「袖付き」所属のニュータイプ専用MS。名称の「クシャトリヤ」は、古代インドの階級で第2位の王族・武人層を意味し、フル・フロンタル指揮下のネオ・ジオン残党軍ではフラッグシップ機であるシナンジュに次ぐ機体であることを物語っている。なお、型式番号の “666” は「トリプル・シックス」と読む[38][注 5]。
クィン・マンサの大火力を20メートル級MSで実現するというコンセプトで開発され、コクピット周辺にサイコフレーム、両肩に武装コンテナとスラスターを集約したフレキシブル・バインダー計4基を採用することにより、機体の小型化に成功している。そのため、自身のメガ粒子砲を偏向させるためのIフィールド・ジェネレーター[39]は本体ではなくバインダー内に搭載している[40]。頭部形状はクィン・マンサのツインアイ式に対してゲルググやガルバルディなどに類似したモノアイ式になり、胸部や両手首などにエングレービングが施されている。
宇宙世紀0096年時のMSとしては破格の高性能機であるが、「袖付き」が保有するサイコフレームは第二次ネオ・ジオン抗争時にAE社に発注した分しかなく、再生産する設備もないため、整備もままならないワン・アンド・オンリーの機体となっている。また、小型化されたとはいえ、ファンネルをはじめとする多数の火器を管制する本機の操縦は非常に複雑であり、「袖付き」軍内でこれを扱えるパイロットは強化人間のマリーダ・クルスのみとなっている。
高い火力と大型サイズを活かしたMA的運用だったクィン・マンサに対し、小型化の結果である本機はMS的運用が多く取られ、ファンネルとのコンビネーションや対複数の格闘戦もこなしている。
武装
胸部メガ粒子砲
クィン・マンサから引き継いで搭載された火器。左右に2基の計4機を搭載。固定兵装だが、バインダーに内蔵されたIフィールド・ジェネレーターの偏向によって射角にはある程度の自由度があり、拡散させたメガ粒子を目標へ雨のように降らせることも可能[39]。
マシン・キャノン
胸部メガ粒子砲の脇に装備された[39]実弾火器。
腕部ビーム・サーベル
非使用時は前腕部の内側に収納される[39]接近戦用武装。収納時はビーム・ガンとしても使用が可能。ほかのジオン系MSにみられる黄色ではなく、緑色のビーム刃を形成する。
バインダー部メガ粒子砲
各バインダーに2基ずつ[39]、計8基を装備。バインダーの稼働構造によって広い射角を確保でき、4基のバインダーすべてで機体の周囲360度をカバーしている(このメガ粒子砲などを稼働させるため、バインダーにジェネレーターを内装していたとも考えられる)[39]。
バインダー部メガ粒子砲
各バインダーに2基ずつ[39]、計8基を装備。バインダーの稼働構造によって広い射角を確保でき、4基のバインダーすべてで機体の周囲360度をカバーしている(このメガ粒子砲などを稼働させるため、バインダーにジェネレーターを内装していたとも考えられる)[39]。
バインダー部ビーム・サーベル
バインダーには折り畳み式のサブ・アームを備え、その先端にも小型のビーム・サーベルが内蔵されている[39]。さらにサブ・アーム先端は2本爪のクローになっており[39]、 ユニコーンガンダム(デストロイモード)を拘束するほどのパワーを持つ。
ファンネル
サイコミュ制御の無線誘導式攻撃端末で、バインダーのファンネル・コンテナに6基ずつ、計24基を装備している[39]。これはキュベレイに装備されていたものをベースとしており、大幅な改良によって機動性の向上が図られている[39]。また、ファンネル・コンテナでエネルギーとプロペラントの再充填が可能[39]。
威力面では、スタークジェガン、ジェガンD型、リゼルといった同世代のMSを撃破するには数発の直撃、あるいは複数基による斉射を必要としている。
カラーリングはアニメ版『UC』では機体カラーと同じ緑色。小説版では銀色。
ビーム・ガトリングガン
小説版で装備。メガ粒子砲やファンネルは機体およびパイロットにかかる負担が大きい兵装であるため、それらを補助する携行兵装として用意された[41]4銃身式の大型ビーム機関砲。小説版の最終決戦の際には、マニピュレーターが欠損した右腕の前腕部側面に2挺装着し、出撃している[42]。
同じAE製で同一規格のジョイントを有するユニコーンガンダムやギラ・ズールも装備・使用している(アニメ版のみ)。
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基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
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