ガンダムリベロの形態、第7弾。
今回は狙撃形態の『ロビンスリベロ』を紹介します。
『ロビンスリベロ』
制限を掛けていた両肩のGNドライヴ『リベロユニットドライヴ』を展開することで制限解除し、更には頭部に索敵システム向上やレーダー探知範囲を拡大させる専用ヘッドアーマーを装着させた姿。狙撃以外に防御にも優れており、主に物理・実弾に対抗する形態でもある。主兵装は弓で、威力を上げる場合には片腕にネクサスアームが装着させる必要がある。
相手を確実に狙う光の矢を放つ…と、『ロビンフット』をイメージにした形態です。元々3番目に考えた形態で、『ロビン』と『スリー』と『リベロ』の単語を混ぜ合わせてこの『ロビンスリベロ』という名前になりました。
ヘッドアーマーは余っていたパーツを集めた自作です。普段はイクシードファイターの機首の裏に装備されており、頭部に装着する時は引っ掛ける形で装着します。
ザクIIIみたいに口の部分に『頭部ビームキャノン(または『顎部ビームキャノン』)』が搭載されてます。出力はあまり高くないです。
主な武器、特にこの形態で最大の特徴とも言えるのはオリジナルの弓武装『ロビンスアロー』である。分離すると、今までの紹介にもたびたび出た斧『ロビンホーク』として使えます。
この弓は遠距離にいる敵を高い命中率で狙撃でき、更に3つのモードチェンジがある。
一つは低エネルギーによる連射モード『ショットシューティング』。これは中距離向けの連射モードです。弓というよりボーガンっぽい使い方をします。
二つ目は命中率と威力を上げた『チャージシューティング』。ネクサスアームの装着が必要とされており、そのアームのパルマフィオキーナのビームをロビンスアローを通して発射。チャージにより発射するまでのタイムラグが発生してしまうが、より遠くの敵を狙撃可能としたモード。
そして、もう一つのモードは『ヒットシューティング』。ロビンホークの持つ部分はあらゆるビームを全て誘導ビームに変換させる特殊な装置となっており、アロー発射口付近に展開することでロックした敵を直撃するまで追いかけてしまう光の矢になる。相手は防ぐ、もしくはダブルオーの量子化のような瞬間移動で回避しなければならない。
こちらはAGEに登場したシドのビーム攻撃からヒントを得て、搭載したモノになります。
斧に弓、それ以外にもう一つの使い道があります。
それは盾、シールドです。使わない時は常時、胸部分に装着されており、普段から胸を守るモノになっている。このシールドの防御力は一番高い。ビームも防げるのですが、こちらは実弾や物理攻撃によって受けた振動・衝撃を吸収し、自らのエネルギーに変換することができます。ビームを吸収してエネルギーに変換する扇子武器『リベロファン』とは正反対とも言えるモノ。
ロビンスリベロはエネルギー問題が無い形態だが、他の形態に必要なエネルギーの回復を目的とした形態とも言える。
他にこの形態で使用可能の武装は『ロングライフル』、ネクサスアームに搭載された『ビームサーベル』と『パルマフィオキーナソード』。これらはあまり使わない設定です。
〜ここからストーリーに入ります〜
『機動時空転移 ガンダムリベロ』の第11話。Gセイバーのキリマンジャロ基地での戦い、いよいよ完結です。
突如として現れたティフォエウスガンダムはイクシードレイブンを召喚し、ギャザーロード隊のアルカとGセイバーのマーク、そして今回無断でリベロの操縦を行うニノを苦しめる。
特にニノはリベロの操縦があまりにも複雑で、反応速度もザクとは比べ物にならないぐらい違ったことで操縦がついていけず、ボロボロ状態に陥ってしまう。
絶対絶命かに思える中、通信でX(クロス)からの指示に従うことに。
彼女は言われたとおりにすると、リベロのサイドアーマーとして装着していたロビンホークが上に、その後に両肩のリベロユニットドライヴが90℃前に展開。
これで終わりかと思われたが、すぐ近くに落としていたイクシードファイターの機首の裏にずっと装着していたヘッドアーマーが頭部へと装着。
ガンダムリベロ、またしても新たな形態に。
『『ロビンスリベロ』、今の状況に相応しいリベロの隠された形態だ』
「また知らない形態!?リベロは一体、いくつ形態があるんですか?」
「まさか、X(クロス)じゃない?…どちらにしろ、リベロは今倒すわ!」
『RIN0087』と名乗る少女はパイロットがX(クロス)でないことに気づくが、ティフォエウスによる攻撃を再開。ライフルに滑腔砲を何度も連射して…。
