HGケンプファー プロポーション改造

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HGケンプファーをプロポーション改善を中心に、イメージに合うよう手直し。パトレイバー体形に近付けるべく、胴体延長、大腿延長という手法を取らず、脛延長と靴底上げで設定(というか自分の中のイメージ)に近付けた。

ケンプファーと言えば、やはりホバー移動のシーン、ショットガンを正面に構えて地面スレスレを滑空する場面。

ケンプファーと言えば、やはりホバー移動のシーン、ショットガンを正面に構えて地面スレスレを滑空する場面。

ボックスアートも結構記憶に残りやすいですね。<作品>ガンダム初のOVAで尚且つ富野監督ではない作品と記憶しています。先輩の家で見せてもらいましたが、ガンダムが中々出てこなかったのが印象に残っています。「滅び行く者のために」というセリフが有名ですが、この時期、下士官級でも敗戦の気配を感じていたということでしょうか? 因みにミーシャさんも生き残っていれば、グリプス戦役、ネオジオン抗争と仕事はいくらでもありそうです。敵軍のエースパイロットが、偽名を使って潜入しているぐらいなので、連邦軍はザルです。<機体>確認されている中ではジオン公国の最終MS(だと思います)。強襲用ということで推力を極限まで高め、地面を滑空することも可能。これでもか!っていうぐらいバーニアがたくさん付いています。長い間、大河原邦男氏以外で一年戦争時唯一のオリジナルMSでした。<メカデザ>サザビー、パトレイバーで有名な出渕裕氏の意匠。パトレイバー風の腰がない体形と昔のMSの足がデカい特徴が旨く融合されたカッコいいデザイン。

ボックスアートも結構記憶に残りやすいですね。

<作品>
ガンダム初のOVAで尚且つ富野監督ではない作品と記憶しています。先輩の家で見せてもらいましたが、ガンダムが中々出てこなかったのが印象に残っています。

滅び行く者のために」というセリフが有名ですが、この時期、下士官級でも敗戦の気配を感じていたということでしょうか? 因みにミーシャさんも生き残っていれば、グリプス戦役、ネオジオン抗争と仕事はいくらでもありそうです。敵軍のエースパイロットが、偽名を使って潜入しているぐらいなので、連邦軍はザルです。

<機体>
確認されている中ではジオン公国の最終MS(だと思います)。強襲用ということで推力を極限まで高め、地面を滑空することも可能。これでもか!っていうぐらいバーニアがたくさん付いています。
長い間、大河原邦男氏以外で一年戦争時唯一のオリジナルMSでした。

<メカデザ>
サザビー、パトレイバーで有名な出渕裕氏の意匠。パトレイバー風の腰がない体形と昔のMSの足がデカい特徴が旨く融合されたカッコいいデザイン。

<制作>

<制作>

(画像は引用です。左から、設定画、HG素組み、STANDart、ロボット魂、Metal Buildの商品写真です。) ロボット魂、Metal Build は値段だけあって流石と思わせる出来栄えです。私は知らなかったのですが STANDartという商品があり、この中では私の印象に近い感じがします(靴が少し小さいかな)。Metal Buildの造形は、最近のガンプラのスマート体形路線とは一線を画すガッチリ体形ですね。旧キットの体形に似ています。

(画像は引用です。左から、設定画、HG素組み、STANDart、ロボット魂、Metal Buildの商品写真です。) 
ロボット魂、Metal Build は値段だけあって流石と思わせる出来栄えです。私は知らなかったのですが STANDartという商品があり、この中では私の印象に近い感じがします(靴が少し小さいかな)。
Metal Buildの造形は、最近のガンプラのスマート体形路線とは一線を画すガッチリ体形ですね。旧キットの体形に似ています。

