土霧或

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忍者MS化企画第25弾。読みは『どむある』
「HGBF ドムR35」を忍者表現してみました。

命名由来は機体名を当て字にしただけですが、ラルさんは無関係になったのとベースキットを表すために35のみ省略。転写したデカール以外ただの色変えドムでもあり、別名【ドムR】です。デカールは巴紋をドム繋がりで「黒い三連星の魂」の比喩に、梵字は「堅固な精神統一の体現者」こと『文殊菩薩』を転写し、更には3に纏わるあの諺も掛けています(直接関係あるかは別として)武器は「HGBC ティルトローターパック」のチェーンソーに変更。なぜ刀や手裏剣ではなく無関係そうなコレを選んだか?は後ほど。KPSパーツの関節部を除き、外装のみ筆で全塗装しました。ドムカラーの配色参考元はMGリックドムなものの塗料は合わせてなく、黒に見える箇所もブラックカラーではありません。外見が忍者らしくない?それも術の一環で御座ります。この図体で隠密行動を取るには流石に無理があるため、姿を晒して術を仕掛ける【陽忍】枠に。

命名由来は機体名を当て字にしただけですが、ラルさんは無関係になったのとベースキットを表すために35のみ省略。転写したデカール以外ただの色変えドムでもあり、別名【ドムR】です。
デカールは巴紋をドム繋がりで「黒い三連星の魂」の比喩に、梵字は「堅固な精神統一の体現者」こと『文殊菩薩』を転写し、更には3に纏わるあの諺も掛けています(直接関係あるかは別として)
武器は「HGBC ティルトローターパック」のチェーンソーに変更。
なぜ刀や手裏剣ではなく無関係そうなコレを選んだか?は後ほど。

KPSパーツの関節部を除き、外装のみ筆で全塗装しました。
ドムカラーの配色参考元はMGリックドムなものの塗料は合わせてなく、黒に見える箇所もブラックカラーではありません。
外見が忍者らしくない?それも術の一環で御座ります。
この図体で隠密行動を取るには流石に無理があるため、姿を晒して術を仕掛ける【陽忍】枠に。

背面をやや下から。本体は殆ど弄らず、両肩の増加装甲を排除し通常ドム肩で軽量化。上半身を若干ディテールアップした程度の情報量です。敢えて大きく弄らず外見ドムっぽさを維持して「ドム容姿に忍ぶ者」でもあったり。

背面をやや下から。
本体は殆ど弄らず、両肩の増加装甲を排除し通常ドム肩で軽量化。
上半身を若干ディテールアップした程度の情報量です。
敢えて大きく弄らず外見ドムっぽさを維持して「ドム容姿に忍ぶ者」でもあったり。

ドムR35側にある胸部バーニアは、SDガンダムの隠密頑駄無が一時使った「高機動ばーにあ」として。主に要塞や拠点進入時の緊急脱出用。腰には隠し武器として焙烙玉(ほうろくだま。簡単に言えば爆弾)を仕込んでいる設定で、グレーの丸い2箇所がソレ。拡散ビーム砲を威力なし閃光弾として使うつもりでしたが、エネルギー管理の都合上元のR35と同じくオミット。

ドムR35側にある胸部バーニアは、SDガンダムの隠密頑駄無が一時使った「高機動ばーにあ」として。主に要塞や拠点進入時の緊急脱出用。
腰には隠し武器として焙烙玉(ほうろくだま。簡単に言えば爆弾)を仕込んでいる設定で、グレーの丸い2箇所がソレ。
拡散ビーム砲を威力なし閃光弾として使うつもりでしたが、エネルギー管理の都合上元のR35と同じくオミット。

四肢に標準搭載されたクローは鉤爪としてそのまま隠し武器に。両腕と両脚とで搭載箇所に合わせて塗り分け。近接格闘だけでなく関節を狙った急所攻撃(当てる直前に展開)に、スラスターを使わない崖をよじ登る際にも。史実では苦無で崖を登るのにも使うそうで、それに近い用途ですね。この装備だけでも忍者表現に相応しいベースキットに思いました。

四肢に標準搭載されたクローは鉤爪としてそのまま隠し武器に。
両腕と両脚とで搭載箇所に合わせて塗り分け。
近接格闘だけでなく関節を狙った急所攻撃(当てる直前に展開)に、スラスターを使わない崖をよじ登る際にも。
史実では苦無で崖を登るのにも使うそうで、それに近い用途ですね。
この装備だけでも忍者表現に相応しいベースキットに思いました。