だが、ロビンスリベロとなったリベロにそれらの攻撃は全く効かなかった。『何で!?』と相手は慌てふためくが、攻撃は全てロビンホークの部分に当たっていた為、攻撃が防がれていたのである。そればかりか、防いだ実弾の衝撃によりエネルギーが回復していた。
「くっ!ここは距離を取って……」
ティフォエウス、一度離れて遠距離射撃を中心に応戦する。
そんな中、ニノは通信で未だ連絡を取り続けるX(クロス)からの指示で、リベロの胸に展開したロビンホークと接続する部分を手に持たせる。
「この武器、もしかして……」
『『ロビンスアロー』、ビームの矢を放つ弓だ』
ニノは『ロビンスアロー』を使用し、ティフォエウスに向けて攻撃する。最初は威力の弱い連射モードの『ショットシューティング』。
だが、ティフォエウスは簡単にシールドで防ぐ。
「その程度なのかしら?」
『次のモードに移行。ここからはネクサスアームが必要だ』
X(クロス)がそう言うと、リベロの上にネクサスアーム(右腕)が転送された。
右腕を装着したリベロは再びロビンスアローを使用すると、ネクサスアームの掌の『パルマフィオキーナ』のビームがロビンスアローを通して放つモード『チャージシューティング』に。ビームがある程度チャージして溜まったところで、ロビンスアローから強力なビームが放たれる。
しかし、ビームは違う方向に放たれた。
「一体、どこを狙ってーーー」
『RIN0087』が言いかけたところで後ろから攻撃が当たった。滑腔砲の片方が破壊される。
イクシードレイブンと戦うジムとGセイバーによる援護射撃か?と思われたが、2機は未だイクシードレイブンとの戦いに集中していた。
「今の攻撃は一体……あっ!!」
ロビンスリベロの攻撃が直撃コースだった為、慌てて交わす。と、ここで交わしたはずのビームが向きを変え、ティフォエウスに向かって飛んできた。
また交わすティフォエウスだが、そのビームはティフォエウスを追うかのような動きで追い続ける。
「何よ、これ!?誘導ビーム?」
『『ヒットシューティング』、当たるまで追い続ける光の矢だ』
と、X(クロス)が説明している一方でニノは『ヒットシューティング』モードのロビンスアローを再び放つ。続けて放つのにタイムラグがあるが、そのまま連続でティフォエウスに向けて誘導ビームを撃ちまくる。
優勢と思われたティフォエウスは追い込まれ、全方位からのオールレンジ攻撃に絶対絶命。
「て、撤退するわ!!」
『RIN0087』のティフォエウス、突如として姿を消した。
この戦いに協力していたG:ユニバースのサクラは『ブレイクアウトを確認』と語る。
『あの女の子、サクラみたいな名前だったけど……何者かしら?』
『えーっと、『RIN0087』って名乗ってたね?』
「……りん?おお…はな?『リン・オオハナ』さんと呼びませんか?」
ユノとサクラの会話に入るニノ、謎の少女の名を『リン・オオハナ』と勝手に改名。2人もその名前を採用し、そう呼ぶように。
そんな中、小隊長達が相手にしていたイクシードレイブンもティフォエウスの後に続くかのようにその場から突如として姿を消した…。
こうして、この世界での戦いはようやく終わったのだ。
「お疲れ、終わりのようだ」
「小隊長さん、ありがとうございました。そしてマークさんも……」
アルカとニノは共に戦ってくれたマーク・カランのGセイバーに振り向く。
マークは元々、この場にはいない存在。そんな彼にアルカは少しアドバイスとなる言葉を送る。
「マーク・カラン、今のアナタに残された道は戦うという選択肢しかない。守る為にも、世界の為にも…、何より自分の為にも戦ってくれ」
「小隊長、何の話をしている?」
「いずれ分かることだ。自分の世界…いや、時代に戻ったらな。アナタのことを想ってくれる人は必ずいる。その人の為にも戦えーーー」
と、ここでマークのGセイバーも役目が終わったかのようにその場から姿を消した。
ブレイクアウト、元の時代に帰っていった。今いる時代から一年前の時代に……。
その場に残されたのはアルカのジムとニノが操縦するロビンスリベロのみ。
2人は互いのMSを見ながら話す。
「君はX(クロス)に救われたと聞いたが、元の世界に帰りたいとは思わないのか?」
「帰りたいとは思ってません。あの人がいなかったら、私やカナも死んでいました……。私、あの人に恩返しがしたいんです」
「信用しているのか?あの男に?」
「そうですが……何か?」
「いや……」