<キットの良い点>素組みでもそれなりにカッコいい! 合わせ目消しの手間が本当に少ない。肩装甲と大腿装甲ぐらいで、他は接着しなければいけない箇所が本当に少ない。<改造点>腕が長く、前傾姿勢で頭が前についているので、若干ゴリラ体形になっているような気もします。脚だけ延ばせば何とかなりそう・・・と最初は思ったのですが・・・。脚延長といえば、懐かしの旧キットのテク、昭和の技法をフル活用を計画。ケンプファーと言えば、出渕裕氏のパトレイバー体形、腰がなく、胸のすぐ下から足が生えている印象があり、腰や大腿を延長するのではなく、脛と足首、靴を延長する方向性としました。「さぁ来い!戦い方を教えてやる!!」① 肩関節上方取り付け、肩装甲ポリキャップ位置変更[難易度: ☆☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆]腕が長すぎると感じたので、肩関節を1mm程度上に上げています。昔のMSはやっぱり肩が大きすぎるのはダメという個人的な印象で、肩装甲はポリキャップの位置を少し下&外にづらしています。② 頭部後方取り付け[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆☆]首は後ろに倒せるように本体を削り、顎を引いた姿勢になるようにしました。これはこれで悪くないのですが、ジオンのMSは皆首がないので、もっと頭の位置を下げても良かったかもしれません。③ 胸の張り出し縮小[難易度: ☆☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆]顎を引いた姿勢に変えたため、胸が前に張り出し過ぎの印象があり、張り出しを2mm程度削りました。大変だった割に効果はイマイチ。上半身と下半身の取り付け位置を後方にした方が良かったかも。④ ふんどし短縮[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆]脚を長く見せるためにふんどしを2mm程度短縮。⑤ 膝装甲延長2mm[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆]キットは膝装甲が小さすぎるので、設定画に合わせて大きく改修。⑥ 脚延長2.5mm+くるぶし下方取り付け2.5mm[難易度: ☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆☆]膝の下で上下に切って、2.5mm延長。くるぶしの取り付け位置を2.5mm下方に変更。そのままだと脚部スラスターが小さく見えてしまうので、プラ板を曲げて貼りました。ケンプファーと言えば何と言っても穴・・・ということで、穴をあけてみました。脛は一番細いところが、キットではかなりくびれています。ジオンのMSにSEXYさは不要ということで、左右で1mmずつ太くしています。⑦ 靴の高さ2.5mm延長、幅増し1mm[難易度: ☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆☆]ダボを2.5mm延長し、靴底との隙間をプラ板とパテで埋めました。

<キットの良い点>
素組みでもそれなりにカッコいい! 合わせ目消しの手間が本当に少ない。肩装甲と大腿装甲ぐらいで、他は接着しなければいけない箇所が本当に少ない。

<改造点>
腕が長く、前傾姿勢で頭が前についているので、若干ゴリラ体形になっているような気もします。脚だけ延ばせば何とかなりそう・・・と最初は思ったのですが・・・。脚延長といえば、懐かしの旧キットのテク、昭和の技法をフル活用を計画。

ケンプファーと言えば、出渕裕氏のパトレイバー体形、腰がなく、胸のすぐ下から足が生えている印象があり、腰や大腿を延長するのではなく、脛と足首、靴を延長する方向性としました。

「さぁ来い!戦い方を教えてやる!!」

① 肩関節上方取り付け、肩装甲ポリキャップ位置変更
[難易度: ☆☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆]
腕が長すぎると感じたので、肩関節を1mm程度上に上げています。昔のMSはやっぱり肩が大きすぎるのはダメという個人的な印象で、肩装甲はポリキャップの位置を少し下&外にづらしています。

② 頭部後方取り付け
[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆☆]
首は後ろに倒せるように本体を削り、顎を引いた姿勢になるようにしました。これはこれで悪くないのですが、ジオンのMSは皆首がないので、もっと頭の位置を下げても良かったかもしれません。

③ 胸の張り出し縮小
[難易度: ☆☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆]
顎を引いた姿勢に変えたため、胸が前に張り出し過ぎの印象があり、張り出しを2mm程度削りました。大変だった割に効果はイマイチ。上半身と下半身の取り付け位置を後方にした方が良かったかも。