忍者のくせに何故チェーンソーか?について。これは過去作でも何度か表現しているもので、忍術書『万川集海』に載る忍器の中で開器(簡単に言えば錠前突破の開錠道具)の一つ【錏 (しころ)】を拡大解釈し、武器名を『阿形&吽形』に。ドライブラシと言える程でもないですが、刃の上から筆ムラを付けてわざと汚く。錏とは「先端が尖り加減の両刃の鋸」を指し、今まで使ってきた表現パーツの中でもティルトローターパックの刃形状は最も近く感じました。もちろん実物はこんな巨大じゃなく武器でもないそうな。一般的には「錣」の表記でもあり、過去作でもそう綴っています。今回は史料の記載通り「錏」と(読みは同じ)グーグル等で「忍者 しころ」と検索すれば元がどんな物か出てきますので、詳細はそちらをご参照ください。

忍者のくせに何故チェーンソーか?について。
これは過去作でも何度か表現しているもので、忍術書『万川集海』に載る忍器の中で開器(簡単に言えば錠前突破の開錠道具)の一つ【錏 (しころ)】を拡大解釈し、武器名を『阿形&吽形』に。ドライブラシと言える程でもないですが、刃の上から筆ムラを付けてわざと汚く。

錏とは「先端が尖り加減の両刃の鋸」を指し、今まで使ってきた表現パーツの中でもティルトローターパックの刃形状は最も近く感じました。もちろん実物はこんな巨大じゃなく武器でもないそうな。
一般的には「錣」の表記でもあり、過去作でもそう綴っています。今回は史料の記載通り「錏」と(読みは同じ)
グーグル等で「忍者 しころ」と検索すれば元がどんな物か出てきますので、詳細はそちらをご参照ください。

移動時には収納状態で。主な戦術は、高速機動で敵を追い回し、腰の焙烙玉を適宜当てて硬直させ、直接ぶった斬ります。運用法は一般的な忍者と言うより、ACシリーズにおける潜入・探索ミッション向けの方が近いのかもしれません。

移動時には収納状態で。
主な戦術は、高速機動で敵を追い回し、腰の焙烙玉を適宜当てて硬直させ、直接ぶった斬ります。
運用法は一般的な忍者と言うより、ACシリーズにおける潜入・探索ミッション向けの方が近いのかもしれません。

突。同じ構図で角度を変えながら数十枚撮った結果、中々いい感じに。一般的な忍者イメージから見て邪道な武器や、忍の記号が無くかけ離れた外見から悪役にしました。もし史実準拠にすると【正心】に反する問題作にもなってしまいますが、フィクションでは正義の忍者と悪の忍者のように組織化される表現が多く、そちらに倣って悪役へ。

突。同じ構図で角度を変えながら数十枚撮った結果、中々いい感じに。
一般的な忍者イメージから見て邪道な武器や、忍の記号が無くかけ離れた外見から悪役にしました。
もし史実準拠にすると【正心】に反する問題作にもなってしまいますが、フィクションでは正義の忍者と悪の忍者のように組織化される表現が多く、そちらに倣って悪役へ。

過去作【土霧斗流刃(どむとるぅぱ)】と。斗流刃では脚色ありを強めて苦無装備や籠手風塗装もしていましたが、今回の或はドム姿に忠実に。巴紋と梵字が無ければ単なる物騒な武器持ちドムで、初見ではまず一般的な忍者だと思うまい。梵字は対になるよう選びました、どちらも悟りの各側面にあたる象徴ですので。

過去作【土霧斗流刃(どむとるぅぱ)】と。
斗流刃では脚色ありを強めて苦無装備や籠手風塗装もしていましたが、今回の或はドム姿に忠実に。巴紋と梵字が無ければ単なる物騒な武器持ちドムで、初見ではまず一般的な忍者だと思うまい。
梵字は対になるよう選びました、どちらも悟りの各側面にあたる象徴ですので。

元のドムR35(武器なし)約8年前の発売当時に購入し、シール貼らないパチ組みして保管していた物を最近になって取り出しました。傾いているのは経年劣化の影響ですかね、あちこちガタガタ。

元のドムR35(武器なし)
約8年前の発売当時に購入し、シール貼らないパチ組みして保管していた物を最近になって取り出しました。
傾いているのは経年劣化の影響ですかね、あちこちガタガタ。

手首は武器持ち手と左平手しか無く、チェーンソー装備で持たせる物も無くなり、かといって適当なグリップを持たせたり埋めても不自然なので「HGBC ビルドハンズ丸型Lサイズ」の握り拳へ変更。ポン付けしただけですが正確には軸受けとサイズは合ってなく、無理に差し込んだからか根元が白化しています。調整すると緩くなったり保持できなくなる恐れから、加工せずそのままに。付け替えもしないので。交換して使う場合ポン付けはあまりお勧めできませんね。

手首は武器持ち手と左平手しか無く、チェーンソー装備で持たせる物も無くなり、かといって適当なグリップを持たせたり埋めても不自然なので「HGBC ビルドハンズ丸型Lサイズ」の握り拳へ変更。
ポン付けしただけですが正確には軸受けとサイズは合ってなく、無理に差し込んだからか根元が白化しています。
調整すると緩くなったり保持できなくなる恐れから、加工せずそのままに。付け替えもしないので。
交換して使う場合ポン付けはあまりお勧めできませんね。

