ」と勘違いするかもしれません。敵が雑兵ポジなら特に。
陽術と陰術の違いは「姿を現すか否か」で刃は見えずとも攻撃属性がある、という要素から「陰中陽の術」な性質としています。出力によって長さや形状(正確には効果)も変化。基本的に忍者にしか見えない性質を持つ事から、特定の合図や狼煙として使ったりも。
とはいえ、不可視の刃とてEN無消費で済むハズは無く、常時発振しているとただでさえ小型機故の少ないEN容量が枯渇します。敵とすれ違い際に発振。相手からすれば見えない刃に切り裂かれ「まるで鎌鼬に遭ったようだ」と勘違いするかもしれません。敵が雑兵ポジなら特に。
小型で軽量なので四肢を使った立体的な移動が可能。【勢至菩薩】で跳躍性能も強化(ACシリーズの逆関節みたいな設定)。屋内のみに限らず、周囲に建物やオブジェクト等のある空間であれば縦横無尽に駆け回り、陽動・攪乱・追跡などで暗躍します。察知されなければ頭上からの暗殺も不可能ではありません。
跳躍を含めた移動時には適用されませんが、歩行時に消音、走行時にホバー移動可の設定あり。
跳躍を含めた移動時には適用されませんが、歩行時に消音、走行時にホバー移動可の設定あり。
人員輸送用装甲車で運ばれるモノは、人間のみに非ず。
オートマトンを送り込む事もあります。ただしキルモードは「正心に反する」理由から使わず、鎮圧(クェルモード)や情報収集目的の自律兵器として動きます。非人道兵器としてではなく、対人専用の足止め目的にも。目撃者の記憶消去音波を発したり。
輸送人員もまた「兵士に変装した忍者」であり、同じく陽術と陰術を使い分けます。彼らを敵地の深くに送り込み、内外から拠点を制圧する事が目的。啓玖曝も索敵性能はとても高く、仲間との合図を失敗さえしなければ【単機でも不可能を可能にする】力を持っています。そのため部分的な光学迷彩で存在を隠匿。
歴史的な忍者たちも実際の潜入において「不可能を可能に」していますし、梵字や忍術による独自強化要素を除けば、啓玖曝は最も【本来の忍者らしい姿】に近い兵器なのかもしれません。
オートマトンを送り込む事もあります。ただしキルモードは「正心に反する」理由から使わず、鎮圧(クェルモード)や情報収集目的の自律兵器として動きます。非人道兵器としてではなく、対人専用の足止め目的にも。目撃者の記憶消去音波を発したり。
輸送人員もまた「兵士に変装した忍者」であり、同じく陽術と陰術を使い分けます。彼らを敵地の深くに送り込み、内外から拠点を制圧する事が目的。啓玖曝も索敵性能はとても高く、仲間との合図を失敗さえしなければ【単機でも不可能を可能にする】力を持っています。そのため部分的な光学迷彩で存在を隠匿。
歴史的な忍者たちも実際の潜入において「不可能を可能に」していますし、梵字や忍術による独自強化要素を除けば、啓玖曝は最も【本来の忍者らしい姿】に近い兵器なのかもしれません。
侶徒や啓玖曝が忍者機体の中でも小柄とはいえ、人間の視点から見ればかなり巨大。なので過信は禁物です。何度か消音と言ってきましたが、それは「対MS」での話であって対人には無効。どんな小さな音であれ、神経が過敏な人間からすれば聞こえない事はまず無いでしょう。他の忍者MS達に比べれば有利なだけであり、完全な隠密忍者として徹する事は「機動兵器を用いるなら不可能」だと感じています。
啓玖曝は3体の中でも戦闘力と耐久値が最低に近いものの、それを除けば万能といった立ち位置に。3機とも個性はあれど陽と陰双方の術を使った立ち回りが可能で、潜入・見張り・連絡役のいずれもこなせます。複数の忍者による行動は「合図の失敗は絶対に許されない」点から、全機とも情報処理能力を高めています。それぞれが独自に行動するのではなく、連携して動くのが重要とされる忍者表現をガンプラにて試みました。
啓玖曝は3体の中でも戦闘力と耐久値が最低に近いものの、それを除けば万能といった立ち位置に。3機とも個性はあれど陽と陰双方の術を使った立ち回りが可能で、潜入・見張り・連絡役のいずれもこなせます。複数の忍者による行動は「合図の失敗は絶対に許されない」点から、全機とも情報処理能力を高めています。それぞれが独自に行動するのではなく、連携して動くのが重要とされる忍者表現をガンプラにて試みました。
移動速度に違いはあれど、3機とも高速移動が可能な長所を持っています。ホバーや履帯移動にも走行中の爆音や発煙といった難点はあるものの、スラスター移動と違って「強い発光が無い」大きな利点もあります。更にホバーであれば水上移動も可能に。地上移動と空中移動とで発熱量の差がどれ位かは不明。発煙は地上も空中も関係なく防げません。
隠密向きでは無くとも、作戦領域への到達や領域離脱で役立ちます。
隠密向きでは無くとも、作戦領域への到達や領域離脱で役立ちます。
ゴーストジェガンMのアタッチメント(写真には無し)を介して、前々作の『慈絵丸』との運用設定もあります。しかしキット的には通常プラ同士の接続で「摩耗が早い」大きな欠点があります。現に手持ちの素組ジェガン系で、バックパック換装を頻繁にやっていたキットは全てポロポロとよく落下。かといって接着してしまうと自由度が大きく下がってしまうため「そんな設定もありますよ」程度に留めます。