④ ふんどし短縮
[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆]
脚を長く見せるためにふんどしを2mm程度短縮。

⑤ 膝装甲延長2mm
[難易度: ☆、自己満足度: ☆☆☆]
キットは膝装甲が小さすぎるので、設定画に合わせて大きく改修。

⑥ 脚延長2.5mm+くるぶし下方取り付け2.5mm
[難易度: ☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆☆]
膝の下で上下に切って、2.5mm延長。くるぶしの取り付け位置を2.5mm下方に変更。そのままだと脚部スラスターが小さく見えてしまうので、プラ板を曲げて貼りました。ケンプファーと言えば何と言っても穴・・・ということで、穴をあけてみました。
脛は一番細いところが、キットではかなりくびれています。ジオンのMSにSEXYさは不要ということで、左右で1mmずつ太くしています。

⑦ 靴の高さ2.5mm延長、幅増し1mm
[難易度: ☆☆☆、自己満足度: ☆☆☆☆]
ダボを2.5mm延長し、靴底との隙間をプラ板とパテで埋めました。

塗装前の写真。こうやってみると、腕と頭はキットのままです。<塗装>いつものようにエナメル塗料筆塗り+ラッカー系塗料クリアスプレー缶で塗っています。エナメル塗料はプラスチックを侵食するということで、サフは必須。また、筆ムラが出ないよう、かなり厚塗りしています。サフも TAMIYAの液体サフで筆塗です。これだとやっぱり仕上がりがかなり厚ぼったくなってしまいます。戦車みたいでこれはこれは良いのですが、もうちょっとシャープな仕上がりにしたいところです。・・・という訳でUSB充電のエアブラシを買ってしまいました。次回からこれで塗ります。<感想>「さぁ来い!戦い方を教えてやる!!」と息巻いて、昭和のガンプラ少年のテクで劇的にカッコよくなるはずでしたが・・・。 元々スマート体形だったのが、よりスマートになった感じです。残念ながら、昔のMSのデカい、太い、ゴツイという感じではないですね。悪くはないのですが、決定版ではないというか・・・。

塗装前の写真。こうやってみると、腕と頭はキットのままです。

<塗装>
いつものようにエナメル塗料筆塗り+ラッカー系塗料クリアスプレー缶で塗っています。エナメル塗料はプラスチックを侵食するということで、サフは必須。また、筆ムラが出ないよう、かなり厚塗りしています。サフも TAMIYAの液体サフで筆塗です。これだとやっぱり仕上がりがかなり厚ぼったくなってしまいます。戦車みたいでこれはこれは良いのですが、もうちょっとシャープな仕上がりにしたいところです。・・・という訳でUSB充電のエアブラシを買ってしまいました。次回からこれで塗ります。

<感想>
「さぁ来い戦い方を教えてやる!!」と息巻いて、昭和のガンプラ少年のテクで劇的にカッコよくなるはずでしたが・・・。 元々スマート体形だったのが、よりスマートになった感じです。残念ながら、昔のMSのデカい、太い、ゴツイという感じではないですね。悪くはないのですが、決定版ではないというか・・・。

"THIS IS ONLY THE BEGINNING"

って作品違っていますが。

<参考作例>
キットの出来が良い所為か、体形改造に取り組んでいるものを余り見つけられませんでした。

コメント

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  1. meg-ocero 1年前

    こだわりにこだわり抜いたケンプファーの徹底改修お見事です!
    各所の改修の細かな説明も素敵です☺️

    • 53xx 1年前

      meg-oceroさん、ありがとうございます。これから作る人の参考になるように細かい説明を入れています。(特にプロポーション改修は見ても良く分からないので。) meg-oceroさんの作品もカッコいいですね。次回は追加武装系の改造をしたくなりました。

      • meg-ocero 1年前

        観て頂きありがとうございます☺️
        そのままの素材を引き立てるほどの腕もないのでw、妄想満載で制作しております😅
        ガンプラは妄想するだけでも楽しいですからね(笑)
        フォローもありがとうございます!よろしくお願いします😌

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