ドムR35では前腕のマルイチが省略されているため、「M.S.G マイナスモールド」の適切なサイズを接着。

ドムR35では前腕のマルイチが省略されているため、
「M.S.G マイナスモールド」の適切なサイズを接着。

パチ組み状態で可動させると脚がスポスポ抜けたので、接続軸に接着剤を塗りポリキャップごと固定。接着までされなくても軸は太くなり、抜け難くしました。が、この2点であの大きな脚部を支えるには重過ぎるのか、抜ける時はあっさり抜けます(抜けた)

パチ組み状態で可動させると脚がスポスポ抜けたので、接続軸に接着剤を塗りポリキャップごと固定。接着までされなくても軸は太くなり、抜け難くしました。
が、この2点であの大きな脚部を支えるには重過ぎるのか、抜ける時はあっさり抜けます(抜けた)

ブレードアンテナは個人的に長過ぎに感じたのと、近距離高速戦における空気摩擦等を考慮して短く。矢印の先にあるモールドに沿って切断し、バランス調整で更に短くしました。モノアイはシールじゃなく塗装しています。

ブレードアンテナは個人的に長過ぎに感じたのと、近距離高速戦における空気摩擦等を考慮して短く。矢印の先にあるモールドに沿って切断し、バランス調整で更に短くしました。
モノアイはシールじゃなく塗装しています。

「M.S.G ディテールカバーA」を用い、使わない3mm穴をフタやリベットで埋めて強度UP.いずれも改造と言うより小加工や一部変更の域ですね。

「M.S.G ディテールカバーA」を用い、使わない3mm穴をフタやリベットで埋めて強度UP.
いずれも改造と言うより小加工や一部変更の域ですね。

高速機動もーど経年劣化の影響もあるのか元からなのか、両脚が自重で下がって来て若干ポージング大変でした。足首が分解できない構造なため直接塗り分け。足裏はスラスター部の金以外だと外縁を筆先で塗ったのみで、グレーが成形色です(KPSパーツ)塗装前には問題なかった左腕が完成直前に重量過多で保持されなくなったのですが、塗膜による重さ増加ではなく右腕は問題なかったので、BJ受けのポリキャップに接着剤を薄く塗り乾燥させて膜を作ってから取り付けています。

高速機動もーど
経年劣化の影響もあるのか元からなのか、両脚が自重で下がって来て若干ポージング大変でした。
足首が分解できない構造なため直接塗り分け。足裏はスラスター部の金以外だと外縁を筆先で塗ったのみで、グレーが成形色です(KPSパーツ)

塗装前には問題なかった左腕が完成直前に重量過多で保持されなくなったのですが、塗膜による重さ増加ではなく右腕は問題なかったので、BJ受けのポリキャップに接着剤を薄く塗り乾燥させて膜を作ってから取り付けています。

今回の塗料。史実でだと「黒装束は本来ありえない色」「近代以降に作られたもの」な説から、黒ではなく黒に限りなく近い灰色のガイアノーツ075ニュートラルグレーⅤを使用。過去作でも大体同じ事やっていて特に新しくもなかったり。蛍光ピンクは既に使い切ってしまい、通常のピンク。隠密行動がメインな忍者MSというわけでもなく、ブライトカラーも普通に使いました。遠目からならほぼドムにしか見えないような視界錯覚も忍術的な要素として盛り込んだものの、言ってしまえば一般的なイメージで作らず「いつものありきたりな独自解釈を交えた」マニアックな忍者表現作品で御座います。隠密的な行動だけが忍ぶ術ではない考え。今までに25作も作ってきた割にどれも殆ど変わり映えない気がしますね。しかしそれもまた一興で、まだまだ謎多き忍者の世界はいとをかし。

今回の塗料。
史実でだと「黒装束は本来ありえない色」「近代以降に作られたもの」な説から、黒ではなく黒に限りなく近い灰色のガイアノーツ075ニュートラルグレーⅤを使用。過去作でも大体同じ事やっていて特に新しくもなかったり。蛍光ピンクは既に使い切ってしまい、通常のピンク。
隠密行動がメインな忍者MSというわけでもなく、ブライトカラーも普通に使いました。

遠目からならほぼドムにしか見えないような視界錯覚も忍術的な要素として盛り込んだものの、言ってしまえば一般的なイメージで作らず「いつものありきたりな独自解釈を交えた」マニアックな忍者表現作品で御座います。隠密的な行動だけが忍ぶ術ではない考え。
今までに25作も作ってきた割にどれも殆ど変わり映えない気がしますね。しかしそれもまた一興で、まだまだ謎多き忍者の世界はいとをかし。

史実要素に独自解釈を混ぜた フィクションです(いつもの)

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