全ての繋がり　『ネクサスリベロ』

『ネクサスリベロ』

ノーマルのリベロにエネルギータンク内蔵のアーム『ネクサスアーム』を装着したことでパワーが上昇し、エネルギーも倍増。その姿は『ネクサスリベロ』と呼ばれ、『繋がり』や『連鎖』を意味する。他の形態に変形する為にも必要不可欠なモノで、アームを失っても他の形態に変形は可能だが、その場合はパワー不足になり、エネルギーの消費も激しくなる。ネクサスアームは基本形態の向上になるアームでもある。

追加武装で使用可能になったのはアームに内蔵された『ビームサーベル』と『パルマフィオキーナビーム砲』。

前回紹介できなかったのですが、リベロの脚もイージスナイトのモノを使っていて、つま先からビームサーベルを出すことができます。

更に、パルマフィオキーナはPS2のあるゲームのデスティニーガンダムみたいに中距離・遠距離兵器として使え、しかも高出力のビームサーベルとしても使えます。そのパルマフィオキーナのサーベル形態は『パルマフィオキーナソード』と命名しました。

ネクサスリベロは見ての通り、ビームサーベルによる接近戦が得意とします。なので、ビームサーベルを6刀流で戦うこともできます。ちなみに、機動性はノーマルと変わりません。

背面のウイングだが、システム等の制限により横に90度展開することができない。しかし、その状態でウイングの羽の展開ができ、ノーマル時と同じでヴォワチュール・リュミエールが使える。更にデスティニーと同じ残像を出せるようミラージュコロイドをウイングから散布できる。

〜ここでストーリー『機動時空転移 ガンダムリベロ』の第2話〜

宇宙世紀0079年、地球に移住したスペースノイドが暮らすとある町。そこに地球連邦がMSを使って住民を殺戮しようと襲撃にやって来た。だが、突如として現れた一機のMSの出現に町の人間はおろか、地球連邦軍ですら混乱状態に…。

なぜなら、そのMSはこの世界には存在しない大型のMSなのだから。

『この戦いをもって、罪深き存在に鉄槌を！！』

町を破壊し、逃げ惑う人達を軍人だろうが民間人だろうが構わずに破壊を続ける『グレイズアイン』。そもそも、なぜこのMSが宇宙世紀の世界に？

何も知らない者達、特に地球連邦は用いたMSで応戦するも暴走状態のグレイズアインに歯も立たず、連邦のMS部隊をあっという間に全滅。

そんな中、町で唯一MSを所持する一人の少女がザクで出現。

「もう誰も死なせません！！」

彼女の名は『ニノ・ニノマエ』、１６歳。しっかり者でお人好しの優しい少女。従姉妹の女の子『カナ（７歳）』と一緒に暮らす彼女は町で暴れるグレイズアインを止めようとするが、結果は言わなくても分かるだろう……。

このままでは、彼女も殺されてしまう。無論、カナも…。

『その身にこびりついた罪の穢れ、死をもって贖うといい！！』

「誰か…助けて！」

自分の無力さに思わず涙を流す彼女。戦える者は誰一人いない中、彼女はとっさに助けを求める。

そんな彼女のザクの前に、それはやって来るーーー

「後は任せろ」

グレイズアインと同じく、突如として現れたのはX（クロス）が駆る自由のMSガンダムリベロ。

グレイズアインと一対一の戦いをする雰囲気の中、リベロの上空を浮遊するイクシードアーマーから２つのアーマーが射出。射出された銀色のアーマーはリベロの両腕に装着すると、その腕からビームサーベルが出現。

対するグレイズアインも大型アックスを構える。

「やはり、『マルチバース』が発生しているか」

「ガンダム・フレームの機体と言えども、完全な阿頼耶識の姿の私には、敵ではない！」

「確かに、このガンダムにも阿頼耶識があるが…分かるモノなのか？さすが、完全なる阿頼耶識だな」

2人はとうとう対決。

互いに武器を振るう２機のMS。ザクのコックピットから戦いを見守るニノはX（クロス）のリベロの戦いに注目。

グレイズアインと互角に渡り合える彼の姿に心を奪われていた。

そして……

「クランク二尉！ボードウィン特務三佐！私は、私の正しーーー」

ナノラミネートアーマーのMS相手に相性の悪いビーム兵器で戦ったリベロは装甲の隙間を中心に狙い続けた。フレームそのものはビームに耐えられないということを知っていたX（クロス）は相手を追い込み、決め技としてネクサスリベロの武装『パルマフィオキーナ』でグレイズアインを撃破に成功した。

「助けてくれたこと、心から感謝します。それよりも、一体これは何ですか？あのMSは連邦のモノでも、ジオンのモノでもないかと。それにアナタはあのMSと戦う前、『マルチバース』と言っていましたが……」

「それを知ったら、お前はこの時代…いや、この世界での生活すら戻らなくなる。その覚悟はあるか？」

「構いません！アナタがいなかったら、私やカナは既に死んでいたんですから」

「ならば、我らと共に『真実』を知れ。我が名はX（クロス）、『クロストラベラー』のX（クロス）」

「クロス……トラベラー……？」

宇宙世紀に存在しないグレイズアインの出現に、X（クロス）が口にする『マルチバース』と『クロストラベラー』とは一体…。

彼に救われたニノとカナは知ることとなる。この世界…いや、全てのガンダムの世界に起きている現象をーーー

ストーリーにも出ましたが、ネクサスアームは普段イクシードレッグアーマーの中に入っています。必要な時には、そこからネクサスアームが射出。そのままリベロの腕に装着する…という設定になります。

このアームはイージスナイトのモノを使用し、ハンドパーツはデスティニーのモノを使っています。

デスティニーのハンドパーツだということで、ビームシールドもちゃんと使えます。まあ、レギルスのシールドもあって、レギルスビットでバリアも作れるのであっても無くても変わらないんですけどね…。

ネクサスアームがなぜ銀色なのか？そう思った方もいるかとは思いますが、ウルトラマンから頂きました。意味も『繋がり』なので、ちょうどいいと思って、この色にしました。

最後に。レギルスの上半身を使っているこの作品ですが、腕と接続する為の肩のパーツは旧HGのインパルスのモノを使っています。知らないかとは思いますが、少しヤスリ等で削るとインパルスのパーツがピッタリ入るのです。自分は外れないように接着剤で固定しました。レギルスをベースに改造ガンプラ、もしくはミキシング機体を考えている方は是非とも試して頂きたいです。

それでは、次回も宜しくお願いします！