様々な形態になる自由のMSことガンダムリベロの紹介、第3弾。
『イクシードファイター』と『イクシードレッグアーマー』を装着したことでスピードが飛躍的に向上した形態。
そして、今回はもう一つの形態も紹介します。
ノーマル時、イクシードファイターとの合体で戦闘機に可変は可能。イクシードレッグアーマー無しでの姿は『ファイターリベロ』と呼ぶ。
『イクシードリベロ』
大型スラスターユニットを増設しているパーツを装着することでリベロは機動性と加速性を飛躍的に向上させる。それが『イクシードリベロ』なのだ。ユニットパーツはMAクラスの推進力を付与しており、これにより空中や宇宙空間、更には水中戦ですら得意とすることになった。
また、『GNフィールド』による防御も可能。それを利用して大気圏突入もできる。
主に使える武装は前にも紹介した『GNソードライフル』、『GNキャノン』、『ミサイルポット』、『ガトリング砲』、『テイルビームライフル』、更には『ロングライフル』の装着で使用可能。
この形態で使用できるシステムは00系のガンダムに備わっている『トランザムシステム』で、システムの発動によりパワーと機動力を更に向上させる。
さて、今回はもう一つの形態を紹介するのですが…その前に。
〜ここで『機動時空転移 ガンダムリベロ』のストーリー、第3話に〜
前回、宇宙世紀の世界からニノ・ニノマエとその従姉妹のカナを救出したX(クロス)はアジトである船に2人を乗せ、新たなメンバーとして迎え入れた。
メンバーである女海賊に2人は自己紹介する。
「ニノ・ニノマエです。そして、この子は…」
「カナです♪宜しく!」
「アタシはこの船のキャプテン『キュリア』、宜しくな?」
『キュリア』と名乗る女海賊はX(クロス)と一緒にニノとカナに説明する。
まず、皆がいる船の名は『トラベラーズ』。時空の狭間を移動、更にはMSの転移ができる時空転移戦艦。X(クロス)が率いる組織『クロストラベラー』にとって必要不可欠な戦艦でもある。
そんな『クロストラベラー』の目的はただ一つ。ガンダムが関わる世界で起きている現象を止めること。その現象とは、それぞれの世界に存在しないMSや兵器が現れるというモノ。ニノ達が住む『宇宙世紀』に現れたグレイズアインもその一つで、別の宇宙と重なった意味も込めてなのかX(クロス)達はこれを『マルチバース』と呼んでいる。しかし、それらのモノは全て本物ではないらしい…。
「『マルチバース』で現れたMSは本物そっくりにコピーされたモノだ。現れた機体は本来の世界・歴史を確認しても、その機体が戦闘中に消えたということは全く起きていない」
「つまり、何らかの原因でコピーされた機体が別の世界に現れた…ということですか?」
「それらのモノを我々は『コピーズ』と呼んでいる。マルチバースによって生まれたモノなのかは未だ調査中だが、おそらくこの現象は人為的による可能性を考慮している」
X(クロス)とニノが会話していると、ここで部屋全体にアラームが鳴り響く。またしてもマルチバースが発生したようだ。
「『C.E.(コズミック・イラ)』だぜ、リーダー。時代はメサイア攻防戦の後で、場所はオーブ近海」
「空中戦に相応しい舞台だ。リベロの形態は『イクシードリベロ』に変形して出撃する」
発進準備をするX(クロス)に、ニノはあるお願いをする。
「私も行かせてくれませんか?」
「ニノ姉ちゃん?」
ニノの出撃に、カナは不安そうな顔を見せる。
それもそのはず、先程宇宙世紀での戦いで彼女は絶体絶命だったのだから。それに彼女が搭乗できるMSは宇宙世紀から持ってきた彼女のザクだけで、そのザクには空中戦使用のオプションすら無い。
そんな彼女にX(クロス)は思いもしない返事を出す。
「良いだろう。リベロの着脱可能の『イクシードファイター』を搭乗してくれ」
「リーダー、良いのか?」
何も答えないリーダーに何かを感じ取ったキュリアは納得し、ニノの出撃を許可。ちなみに、イクシードファイターは遠隔操作できる無人機なのだが、作戦によっては有人機にもなれるのだ。
そんな2人は準備を終え、出撃する。
C.E.の世界にーーー
時間はマルチバースが起きる少し前の時間に来た2人。
X(クロス)のリベロ本体とイクシードレッグアーマー、そしてニノが搭乗するイクシードファイターは合体して戦闘機形態『イクシードリベロ』の姿で現在、オーブ近海付近を飛行中。
上から見える海にニノは語る。