意味深な言葉を残すアルカのジムもそのままブレイクアウトした。
一人残されるニノに、再びX(クロス)からの通信で撤退するよう指示が出た。
ニノもその世界から去り、そのまま時空の狭間を航行するトラベラーズに帰還したーーー
ーーーニノは帰還した後、リベロを無断出撃及び中破した件で一週間の独房行きとなってしまう。
リーダーのX(クロス)は怒っていないが、キャプテンのキュリアが大激怒していたのは言うまでもない。
「リベロはクロストラベラーにとって重要なガンダムだ!それを勝手に使い、ボロボロにしたなんて…一体何考えているんだ!?」
「…ごめんなさい…」
「本来ならアンタをぶん殴るところだが、リーダーに暴力を振るうなって釘を刺されている。殴らない代わりに一週間反省してろ!良いなっ!」
独房に入れられたニノにそう怒鳴るキュリアはその場を去り、自分の仕事に戻っていった。
キュリアがいなくなった後、その場にメモリーとカナが姿を現す。
メモリーは自分の言葉のせいでこうなってしまったと彼女に頭を下げて謝り、彼女も今回の件で迷惑かけたと謝る。
傍にいたカナは彼女を励まそうと、こっそり持ってきたパンを渡した。
「ありがとうございます」
「リベロはしばらく修理期間に入る。徹夜をしたとして、一週間ぐらい掛かるかもな」
「ごめんなさい、私のせいで……。X(クロス)さんにもちゃんと謝らないといけませんね?」
「あっ!リーダーだけど、あの状態のリベロで出掛けたみたいだ。あのキリマンジャロ基地で少し気になることがあるって言って……」
「あの状態のリベロで!?それで、気になることとは一体?」
ニノは首を傾げながら聞くが、それはメモリーにも知らなかったーーー
ーーーその頃、またしても宇宙世紀0224年のキリマンジャロ基地。
ボロボロのリベロは動かすだけで精一杯の状態で、X(クロス)は今回の戦闘の調査を行なっていた。
何も出ないと思われたが、基地のMWの開発データに気になるモノが残されていた。
「やはり、コピーズの正体は……。だが、まだピースが足りない。確証を得る為には残りのピースを集める必要がある。ピースの一つはおそらく……宇宙世紀、海賊の時代」
X(クロス)は少しずつ確証を得ていた。コピーズ……いや、敵の正体に。
果たして、コピーズとは何なのか?目的は?そして、なぜX(クロス)はいろいろと知っているのか?
まだ謎が残るばかりだが、確実に真実に近づいていたーーー
『機動時空転移 ガンダムリベロ 第11話:キリマンジャロの戦い-後編②-』
と、ストーリーはここまで。
結局、マルチバースやコピーズの謎は残ったままになってしまいました。それどころか、主役のX(クロス)にも謎が深まってしまいました。彼が何者で、何の目的でクロストラベラーの活動をしているのか。
こんな展開になりましたが、少しずつ明かしていくつもりです。
この形態で主に使うシステムですが、リベロユニットドライヴの制限を解除したことで『ヴォワチュール・リュミエール』の使用は当たり前ですが、この形態での使用するシステムは『ミラージュコロイド』という設定です。
デスティニーのウイングから散布されるミラージュコロイドを切り替えで通常のミラージュコロイドとして使用できる設定にしました。なので、姿を消しての狙撃ができます。
では、今回はここまで!
前回にも言いましたが、劇場版SEEDに向けて記念すべきガンプラの制作を頑張ります!!
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どうも!初めまして。ただの通りすがりのガンダム好きです。
子供の頃からガンプラ作りを趣味にし、10年くらい前にはミキシングに目覚めました。プロというよりは素人程度の技術力ですが、どの作品にも出ていないオリジナリティ溢れるガンプラを少しずつですが投稿するつもりです。
宜しくお願いします。
ちなみに作品はSEED DESTINYが好きで、中学の時には『メモリー・カロウ』と名乗っていた時期がありました。当時は専用のザクを考えており、ストライクフリーダムと互角に渡り合えた…という妄想設定を考える程にガンダム好きでした。最近は『X(クロス)』という名前になったりしています。X(クロス)とメモリーは作品紹介で登場する予定でいますが、性格が違うことから全くの別人ということで承諾して頂くとありがたいです。
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