「リベロは自分の為だけでなく、味方の為にも存在するガンダムだ!」
ガンダムリベロの形態、第9弾。
以前、ガンダムリベロの総集編を公開した際にコックピットである『レギルスコア・ファイター』の紹介・説明をしました。今回はそのコックピット部分が分離した際、残されたパーツによる3形態について紹介しようと思います。
リベロの隠されたギミックがまたしても明かされるーーー
コックピットであるコアが無くなったユニットですが、実は遠隔操作で動かせます。コアからもできますが、ほとんどがイクシードファイターからの操作で様々なことにユニットを戦線に出せることが可能に。作戦によって分散する際、コアと分離することもリベロの戦い方の一つ。
では、実際にコア無しによる形態を3つ紹介します。
最初は4足による獣形態『ビーストリベロ』
ガイアガンダムのように四足獣のMAに変形した形態。イクシードファイターとの合体が必要で、武装は主にイクシードファイターに装備されたモノなら使用できる。
続いては拘束、物資を運ぶ等を目的としたクロー形態『クローリベロ』
形態というよりモード?に入るかもしれません。こちらはイクシードファイターとのレーザー通信により機体を引き上げるというモノ。宇宙や水中、特に深海から目標を捕獲する際に適した作業向けの形態。念の為、クローの部分(脚のつま先)からビームサーベルを出すことができる。また、中心部のビームバスターの発射もでき、敵を掴んだ状態での零距離射撃も可能。
いわば、クレーンゲームですね。こちらもイクシードファイターが必要になります。
そんな『クローリベロ』ですが、イクシードファイターと分離して他MSの腕に装着することで大型クローとしても使えるだけでなく、相手を殴りつける巨大な手としても使える。
『クローリベロ』とあと一つ紹介する形態ですが、普段装備している武器『ロビンスアロー』を外す必要があります。
その武器を普段ハメる穴ですが、これから語る形態に必要な穴になります。
今回最後の紹介となる形態ですが、ストーリー内で出そうと思います。是非ともお付き合い下さい。
〜ここからストーリーに入ります〜
前回までのあらすじ。
宇宙世紀136年。宇宙海賊『クロスボーンバンガード』が伝説のニュータイプの人工知能を搭載した木星のガンダム『アマクサ』と戦っている陰で、クロストラベラーがコピーズと戦闘に入っていた。
アースが駆るスペランツァジャスティスは五飛のアルトロン(ナタク)ガンダムとアムロが搭乗するアマクサを相手に、新型支援機『キルトリアW-ウェポン-』と共に戦う。
その一方で、別の場所で戦うギャザーロード隊のアルカはあるMSと戦っていたーーー
「アルカ小隊長!アナタはここで終わりよ!」
「ティフォエウス…、『リン・オオハナ』か」
アルカが戦うのは、宇宙世紀224年のキリマンジャロでの戦闘で現れたMS・ティフォエウス。そして、パイロットは謎の女性ことリン・オオハナ。
彼女は『RIN0087』と名を否定する。それもそうだ、前回の戦闘の後にニノが彼女の名前をそう名付けてしまったのだから…。
G:ユニバースのサクラとどことなく似た彼女にアルカはいろいろ質問する。
「俺達がコピーズと呼んでいる存在について聞きたい。コピーズの目的は何だ?」
「敵である私が教えるとでも?」
「なら、強引に教えて貰うまでだ!」
「私達の秘密をそう簡単に話せる訳にはいかないわ!!」
そう語るリンだったが、彼女はつい口を滑らせた。
『私達』と…。
(やはり、コピーズは組織……あるいは団体で動く集団の可能性がある。だが、どうやって各世界のMSやパイロットを生み出し、マルチバースを起こしているのかが不明だ。
転生者のアイツはコピーズの正体に気づいていた。そして、妨害するかのように現れるようになったリン・オオハナ。何らかの因果関係があるのか……?)