本作の『啓玖曝』にはボツ案が存在します。
その名も『啓玖犬包』(※K9ドッグパックの当て字)
史料からの知識が下地になっていない、フィクション要素全開な頃の発想でして、バクゥ再販以降も今秋まではこの仕様なままでした。忍犬を支援武装強化した設定で、全身がHGBCやカスタマイズキャンペーンの塊。
その名も『啓玖犬包』(※K9ドッグパックの当て字)
史料からの知識が下地になっていない、フィクション要素全開な頃の発想でして、バクゥ再販以降も今秋まではこの仕様なままでした。忍犬を支援武装強化した設定で、全身がHGBCやカスタマイズキャンペーンの塊。
犬包の大きな欠点は、首がK9の上部PC接続ではなく、下部のプラ接続によるもの。頭が重く下がってしまいがちに。そして最大の疑問点「忍者って何だっけ?」が拭えず廃止。
武装化は大型犬なバクゥに任せ、隠密性と機動力重視のシンプルな構成に決定。しかしバクゥ側はバクゥ側でまた「忍犬を意識したつもりが、よく分からない妖魔獣」になっていたりします。公開するかは不明。
武装化は大型犬なバクゥに任せ、隠密性と機動力重視のシンプルな構成に決定。しかしバクゥ側はバクゥ側でまた「忍犬を意識したつもりが、よく分からない妖魔獣」になっていたりします。公開するかは不明。
せっかくなので記念撮影。どうしてああなった、のだろうか。
啓玖曝の頭部はとてもシンプル。
バクゥ戦術偵察ヘッドに、HGBCスカルウェポンのアームと球状PC(7・001・002など)を差し込んでいるだけ。根元は中にPCが入ったK9上部(銃座やビーム砂銃を差す所)に。
バクゥ戦術偵察ヘッドに、HGBCスカルウェポンのアームと球状PC(7・001・002など)を差し込んでいるだけ。根元は中にPCが入ったK9上部(銃座やビーム砂銃を差す所)に。
人員輸送用装甲車の「玖」は『フレームアームズ・ガール 迅雷 Indigo Ver.』の水転写デカールより。苦手意識の強かった頃、いつか使うつもりで残していた物がようやく陽の目を見ました。サイズも丁度良く字体も好みです。
使用色。メインカラーは前2体と共通。
クリアーの赤と緑は、焼鉄色を下地に頭部カメラの塗装に。四肢のBJ接続部以外は全塗装。パープルはバーニア内、つや消しクリアーは仕上げ用。
クリアーの赤と緑は、焼鉄色を下地に頭部カメラの塗装に。四肢のBJ接続部以外は全塗装。パープルはバーニア内、つや消しクリアーは仕上げ用。
いずれも忍者の設定を切れば普通の小隊で、その光景を表現した1枚。ジェガンD型ルストロの設定以外は、外見も含めて殆ど変わりません。忍者MS小隊として活動する世界観設定は、アーマード・コアシリーズにおける「巨大施設や要塞への潜入・侵入・探査活動・迎撃・破壊」等のミッションを参考にしました。本作に限らずSD忍者MS以外は大抵この設定であり、今後も継承していく予定です。
というわけで、本来は脇役なサポートメカ『K9ドッグパック』を、敢えて主要イメージの機体に仕上げてみました。自分でも正直言って予想外。
本物の史料を使う関係でどうしても詳細説明必須&長文化してしまいますが、敢えてこういったガチ寄りな表現もありかなと感じています。長い説明の割に出来上がりはシンプルなのが多くなりがちに。まだまだ課題点が山積みな企画ですけれど、また機会ありましたらよろしくお願いします。
というわけで、本来は脇役なサポートメカ『K9ドッグパック』を、敢えて主要イメージの機体に仕上げてみました。自分でも正直言って予想外。
本物の史料を使う関係でどうしても詳細説明必須&長文化してしまいますが、敢えてこういったガチ寄りな表現もありかなと感じています。長い説明の割に出来上がりはシンプルなのが多くなりがちに。まだまだ課題点が山積みな企画ですけれど、また機会ありましたらよろしくお願いします。
当初の設定から大化けしてしまった忍犬
コメント
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K9ドッグパックにバクゥの頭を付けるとは素晴らしい面白アイデアだと思いますΣd(・∀・´)
メインの画像を最初に見たときは???でしたが、実は躍動感満載でしたねw
東雲NT研究所 さん、ありがとうございます!
K9ドッグパックがメインなガンプラは殆ど見かけず、試しにバクゥ頭を合わせてみたらしっくり来て、その方向性でまとめてみました。
撮影中に面白い構図になりまして、一見不思議なサムネイルもありかなと思いましたw
つや調整を含め基本的に全て筆塗りで何かを量産しています。独自解釈も多々あって伝わり難く感じられるかもですが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。最近は低浮上気味ですみません。
【忍者MS化企画】では歴史書や忍術伝書も参考に、一般的なイメージとは全く異なる観点から、需要無視で理想的な独自の忍者ガンプラを表現するものです。が、そうでもない物も多く混ざっていたりします。あくまで目安!
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