ASW-G-46 ガンダムビフロンスドルド

仮面の内側にはガンダムフレームのツインアイがありますが、パイロットの趣味でメインカメラを仮面上に設定し、スリット状に配置しています。背面臀部には多関節アームと蛇腹フレームからなる近接戦闘用ブレード「ギャングウェイ」を装備しています

左腕には、軟性弾頭射出装置「シェイカー」を装備しています。

杭状の弾頭ではあるものの、柔らかい素材で作られており着弾と同時に変形および溶着し対象の稼働を阻害及び内部に多数配備されているナノマシンにより、機体のみならず操縦者に対する負荷を増やすことができます。機械の稼働に対しても大きな負荷をかけるため、副次的に阿頼耶識システムの弱点である生身の人間にはリミッター解除に相当する負荷がかかります。

右腕に装備している。遠隔アームシステム「ファーカレス」です。

アームを閉じて爪を展開する突撃形態だけでなく、画像のようにアームを開いた捕縛形態としても使用可能です。もちろん敵機への攻撃用としても使用できますが、移動用の補助装置としての機能も併せ持っているため、阿頼耶識システムといえど実現できない軌道で移動することもできる。

ファーカレスに干渉しないように右肘側に装備しているビーム兵装「スパラグモス」です。

この世界では、ナノラミネートアーマーにより機体には大きなダメージが与えられないかもしれないが、対物/対人効果の高さに目をつけたパイロットが、モビルアーマから取り外してガンダムフレーム用にカスタマイズしたものです。

機体背面の様子です。

背面にあるのは、負荷分散システム「ゾアホリック」です。負荷分散と銘打っていますが、負荷を分散しているのではなく、肩代わりさせるシステムです。

「おやおや、レシーマ二尉が終わってしまいました」

ゾアホリックには最大3つのカートリッジを装着することが可能です。カートリッジは、戦場で生存が見込めない人員に対して、阿頼耶識システムにおける負荷を担うのに必要な体組織のみを残す措置を行い、その他の部分を機械的に補ってパッキングした箱です。

快楽物質を投与されており、意識的には混濁状態となり深層心理に沈んでいますがゾアホリックによって、システム上はパイロットとして負荷を担います。もちろん、過剰な負荷を受け取った場合は、神経回路が焼き切れてその役割を負えます。

この機体のパイロットは、厄祭戦における技術発展に多大なる貢献をしただけでなく戦闘技術にも長けていた稀な存在でしたが、その思想および技術は非人道性を理由に秘匿されています。

ただ、パイロット本人は人類存続を第一に考えており、カートリッジにした部下の名前をすべて覚えているなど、部下を愛していたことは事実でした。ただ単純に、底抜けに人でなしだっただけです。

この技術が現代の反乱を鎮圧した機体に繋がるのは、彼の功績といえるでしょう(妄想)

ここまで見ていただきありがとうございます。

見ての通り、厄祭戦の「黎明期」から先頭を支え多大なる貢献をしたものの、非人道的に研究と戦闘を続けた結果歴史に名を残すことのなかったギャラルホルンの陰ならず、闇の立役者という設定です。

そして、コンセプトとして使用させていただいた作品については今後も、応援させていただきます。