HG MS-06F ドズル・ザビ専用ザクII

最初は、ただ単にリバイブ版ザクとはどんなものか、と思って手を出したのですが、普通のザクに仕上げるのもつまらないと思って、MSVの一つのドズルザクに挑戦してみました。ドズルザクは、式典用だとも聞いたことがあるので、形だけザクならばそれでいいと割り切りました。なのでモノアイはシールです。

エングレービングは、デコレーションシールですが、粘着力が弱くて局面に馴染まないのと、適当なデザインのシールを買ったが為に、なかなかうまい模様にならず、苦労しました。クリアレジンで無理やり封じ込めたりしましたので、汚くなり、段々と仕上げのやる気がなくなりました。

塗装はパール塗装の上にクリアを吹きっぱなしにしたものです。もう少し気に入ったキットだったら、元カーモデラーの血が騒ぎ、研ぎ出しまでしたかったところです。

しかし、このキットは個人的には苦手なところが多く、エングレービングやシンナー風呂のトラブルなど、トラブル続きからテンションが下がり、完成だけを目標にすることにして、余計なことはやめました。

肩のトゲや手の甲のトゲは、移植や複製をしました。アンテナは真ん中にくぼみができるように削りましたが、雑な仕上がりになってしまいました。

製作途中は色々なトラブルに見舞われました。仮組状態のままボディ塗装をした後、黒くするパーツだけ外して塗り直すため、シンナー風呂に入れました。間違えてラピッドシンナーで洗ってまい、両足のスリッパとか足首の付け根とか、いくつかのパーツが溶け出してベタベタになってしまいました。焦って救出し、ヤスリがけで誤魔化しはしたものの、右足の足首は可動部分が捻じ切れました。その為、右足はすねから上を単に乗せてあるだけで、本当に式典用のハリボテのザクになってしまいました。

ジャイアントヒートホークは、スクラッチで一つ製作したのですが、結果的にMGのランバラル専用ザクIの武器を複製して使いました。今は手に入りづらい貴重な資源なのと、今後も別のキットで使用したいと思っていますので、いくつか複製してストックしました。

可動重視のキットなので、素立ちポーズはイマイチ決まりません。でも、ひじのガワラ曲げができる数少ないキットなので、そこはポージングに取り入れてみました。

デカい斧を肩に担いでるのは、イカツいですね。黒い三連星のオルテガよりもガラが悪いです。

最初はこんな感じでした。たまたま入った店で、パーツのバラ売りをしていたので、スパイクアーマーが２つになったことで、ドズルザクにしてみるか、と思い始めました。この先にいろんな試練が待っていようとは、この時は思いもしませんでした。それでもなんとか完成させることができてよかったです。