アルカは戦いながら、コピーズの正体に迫っていた。
そんな中、リンのティフォエウスに新たな動きが……。
突如としてその場に現れた大型ユニットがティフォエウスと合体、真の姿を晒した。
「これこそ、ティフォエウスガンダムの本当の姿!!」
「『ティフォエウスガンダム・キメラ』か」
転生者であるX(クロス)から事前にティフォエウスの情報を得ていたアルカ。
だが、彼が駆るGRガンダムの今の装備では火力が十分に足りない。
その時、ようやく彼がやってきた。
「すまない、遅くなった」
「遅かったな……って、何だ?いつものリベロじゃない?」
「『ビーストリベロ』だ。コアは調整中で、今回はイクシードファイターでの操縦だ」
近くを漂うデブリの岩の一つの上にリベロが姿を現す。
アルカ達の前に現れたのは初めて見せるリベロの別形態『ビーストリベロ』。またしてもリベロの新たな姿が一つ明かされた瞬間であった…。
「X(クロス)ね?直接会うのは初めてかしら?」
「RIN0087改めリン・オオハナ。直接…というのは些か間違いだろう。なぜなら、我々は互いのMSのコックピットから話し合いをしているだけ。普通はコックピットから降りて会うというのが直接会うと言えるーーー」
「正論はいいわよ!とにかく、アナタは私が倒す!!」
「……何で?」
「そう命令されたからよ!」
「誰から?」
「あのお方、『トロス様』から……アッ!!」
相手をわざとイラだたせ、更には自白に追い込んだX(クロス)。
敵の正体はまだ不明だが、黒幕の正体に辿り着いた。
「『トロス』?聞いたことの無い名前だが、お前は知っているか?」
「………」
「X(クロス)?」
「よくも私にあの方の名を!!」
『トロス』という名に何かを気づいたX(クロス)。急に黙り込む彼にリンのティフォエウスガンダム・キメラは攻撃を仕掛ける。
ここでイクシードファイター、煙幕のミサイルを発射。相手の視界を奪う。
「今のうちに合体するぞ、小隊長」
「が、合体だと!?」
GRガンダムとリベロがまさかの合体。
アルカのGRガンダムの後ろからビーストリベロが接近し、そのまま背面に装着。リベロは新たな姿を見せる。
ここで3つ目の形態を紹介。
他MSと合体する大型兵装ユニット形態『アームズリベロ』
00の『GNアームズ』みたいに他MSと合体することで、合体したMSを強化する大型ユニットとしての形態。GNフィールドの展開が可能で、更には『レギルスシールド』装着で胞子ビットによるバリア展開で防御力を強化することができる。『GNキャノン』等による砲撃、『GNソードライフル』によるクローや本来の腕兼脚からは『ビームサーベル』といった近接戦闘の使用も可能。機動性、防御、パワーはどれも優れており、どんなMSにも装着可能。
こちらはジョイントパーツが必要で、ロビンスアローを差し込む穴にハメるのが大事になります。上の説明で言っていたのはこのことです。
スタンドを用意しての撮影になりましたが、高さが足りなかった為、近くにあったドライバーのケースを使っての撮影となりました。気にしないで下さい。
ストーリーに戻ります。
GRガンダムとアームズリベロとの合体にリンは驚く。
それもそのはず、ティフォエウスガンダム・キメラみたいに大型ユニットと合体したのだから……。
「そんな!そっちも合体したの!?」
「リベロは自分の為だけでなく、味方の為にも存在するガンダムだ!」
「単機による様々な変形。それらは全て自機の為にあると思っていたが、これを見る限りリベロは味方の支援にも優れている。ガンダムリベロ、一体どれ程の姿を隠し持っているんだ?」
「ティフォエウスガンダム・キメラは確かに強力だが、機動性はこっちが有利だ。操縦は任せる、小隊長!」
「感謝する!」
アルカの操縦で、アームズリベロと合体したGRガンダムが動く。
リンは様々な攻撃を放つが、アームズリベロから展開されるGNフィールドにより全て防がれる。
そして……
「これで決めるぞ!!」
GRガンダム+アームズリベロは近距離でフルバーストによる一斉射撃を放つ。近距離ということもあり、ビームサーベルも出す。
これにより、ティフォエウスガンダム・キメラのユニット部分『クタン双竜型』が破壊された。
「私のティフォエウスガンダムが…、キメラが……!!」
