今回はちょっとした小ネタで。
ご覧の通り何の変哲もないHGUCのグフです。
時間がない時に作ったものなので塗装もしておらず、
激落ちくんとウェザリングマスターのお手軽仕上げです。
ただ一つ違う所は…
クラフト団/やまと虹一先生によるプラモ漫画の金字塔「プラモ狂四郎」より。
若いモデラー諸氏には伝わらなかったかもしれませんが、
このグフのヒートロッドは強豪モデラー・山根アキラのそれと同じ作り方をしている「山根式」なのです。
今でこそ自由に曲げられるヒートロッドが標準で付いてきますが、
当時はそうもいかなかったので、この方法を真似た人も多いかと思います。
この時山根が乗っていたグフは1/100なのでこれは実際に電子工作で使っていたもう少し細い糸ハンダを芯線に使い、
同じものをそのまま巻いて先端をハンダゴテで溶かして固めています。
自由自在に動き破壊力も絶大な山根式ヒートロッドですが、
欠点があるとすれば金属である分重い事と、
しっかり曲線を作らないと微妙にカッコ悪くなる事でしょうかf(^_^;)
応用例として、これは私が作ったPLAMAX(マックスファクトリー)の
ギルティプリンセス・メイドロイド「クロエ」ですが、
この掃除機のホースもキットのままだと固定パーツの組み合わせで自由度が低いので、
本体やノズルの接続部以外は1,5mmの真鍮線で作り直しています。
ちょっとやそっとの曲げ伸ばしではヘタらない頑丈なホースですが、
頑丈すぎるせいか掃除機本体やクロエ本人が
ホースの頑丈さに負けて浮き上がってしまう事も…f(^_^;)
何事もほどほどに。
応用例その2。
16年前に制作したミニプラ・ゲキエレファントージャ
(獣拳戦隊ゲキレンジャー)です。
キットのままだとエレハンマーボールの接続が直線的で短いので、
2mmの自在ワイヤーの被膜を剥がし、
結束バンドを55個通して自由に動く鼻を作っています。
こんな風に引き出しが広がったのも山根くんのおかげ。
コメント
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山根式ヒートロッド、最高!当時は漫画を読んでも何だかワカランが凄い!と思ったけど、大人になったら、そういうことなのねと理解できました。
再現、最高です!
ありがとうございます。
狂四郎改造の中でも比較的再現の容易な部類なので、
やっている方は多いですね。
ただし本文にあるようにやっぱり重いので、
HG版ヒートロッドがある今は役目を終えた感もあります。
それでもクロエの掃除機やゲキエレファントージャをご覧の通り、
応用は利くので一度試してみても損はないかと。
コメント失礼します
懐かしい‼️
私も子供の頃に読んでました‼️
ありがとうございます。
やっぱりグフといえばこれですね。
素材さえ選べば色々応用が利く工作で、
ミニプラのゲキエレファントージャ
(獣拳戦隊ゲキレンジャー)でも
自在可動のゲキハンマーに応用しています。
最近プラモも以前ほど作らなくなりましたが、
スイッチが入ると何か作ります。
無塗装パチ組み部分塗装から全塗装まで。
一見パチ組みっぽいけどギミックがある作品や、
仮想RG化などのニコイチもやったり。
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