SEEDのif世界の立像、という体で簡単なオリジナルガンプラを製作しました。
<妄想インスト>
C.E.73年。一時は絶滅戦争になりかけた世界は、小規模な事件こそあるものの連合・プラント双方の尽力で平和の希求が続けられていた。良好な関係性の継続を願って両者と中立国オーブによって建造されたのがこの"立像"である。
立像は先の大戦における最高峰の機体の一つフリーダムガンダムを素体とし、連合のTP装甲を採用、更にはオーブ新設計のウイングを装備したものとして設計された。素体のウイングを単純化したこの新装備は、仮にMSとして作られればフリーダムガンダムを上回る機動性を発揮するとされている。
一方でこの設計図では本来ウイングにあったプラズマ収束ビーム砲や腰部のレール砲はおろか頭部機関砲やビームサーベルに至るまで撤去されており、MSとして製造された場合一切の武装を持たない。人類という種のより高次への飛翔を願い、ただ一つ用意された装備がこの立像の象徴たる翼である。また、カラーリングについてはプロジェクトの取りまとめにあたったオーブ代表カガリ・ユラ・アスハに敬意を表し彼女のパーソナルカラーが選ばれることとなった。
立像はオーブに設置され、公開式典では大戦における犠牲者遺族の代表が多数出席した。中には連合のオーブ侵攻の際に家族を失った子供などもいたという。
カガリ代表は演説の際、平和が続くよう願うと共に立像の名にもそれを託したことを明かした。緊急事態が二度と起きぬように「ノンスクランブル」と名付けられたこの立像を前に、人々は平和への思いを新たにしたという。
製作あれこれ
劇場版の公開を間近に控えた「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ。こちらはその主役機フリーダムガンダムをベースとしたオリジナルガンプラです。今回は妄想インストから紹介しましたが、ミキシングとしては非常に簡素なもの。フリーダムガンダムにスクランブルガンダムのバックパックとサイドスカートアーマーを装備しただけだったりします。
元は「スクランブルガンダム(F型装備)」を作った後の具のない天ぷらみたいなパーツ群をどうしよう?というところから始まったのですが、その中で思いついたのがこの立像設定でした。武装が乏しいのを逆に物語にできないかな、と考えたのです。SEEDからDESTINYに繋がらなかったもしもの世界の設定としたわけですが、DESTINYから登場した人物にはDESTINYに繫がらないなりに自分の心に決着をつける機会があったのではないかな……というつもりです。
加工については頭部はピクウス近接防御機関砲をニッパーでチョキンと切った後でパテ埋め。それから顎の赤突起をプラ棒で延長しました。
塗装は水性ガンダムカラーのルージュピンクを筆塗り。慣れてないのが如実に出て塗りムラなど酷いですが、それでも今回は色を優先したかったので……スプレーで塗る方向で考えていた時に買ったキャラクターフレッシュは一般的なガンダム系のホワイトに対するライトグレーの位置づけで使用しています。目の方はクリア地を活かせないかなとクリヤーレッドを吹いてみたりもしましたが上手くいかず、結局ガンダムマーカーの蛍光ピンクをつまようじ塗りしました。
<カラーレシピ>
ラッカースプレー
本体ルージュ部:クレオス キャラクターフレッシュ(2)
本体レッド部:クレオス あずき色
本体ダークグレー部:クレオス ジャーマングレー
関節グレー部:クレオス MSグレー連邦系
エナメル塗料
本体背部シルバー部:タミヤ クロームシルバー
本体胸部センサー部:タミヤ ガンメタル
アイセンサーブラック部:タミヤ フラットブラック
アクリル塗料
本体ルージュ部:クレオス ルージュピンク
足部ピンク部:タミヤ ピンク
アルコール塗料
本体センサー等ピンク部:ガンダムマーカー蛍光ピンク、メタリックピンク
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リライズが大変面白かったので、アニメレビューブログのスキマ時間にガンプラを作り始めました。部分塗装などからちょこちょこ精進していきます。
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