決着がついた。リンはすぐさま撤退しようとその場を離れようとしたが、ここでGRガンダムと合体していたアームズリベロは分離。
更にイクシードファイターからユニットが分離。ティフォエウス目掛けて接近し、クローを展開。クローリベロとして、ティフォエウスを捕らえることに成功した。
「一緒に来て貰おうか」
「あーぁ、捕まっちゃったか…。それにしても、女の子にいきなり抱きつくなんて最低な男ね?」
「確かに抱きつくという言い方は正しいかもしれないが、これはMSにしたということだ。パイロットが女性であっても、直接的にはMSでMSを捕らえたと言えるーーー」
「だから、正論はいいって!!何なの?」
こうして、この世界での戦いが終わった。
別の場所で戦っていたアースのスペランツァジャスティスと支援に向かったカナのキルトリアWは無事を確認。なんでも、戦っていたコピーズはトドメを刺す前に突如として消えたとのこと。撤退か、もしくは何者かによって消されたのか……。
しかし、成果が出たというのは言うまでもない。今回、初めて敵の一人を捕らえることに成功したのだから…。
「まずは組織について教えてくれ……と言いたいが、大体は想像できる。まさか、トロスが『アレ』でコピーズを生み出していたとはな」
「どうして『夢幻蝶』を知って…!?もしかして、『歴史革命団』のことを前から!」
「なるほど、『夢幻蝶』と『歴史革命団』か。いろいろと答えてくれてありがとう」
カマをかけたX(クロス)に、リンは『しまった!』とまたしても自白してしまったことに反省する。
おかげでコピーズを生み出す組織が『歴史革命団』と判明。また、彼女が口にした『夢幻蝶』という言葉にX(クロス)は確信した。コピーズを生み出した方法を……。
(やはり、あのMSがコピーズを?だが、あれは転生する前にペーパープランのまま製作していないはずだ。こっちでは完成してることなのかな?)
思い当たるMSだと自分に言い聞かせるX(クロス)。
今回は大きな収穫だった為、その後についてアルカと相談。リンをトラベラーズに連れ、いろいろ情報を聞き出すと説明。
と、ここでレーダーに反応。
またしてもコピーズ?誰もがそう思ったが、それは誰も見たことも無いMSだったーーー
「ーーーこの世界は宇宙世紀か?」
現れたMSは一体……?
そして、遂に明らかとなった『歴史革命団』という組織。
果たして、物語はどう進むのだろうか……。
『機動時空転移 ガンダムリベロ 第16話:正体-後編-』
と、ストーリーはここまで。
遂に敵の名前が明らかになりました。
『歴史革命団』、あたかも歴史を変えるであろう組織名ですが……その通りです。また、『トロス』という敵のボスの名前や『夢幻蝶』という単語が出ましたが……これらはストーリーが進むにつれ出てくる予定です。
あと、ストーリーにあのガンダムが登場。どうしてここに?と気になるかもしれませんが、次の投稿で説明する予定でいます。なので、次の投稿までのお楽しみに。
ストーリーで使わなかった画像。
GRガンダムの腕にリベロがクローとして装着したモノ。とにかく大きいです。
では、今回はここまで。
リベロの形態はまだありますので、次の形態を楽しみにして待っていて下さい。
それでは、次回も宜しくお願いします!
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どうも!初めまして。ただの通りすがりのガンダム好きです。
子供の頃からガンプラ作りを趣味にし、10年くらい前にはミキシングに目覚めました。プロというよりは素人程度の技術力ですが、どの作品にも出ていないオリジナリティ溢れるガンプラを少しずつですが投稿するつもりです。
宜しくお願いします。
ちなみに作品はSEED DESTINYが好きで、中学の時には『メモリー・カロウ』と名乗っていた時期がありました。当時は専用のザクを考えており、ストライクフリーダムと互角に渡り合えた…という妄想設定を考える程にガンダム好きでした。最近は『X(クロス)』という名前になったりしています。X(クロス)とメモリーは作品紹介で登場する予定でいますが、性格が違うことから全くの別人ということで承諾して頂くとありがたいです。
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