「いつ見ても地球の海は綺麗ですね?違う世界ですが……」
「世界は違えど、変わらぬ景色はある。いつこのような景色を見れるかは分からない。我々はその戦いをしている。見えるモノは見える内に見た方がいい」
「もしかして、それを教える為に私の同行を許したのですか?」
2人が会話していると、レーダーに接近してくる機影を確認。
この世界に現れた『コピーズ』と初めは警戒するも、実際に現れたのはこの世界の機体。白銀の可変MSだった。
「そこの戦闘機、聞こえているか?自分はオーブ軍の『アース・ザラン』。そちらの所属と官姓名を聞かせて貰いたい」
「『アスラン・ザラ』?まさか、こんな形で会えるとは……」
「いや、『アース』だ。『アース・ザラン』!…今日でもう43回目だ」
突如として現れたのは自称『アスラン・ザラの再来』と名乗るパイロット『アース・ザラン』と彼が乗るMS『II(セカンド)セイバー』。ちなみに、機体は『黄昏』と『東雲』の両方を装備した『II薄明(セカンドトワイライト)セイバー』である。
未確認機だということで警戒されたX(クロス)達がとった行動、それはまさかの行動だった。
「無視する」
「えぇ!?」
まさかの逃走。ニノだけでなく、相手のアースもびっくり。
空中での鬼ごっこが始まった。
「止まれ!そちらの目的は何だ?」
「……観光……」
「今思いついただろ!?正直に言わないのなら迎撃する!」
IIセイバーは東雲ストライカーによって、イクシードリベロの後を追うことができた。しかし、イクシードリベロの機動力が上だった。
「IIセイバーが追いつけない!?なんてスピードだ!」
「このまま逃げ切るか?いや、それとも……」
「管制塔、聞こえるか?こちら、IIセイバーのアース・ザラン。現在、未確認戦闘機がーーー」
「仲間は呼ばせない!!」
逃げていたイクシードリベロだが、ここで急ブレーキ。ある姿へと変貌する。
「変形した!?」
「『ストライドリベロ』が相手しよう」
今回紹介するもう一つの形態『ストライドリベロ』。マクロスで言うガウォーク形態です。戦闘機形態時に急ブレーキする時、または地面スレスレでのホバリング等を行う為の形態。特に、飛行形態からMSに変形する時間が長いことから中間に辺るこの形態が生まれた。武装は戦闘機形態と同等。『ストライド』は『大股で歩く』、『またがる』、『大股でまたぐ』等の意味。
別形態に変形するリベロの姿にアースはもちろん、ニノも驚きを隠せずにいた。
その時、互いのレーダーに大きな反応が出る。
「何だ!?」
「もしかして、『コピーズ』!?」
アースとニノが見た先に出現したモノ、それは信じられない大きさのMAだった。
「X(クロス)さん、あれは何ですか!?あのMAも別の世界のモノなんですか?」
「『パトゥーリア』、『A.W.(アフターウォー)』のMAだ」
C.E.にマルチバースが起き、出現したMA『パトゥーリア』。オーブ近海付近に現れた巨大なMAに彼らはどう戦うのであろうかーーー
最後に。リベロにイクシードファイター、イクシードレッグアーマーの装着で戦闘機形態による超加速のイクシードリベロ。レッグアーマーを違う位置、特に後ろの脚に装着しての形態もあります。むろん、ストライドリベロにも形態を変えることが可能。
リベロの形態はまだまだありますので、是非とも他の形態もご覧ください。
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どうも!初めまして。ただの通りすがりのガンダム好きです。
子供の頃からガンプラ作りを趣味にし、10年くらい前にはミキシングに目覚めました。プロというよりは素人程度の技術力ですが、どの作品にも出ていないオリジナリティ溢れるガンプラを少しずつですが投稿するつもりです。
宜しくお願いします。
ちなみに作品はSEED DESTINYが好きで、中学の時には『メモリー・カロウ』と名乗っていた時期がありました。当時は専用のザクを考えており、ストライクフリーダムと互角に渡り合えた…という妄想設定を考える程にガンダム好きでした。最近は『X(クロス)』という名前になったりしています。X(クロス)とメモリーは作品紹介で登場する予定でいますが、性格が違うことから全くの別人ということで承諾して頂くとありがたいです。
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